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アイデアは面白い。実現困難。ただし、これを目指す価値はあるのじゃないか?理想と空論の世界ではあるかもしれないが、結実できる気がしないでもない
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題名からしてとても感情論的な本のように見えますが、確かに半分はそうだと思います。理想を語っている。現代社会では実現不可能と言っていいような事柄を語っている。しかし一方で、とても現実的で、だけど社会学や政治学ではなく、哲学を語っている。
文中で太田氏が言った「戦前世代の人間は、あの憲法はアメリカがつくったから違和感があると言う。でも僕は、生まれた時から四十一年間、あの憲法の中で生きてきたわけです。それを簡単に変えるな。俺の生きてきた歴史でもあるんだぞ」との発言は、僕の今までの改憲論議や憲法押し付け論に抱いていた違和感を払拭してくれたような気がします。誰か言ってくれると思っていたけれど、誰も言ってくれなかった。僕は変な人間なんだろう、そう思っていた時に、太田氏が発言してくれたことは、とても嬉しいことでした。
僕も、憲法9条は世界遺産になって然るべきだと考えています。でも、では「なんで世界遺産にするのか」「なんで恒久平和を謳うのか」ということを、「そんなの当たり前じゃないか」という発言で済ませてしまうのではなく、今の自分をいったん否定してみる。その視点はとても大切なんだろうと思います。
僕は、憲法を変えて海外で戦争するぐらいなら、どっかの国の核爆弾で死ぬ方を選びます。太田氏や中沢氏が、そこまで踏み込んだ発言をしてくれて、本当に嬉しかったです。この本は、僕に勇気をくれます。まだ、平和への道はあるんだぞ、と。
そのために、まず、「『平和を願うという当たり前』って何だろう」という所から考えなければならないのかと思いました。
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考え方自体はすごくよく分かるし、共感なのですが。
宮沢賢治ほか、そのたの文学・思想の予備知識が必要なのが辛かった。分かりやすくはないかも。
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太田光って、すごいねぇ。あたし半分も理解できなかったよ。
憲法9条を守ると決めたなら、それは生半可な気持ちでは守れないということだよね?けっこー理想論かなとも思いつつも、ここまで真剣に考えることが必要なのかもしれないとも思う。
あたしなんて特に流されやすいから。
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大体中身は想像していた通りだった。期待しないで読んだ分、十分面白かった。太田光はテレビと同じで説明下手だけど、一生懸命真面目に語っているので好感が持てる。ある意味偏りのある二人の対談だけに、バランスとしては疑問も残るが、九条が成立した時代背景や、そこから派生する思想を読み解いていくのは面白い。
九条はアメリカが作ったものかもしれないが、もはや日本のもので、この極東の島国だったからこそ守ってこれたのかもしれないと思った。
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太田さんの桜の話がとてもスキです。難しい話だけじゃなくて、宮沢賢治から、憲法の制定や、日本人の感情を斬っててそれがとても読みやすかった。
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中沢さんいらない、と申し訳ないけどそう思ってしまった。
太田さんの考えはテレビやラジオで結構聞いてたから、驚きというよりは改めて彼を知るいい機会ってカンジだったな。
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宮澤賢治ってそんな人だったのか!って思いました。ノロウィルスにかかった時に、この本を読んでいる途中だったので熱が出てうなされました。
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憲法九条は理想論だけど
理想として存在すべきだってことかな。
だったら「永久にこれを放棄する」の後に
「ことができる世界ってステキだよね」とか
ちっこくつけておいたらどうだろう…
でもそれやったら逃げ道ができちゃって
その時点で理想じゃなくなるかな。
結局日本が攻められたら
どうするってスタンスなのか
よく分からなかった…。
つい「お笑いなのに」って考えちゃうけど、
いい歳だしあんな世界で生き抜いてる柔軟な人間だし、
こういうこと考える場合もあるわいな。
お笑いが善悪を超えた存在だから
それを極めたいみたいな所に一番納得。
芸術もそうだと思う。
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内容の是非は別として太田さんの芸人としての凄さを改めて確認した書籍でした。表現することを芸で伝えていく。いつまでも太田さんには太田さんのポジションで頑張ってもらいたいです。
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太田光と中沢新一はすごく賢い人だなあ。私も憲法を改正して欲しくないけれど、さまざまなことを考えさせられた作品だった。他の憲法の本を読みたくなった。
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”誤解を解こうとするのが、コミュニケーションの本質である。”宮沢賢治の思想にからめて、面白い意見です。
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憲法九条を世界遺産にする事には反対であるが、すごく面白くあっと言う間に読みきれた。太田光と言う人のものの考え方には感心する。総理大臣にはなって欲しくないけどねw
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比喩が壮大で中々読むのに疲れたが、そのぐらいの価値がある。
なんて面白いひとたちだろう、そう思う。
宮沢賢治の話も興味深い。
そしてこの問題を自分なりに考えられるくらいの思考力を育てたい。
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爆笑問題の太田と文化人類学者の中沢新一の対談。単に反戦談議という内容ではなく、いろんな角度から戦争について語られていて、いろいろ考えさせられる。