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ストーリーは淡々としています。事件が起こるわけではない日常のこと。でも登場人物がいつも不思議な感覚をもっている。
人生で闇の部分、重たいことをすごく簡潔に柔軟にサラッと受けとめて生きていく。一番大切なもの。一番自分に持っていたいもの。一番自分が好きなもの。人を思う本当の優しさ 強さ。揺るぎがなく芯が通っているのです。
読んでるとココロがふわぁっと毛布で包まれたような暖かい感じになります。
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やっぱりばなな作品は読むと心がほんわかして落ち着く。目にみえないもの、本当に自分にとって大切なことをみつめていきたいと思った。自分の周りをもっともっときちんと見ていきたいと思う。
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きれいなもの汚いもの、正しいこと間違いなこと、自分の中にある価値観いっこいっこを認めてくれたような、心が強くなる一冊。
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いつも心の中にある、もやもやっとしたこととか曖昧なことを、この人は的確に表現してくれるなあ、と思う。「どうして分かったの!?」と聞きたくなってしまうような、選び抜かれたような言葉たち・・・すごい。
2007/02/02読了
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今の私の心情に、あまりにも「ぴたり!」とはまったから驚いた。
自分の望むものや憧れ、目標にしたいことやこれからの人生を歩んでいく上でのヒントがぎっしり詰まっていた。
もやもやしていたものがはっきりしました。
ところどころに出てくる名嘉睦稔さんという方の版画絵も素晴らしい。
この本に限らず、よしもとばななの作品はいつも良い感じで私のツボをちょいちょいっとつついてくる。だから私はばななホリックになったのだな。
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夏に海辺の電車の中で読んだので、まるで本当のことのように、窓の外の家々のなかにあのカキ氷屋さんがあるような気がしました。
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どっから読み始めても、どこを切り取ってもいいなと思える本。
この本に流れている雰囲気がすき。強くたくましく、さびしくせつない。そしてとても静かだ。
2007年上半期に読んだ中で一番好きな本。
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まだ買ってないけどすごく好き。
新聞連載時は挿絵の美しさもあいまってなにげないシーンで
すぐ泣きたくなった。
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p34?大変なことに比べたら時間はとっても短くてほんのちょっとだけの部分でも、そこには確かに「夢をかなえる」ことの神秘的なきらめきが存在した。?(この前後を読んで、人生ってみんな嬉しいこととか悲しいことの分量は一緒なんじゃないかって思った。ただそれをどれくらいの濃度にするかで違うように見えるだけで。濃度っていうのは、ずーっと平穏に暮らしてる人は、平均的に嬉しいこととか悲しいことが起こる。何か大きなこと、例えば夢を叶えることはすごい大きな嬉しいことになるから嬉しいの濃度が濃くなる。そのために他の部分の濃度を薄くして…そのために辛いこととか悲しいこととか努力をしてその濃いい部分をつくるの。)
p63?世の中はきれいごとではないと言っても、きれいごとというのはそこそこ地味に、目立たずにちゃんと存在しているようだ。?p91?夕陽はすごい力を持っている。今日が一回しかないことを、沈黙のうちにさとらせる。?p127?解決ってほんとうに面白くて、ちょうど「これはもうだめかも」と思った頃に必ず訪れる。「絶対になんとかなるだおる」と思うことをやめず、工夫し続ければ、なんだか全然別のところからふと、ばかみたいな形でやってくるものみたいだ。?p131?「そうだね……家族がいて、やることもたくさん普通にあって、この世に全くひとりでせっぱつまって立っているって感じじゃなかったら、みんなさほどお金は必要ないんじゃないかなあ。人生で何かが足りなかったり、愛情に問題があるから、お金が大問題になるんじゃないかな。」?p148?「まりちゃんは自分のすごさを知らなすぎる。〜でも、まりちゃんのすごさをまりちゃんはいつまでも知らないでいてほしい。」?
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自分が本当にやりたかったこと。
そういうことをいつの間にか、忘れてしまう。
…そんなことがあるっていうことを忘れないようにしたいと思いました。
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久々によしもとばななの王道を読んだ気になりました。
友人から借りた本ですが、この本をチョイスするあたりが友人らしくて、友人のセンスのよさに感服です。
読み終えた後、なんだかあたたかい場所で思いっきり羽を伸ばしたような気持ちになれました。
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私の好きな作家、よしもとばななの小説。
よしもとばななの小説にでてくる女の子の生き方や考え方は、さばさばしていて、でもすごい感性豊かで、好き。
これ読むとかき氷、食べたくなります。(しかも自分で作って)
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ことばひとつひとつが静かな波のようで、よんでいて心地よかった。
土地を愛し、自分の立ち位置を確立し、そのなかでせいいっぱい生きるという姿勢を羨ましくおもい、しっかり生きなければ、とおもわせてくれるおはなし。
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女の子2人で頑張ってるんだぜ。
生きるって、自分の道を見つけるって、こういうことかなって思った。
はじめちゃんは魅力的だと思ったけれど、つぐみほどのパンチはない(でも、つぐみは中学校の時に読んだから、印象がぼやけてるけど)
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海の香りとねっとりとした暑さが伝わってくるよう。
短い出会いと別れを、なんとなく、ゆるく、でも時に鋭く、なぜかカキ氷を通して描く。
女性の目線の作品だけど、別段女性作家という意識もなく、不思議な透明感の中に沈んでいくような感覚になった。