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文章術の本かと思ったけど、そうでないように感じた、残念。
清水さんが、自由に、こんな文章あるよーって話してる感じ。
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笑わせる、泣かせる、怖がらせる、怒らせる、など…。どういう文章が人を笑わせ、あるいは怖がらせるのか、実例をもとに教えてくれる本です。でもいちばん大事なのは書く人自身、という指摘には大きくうなずきました。単なるハウツー本ではないところがよかったです。読者を本当に揺さぶるものは、自分が揺さぶられた経験なのだと思いました。
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笑わせる、泣かせる、怖がらせる、怒らせる、和ませる。5つの章立てで書くということの心得を説く。なかでも笑わせる文章は著者の真骨頂。褒辞絶賛の声多く最も評価の高い分野である。例示として挙げられている文章もなかなか面白い。思わず声をあげて笑ってしまった。加えて清水氏の心の優しさ、人を思う労りの気持ちというものに強く心が惹かれた。テクニックではなく最も大事なのは人を愛すること。大変素敵なことだ。
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笑わせる、泣かせる、怖がらせる、怒らせる、そして和ませる、と人の心を動かすための文章技術指南。といっても、技術がすべてではなくなにより書き手の人柄が大きい、と釘を差しつつ、ただ漫然と書くのではなく目的を持って工夫して書くことで文章全体に磨きがかかることをおしえてくれる。
新聞社説や1面コラム、プロレタリア文学や檄文などを批判的にとらえた「怒らせる」の章はなかなかおもしろく、共感した。
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文章術の本だが、作家のテクニックとして楽しく読んだ。
特に面白かったのが「怒らせる」章。
共産主義の宣伝のために書かれたプロレタリア文学を「ゲテモノ」と喝破し、
新聞の社説に「利口ぶるな」と吐き捨てる。
パスティーシュ作家で知られ、のほほんとしたイメージの清水さんだったが、
「人を怒らせる文章なんか書こうと思ってはいけないのである」
という言葉に作家としての矜持を感じた。
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前半は著者得意の「笑わせる」ための文章で、かなり「面白い」文章が続いていたのだが、後半は息切れしている感が否めないのが「面白い」。
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文章のテクニックというより「次に読むべき名作」が次々と見つかる本。私にはそう思えました。
作者ならではのコミカルでユーモアな文体は、文章を書く習慣や予定がないという人が読んでも楽しめます。
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清水さん風の文章読本にもなっているかなー。
書名から受ける印象ほどテクニックは書かれていない。
どのような文章を書くにしろ、人柄がそれを書く。それを前提、っちゅーか認めた上で、こういう工夫をすると意図に沿った、他人に届きやすいものになりますよ、というのがさらっと書かれていてこの本自体がいい見本だと思う由。
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文体模倣の名手・清水義範さんが自作や他の作品を具体例にして、ちょっとした工夫で印象が変わる文章の書き方を解説した本。
文体模倣でユーモア溢れる作品を生み出した清水義範さんならではの文章技法の解説はとても面白いです。
読者の心に響く作品を書きたいと思う方は一読の価値ありと思います。