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FATHER FIGURE【イラスト入り】 みんなのレビュー

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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

2022/05/17 05:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

ちょっと気合いいりそうな本だったので
結構長い間積ん読状態にしてしまいました。
ようやく手に取って読みましたが
やはりかなり抉られる作品です。
この作品のジャンルをBLとして扱って良いのかという疑問はあります。
(むしろクライム小説として読む方がしっくりくる)
また、翻訳ものなので独特な文と内容だと思うので
日本のこのジャンルのもつ予定調和ではないので要注意です。
(わたし的にはそこは問題なかったですけれどね)

23年間知らなかった父へのガブリエルの思いがすさまじい。
どうしてそこまでと思わないでもないのですが
ぽっかりあいていた彼の心の空白に彼が気がついてしまったって
ことなのでしょう。
母は彼に何も伝えず、彼女の死で彼は父の存在を知ることになる。
その名前がまた印象的「ウリエル」
そして母が息子につけた名前が「ガブリエル」
これは母が意図してつけたと思うのですけれどね。

ガブリエルはサイコパスです。
自分が得られなかった父という存在を求めて
彼の住む土地へ移り、彼が住む家の側に住み、
ゆっくりと近づき、周到に準備して拉致監禁。
「甘さ」はどこにもありません。
肉体的にも精神的にもがしがしと色々なものを抉ってきて痛い。
そして、最後に至るまで。
もうあそこまでいったら結末は決まっているようなものなので
そこは粛々とウリエルと同じような気持ちになって受け入れてしまいます。

甘さはまったくないのですし
ただただ、監禁の末の陵辱です。
(しかも父子だ)
暴力でしかない。
それでもガブリエルは「満ち足りて」しまうのだ
それが切なくてつらい。

ガブリエルの人生に欠けていた父という存在
実際に存在していたことを知ってしまったことで
それまでの全てのキャリア(人生すべて)を捨ててしまえるまでになる心持ちが痛い。
多分知らなかったら、警官としてのまっとうな人生を歩んでいるのだろうなぁって思うとなおさらです。

精神科医の浅野が、
もう一人の息子であるフィリップと死んでしまったウリエルの気持ち
そしてガブリエルの心持ちを
ひもといて、この作品は輪になっています。
そして指輪の意味も。

甘さはまったくないのですが
それでもガブリエルがウリエルを入浴させるシーンは
嗜好的にきゅんとしてしまいましたし
指輪に関しても切ない思いを感じました。
フィリップの葛藤と共に。

巻末に掲載の掌編は事件から数年経ってします。
「Between the Devil and the Deep Blue Sea」
4年後にフィリップが浅野克哉に会いに来る
なんか・・・フィリップが朝野に対しての思いがまた可愛らしい。
でも、これは『ITW』の事件の直前・・・
フィリップの可愛らしさとこの先にちょっと気持ちが乱される掌編でした。

本編はとても力がいる(心が抉られる)作品なので
弱っているときは読めないかな・・・と。

余談ですが・・・
タイトルがもうネタバレだよねということと
表紙は・・・最初ガブリエルだと思ってちょっと???になりましたとだけ
記しておきます。

☆4.5

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2014/07/04 21:38

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2015/08/26 03:25

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2014/05/04 16:40

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2022/10/15 09:08

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2023/12/13 13:09

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