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戦略PRは流行りであるが、何なのかがよくわかっていない人が多い。この本は、戦略PRとはどんな風に発想して、文脈をつくり、発信していくかをわかりやすく説いている。というか、戦略PRに限らず、コミュニケーションのプランニングの本質を語っていて、参考になる。
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数年前に発売された「戦略PR」と言いたいことは似ていると感じました。
カンヌ事例に触れながら最新事例と井口さんのPR論が展開されていく。
大変参考になった部分は、ターゲット設定の面で、購買して欲しいターゲットに影響を与える間接ターゲットのような設定の仕方。ソーシャルなど情報収集が用意な現在にて、購買に至るプロセスを色々と考えなければいけない。
メディアがどういう情報流通の中にいるのかを把握し、アプローチするメディアを考える。専門メディアの活用の仕方など、改めて考えさせられる。
メディアの情報の取り上げ方など、もっとメディアについて勉強出来ると感じさせられる。
1点残念なのは、ウェブでのコミュニケーション文脈が少し弱かった。
戦略「PR」と書かれているけど、PRという区分さえも考える必要のない現在、もっとあらゆるモノゴトを知る必要がありますね。
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電通PRのプランナーが著者。上司からの課題図書。
以下メモ。
⚫︎生活者に自分ごと化を引き起こすストーリーを構築し、広告を含むさまざまなコミュニケーション施策を融合させてそのストーリーを伝えることで、生活者の意識変化・態度変容・エンゲージメント(共感の構築・強化)を生み出す仕組み
⚫︎空気作りというよりは、広告やその他の施策におけるメッセージやタイミングを含め、よりマクロ的に連動を図っていくことにより、生活者の関心や理解度をあげていく仕組み。
⚫︎スターバックスのアイデンティティ再強化策として原点回帰の企画スターバックスエスプレッソジャーニー。表参道。壁一面に本棚。9種類の本を使ってオーダー。
⚫︎コアターゲットから戦略ターゲットという考え方。ターゲットの背中を押すのは誰なのか。最大影響力保持者とは。
⚫︎ニュースリリースは取材側の手間を省くように作ることがポイント。同じ空港リニューアルでも経済ニュース、朝や昼の情報番組、週末の旅関連番組に取り上げてもらうために切口を設定する。取材はメディアの視点でやってもらうべき、なんて手が足りない状況下で丁寧に接することが重要。銀座三越リニューアルの際にも、フロア毎の特徴をフィーチャーし、各メディアの属性に合わせて情報を組み合わせで提供した。
⚫︎メディアは社会的な課題を世の中に伝え問うていく姿勢が基本。昨今の世相にあっていることが条件。メディアに受けるかどうかの視点も必要。
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2016.04.25 ほぼ2日間で読めてしまった。とてもわかりやすく、タイトルどおり戦略的なPRの本質が理解できた。PR=パブリシティーではなく、またリーチをゴールするのではなく成果で評価する。言いたいことがよくわかった。
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生活者の視点を把握し、企業メッセージにフィードバックする。
あらゆる顧客接点でどんなメッセージを発信するかをプランニング&ストーリーテリングすることが重要。
戦略PRは、マクロ的に顧客接点でのアプローチの連動を図ることで、生活者の関心や理解度を上げて、態度変容を促す仕組みである。
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ここ1年くらいで、「戦略PR」という言葉をよく聞くようになった。マスメディアにとりあげてもらうための方法論と狭い意味でしか理解していなかったので、専門家に学んでみた。
・発信する情報に対する「生活者における受容度を高める」ということが、「戦略PR」の本来の役割
・一連の広告、その他の情報発信と連動したPR活動を通じて、生活者の理解度・納得度を高め、「意識変化」「態度変容」、そして「エンゲージメント」まで昇華させていくのが、「戦略PR」
・事前に関心のない情報に対して生活者を振り向かせるための情報設計が「自分ゴト化」によって引き起こされる意識変化・態度変容にいかに大きな影響を及ぼすかということ。
・「語りたくなるニュースのつくり方」
Inverse=逆説、対立構造
Most=最上級、初、独自
Public=社会性、地域性
Actor/Actress=役者、人情
Keyword=キーワード、数字
Trend=時流、世相、季節性
・戦略PRの本質と実践のための5つの視点
?ストーリーテリングの連鎖の創出
?ニュートラルな視点でコミュニケーション手法を構築
?川上設計で広告とPRを連動
?コーポレート&マーケティング・コミュニケーションの融合
?中長期のパートナーシップ
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戦略PRの本質 電通PR/井口理著
1.購読動機
事業を拡大するにあたって、ターゲット市場、その中の顧客にアプローチするには、広告ならびにPRの勉強も必要であると考えるため。
過去、広告そしてPRについては、ほとんど購読機会を作ってこなかった。
そうした初心者が、手にして、理解をするには適当な内容である。
難解な言葉が一切なく、受け手に易しいのが魅力である。
2.PRとは?
自社が外部世界に対して情報を発信し、自社の製品、サービスに自分ごととして関心をもってもらい、行動変容に結びつけること。
広告は、最終的に企業側の利益を優先するに対して、PRはその名のとおりパブリックとの関係性構築を主眼とする。
3.PRの重要性
サステナブルがさらに重要度を増す現在だからこそ、パブリック/公共性に言及したメッセージの発信とパブリック側からの受容というサイクルが必要となる。
4.公共性の先。自分ごと化させるには?
自社が関係性を持ちたいセグメントそしてターゲット。
彼らの状況、困りごとを知り、その上でPRをすることは基本である。
自社をどのように伝えるか?このストーリーは、受け手ごとに表現/伝え方を変化させていくとことが
重要である。
それが結果として、受け手が自分ごと化するきっかけを生む。
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パブリシティ→意識変化→態度変容を経て、エンゲージメント(生活者との絆つくり?)を目指すことこそが、戦略PR。
エンゲージメントをもたらすためには、ストーリー、PR手法、他コミュニケーション手法との連動(と、そのベースにある戦略の設計)、企業/製品ブランドの融合、中長期視点が必要。