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ところどころ卓見があるし、面白い分析もある。
でもなんか、適菜さんの方が「浅い」というか「若い」というか。呉さんに「別にそれはいいんじゃない?」とうまくかわされるところが多くて、それはその通りだと思った。
呉さん相手に、力が入りすぎちゃったのかな。
あと特に左翼とかフェミニズムとかへの攻撃のときは、「それって藁人形では?」と思う箇所がいくつか。
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本の内容として多くの人は拒絶反応をするだろうとは思うがそもそも突き詰めていけばおおかたこのような論点に行き着くのはありなのかもしれない。
右でも左でも一番大切なことを忘れている今現在、いかに面白く世の中を渡り歩いていくかだけに焦点が絞られているその解説書だと思っていれば嫌いな人でも我慢できるのではないか。そして、そこからまた何か一つ掘り起こすことができれば素晴らしい事ではないだろうか。
それができるかできないかで世の中は変わっていくその流れに乗るのもまた楽しみの一つになることだろう。
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対談形式で書かれてあるので読みやすかった。2回目読んでみたが、前よりも少しは理解出来たのかも知れない。本当のところは分からないが。というより前読んだ時のことはほとんど覚えていないが。ともあれこの2人がどういう位置付けに居るのか知らない、少し疎外されている気配すら感じるのだが、言っていることも頷けるところが多々あるので、分からないなりにもこれから学んでいきたい。活動的な馬鹿が一番危険だと書いていた。俺もそうかも知れないと思うが、懲りずに本を読もう。特に最後の章の政治の免許制は大賛成、哲人政治大賛成だ。民主主義の危うさはようやく理解した。
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【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【目次】
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インテリ同士の雑談って、こんな感じで知識のひけらかしあいなんだろうな。
呉さんの書き物は好きなんですが、「朝生」出演したときに借りてきた猫のようにおとなしかった印象が強く、口下手なのかと思いきや、本書では立て板に水の如きで少し驚きました。
そういえば、流行りの言論人を招く「朝生」に適菜収氏が呼ばれないのはなぜだろう?
クセの強い日垣隆氏でさえ出演したことがあるのに・・
司会者の田原総一朗のサロンみたいなものだから、佐高信氏や猪瀬直樹氏のような人でも出演できるんだろうが、もういい加減マンネリ気味の番組なんだから、討論に刺激を与える意味でも出演者の選考ぐらい司会者に忖度なしで、プロデューサーが勝手に決めればいいのにね。
あっ、本の内容ですが、一生読まなくても全然困りません。
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「バカにつける薬」の呉智英さんと「バカを治す」の適菜収さんの、言ってみればバカ対談。愚民文明の暴走、というタイトルが付いているが、1章がいきなり「バカは民主主義が好き」である。この二人にかかれば、大抵の読者はバカである。仕方ないね。
内容は推して知るべしであるが、およそ脚注が充実というかアイロニーというか、「紫式部(生没年不詳)」のすぐ横に「綾小路きみまろ(1950〜)」などと、僕はどうしたらいいんだろう、という感じです。
適菜氏は自分の意見に合わない人はみなバカ、という印象を持っていました。本書でも、黙ってるほうが教養が必要です、とか、本のレビューは読書をしっかりしている人と中学生みたいな話が混ざっているとか、こちらにしてみると胸が痛むような話も出てきます。僕もこの本のことは黙っている方が教養があるように見えるかもしれませんが、この程度ならバカかそうでないかバレないぐらいまでしか書かないようにしておきます。
呉氏と適菜氏は必ずしも意見が一致するわけではなくて、そうすると僕の目からみるとお互いを馬鹿にしているのかな、と思いきや、それでも議論が成り立つのが知性であり教養である、と。
やはり必要なのは教養のようです。だから、本当は教養をもって噛み締めて読むべき本なのであるはずですが、どうしてもすごいフレーズが目立つので、言葉を拾ってどきっとしてしまいます。
これだけ政党が乱立しても、どこも「共和党」は名乗らない。あははははは!