紙の本
恐ろしい
2023/07/04 08:17
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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
兵器として開発された麻薬ヒート。安価で少年たちに売られグループ抗争が頻発してきた。それを食い止めるべく麻薬取締官の七尾とヤクザのNO3山崎が手を組んだ。ストーリー展開がスリリング。
紙の本
悪魔のクスリ、再び。
2020/10/04 10:45
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『魔女は甦る』では埼玉県警の刑事さんが主人公だったけど、今回は麻薬取締官が主人公だからおとり捜査がOK。
でも、捜査中に殺人事件の容疑者にされてしまいます。
展開のスピード感もさることながら、麻取のアレコレが興味深かった。
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実際に、麻薬の免疫力を持つ人がいたらどうなるのかな…。
七尾さん、すごい‼︎一気に読めて、私もドキドキした。
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飄々とした主人公で中盤まではスリリングな駆け引きを演じながらも淡々と進みますが、後半の展開はまさにジェットコースターでした。
アクション色の強い作品ですが、最後はしっかりミステリーなのはさすがですね。
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こんな簡単な筈ないと思いながら、気持ちよくミスリードに嵌まった~。
七尾&山崎のトークが軽快に冴えるにつれ、麻薬絡みなので『魔女は甦る』のような悲惨なエピソードがいつ出てくるかとビクビク。真犯人究明を忘れるほどの後半の緊張の連続と切迫した展開にその不安も払拭されこちらもヒートアップw
山崎のキャラクターをこの一作で終わらせてしまうのは惜しいなぁ。
七尾逮捕で一丸となる一課の面々もヒートを巡る闇の中の救い。
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良心を持たない兵士を創り出すヒート。殺戮に快感を抱き薬から醒めた時何をしたか記憶がない。後悔しないって事はとても恐ろしい。危険ドラッグによる事故や事件をより恐ろしく感じました。そして、殺人を行ったのは……あぁそっちか!! まいりました!!
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主人公の麻薬取締官(マトリ)と、知恵の回るインテリやくざのコンビが新鮮な、特殊ドラッグ“ヒート”を巡る闘い。
帯を見て、どんな破天荒な主人公なんだろうかと思ってたら、特異体質だったんですねw そこで予想が覆されました。いい意味で、かどうかは微妙?な予想の覆され方は、なにげに最後の方まで続く、そんな物語でした。
あのラストの大活劇の後が重要ではないかと思うのですが、そこでいきなり謎解きかい!とツッコミたくなる唐突の展開、そしてそのまま唐突に終わるw ここで微妙に消化不良w
キャラクターの魅力とか、読みどころが多くて面白そうな設定だっただけに、ちょっと微妙な点が多すぎてなんとも評価し難い作品になっているように思えました。
しかし、同作者の他の作品とも人物や設定がリンクしているらしいので、ちょっとだけ他の作品にも興味が沸いたことは確か。この作家さんを追い続けるかどうか、の判断は、2作品目に持ち越しかな?と。
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おとり捜査も行うエース麻薬取締官、七尾が主人公。
とある製薬会社が軍隊用に開発した強力な薬物「ヒート」が
国内に流出し、少年同士の抗争にも大きな影響が出始めていた。
七尾はヒートの売人を逮捕するべく少々荒い方法も使いながら
捜査を進めていくのだが、その売人の殺人犯としての容疑を
かけられる羽目に、、、
ハードボイルドなミステリかと思って読み進めていたら
チャイニーズマフィアや外国軍なども登場してきて
後半の展開は一気に大規模なものになってびっくり。
後半は『ジェノサイド』(高野和明)にも近かったかな。
そういう壮大な展開になるのも悪くはないんだけど、
個人的には、麻薬取締官vs売人(+殺人犯の汚名)くらいの
ミステリの方が良かったなー。
七尾が尊敬する宮條という人物についての描写やそうなるに
至った経緯などが語られておらず、人間ドラマの部分が
薄くなってしまっている点がちょっと残念だったしね。
また、七尾に汚名を着せた真犯人の描写も弱いなーと。
「ミステリ」を期待して読むなってことですね。
麻薬取締官七尾の活躍を読むつもりで手にしたなら
評価は高くなると思う。
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麻薬取締官の七尾が、ヤクザのナンバー3の山崎と
手を組むことに…。
信じていいのか悪いのか…?
この二人のコンビも侮れません。
後半は、野獣相手にゲリラ戦!?
まさにヒートアップしていきます。
「さよなら、ドビュッシー」の岬先生シリーズが好きなのですが、
こちらも、どんでん返しにビックリです
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『ヒートアップ』(中山七里)読了。
『ジェノサイド』(高野和明)以来のドキドキ感。どんでん返しが鮮やか。
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魔女は蘇るの続編的作品。
前半のある種ユーモアを感じさせる展開から、後半の圧巻のスピード感。
山崎という憎めないヤクザを相棒に、ヒート撲滅のために我が身を削りながら奮闘する七尾の姿に魅了されっぱなしでした。
課長も格好良かったので、最後のくだりは余計かも。
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*「特異体質」が武器の優秀な麻薬取締官、七尾究一郎。製薬会社が兵士用に開発した特殊薬物“ヒート”が闇市場に流出した事件を追ううちに、殺人事件の冤罪をかけられ・・・誰も犯人を見抜けない、興奮必至の麻取ミステリ! *
ストーリー設定、構成共に面白かった。が、「魔女は甦る」と言う作品の続編らしく、こちらを読んでからであれば更に深みが増して面白かったと思うと、残念。
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『魔女は甦る』の続編的なお話。
登場人物がちょっとだけ被る。他の作品の主人公も名前だけ出てくるね。
途中の危機的な状況も興奮したし、最後の犯人(?)にも、おぉ!っと思った。
この人の書く話は本当に面白い。
続編が出るんじゃないかなぁとちょっと期待。
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図書館で。この人の本、面白いなあ。
麻取は厚生省の管轄なんだ… 初めて知りました。
真犯人にはちょっとびっくりです。が。麻薬を憎んでいる犯人が麻薬取締官のエースをはめちゃってどうするんでしょうね。検挙率下がるじゃないか!そして最後は結構ドハデに終わりました。だったらもっと早く…とも思わなくもなかったですがまあそれはそれとして。
又山崎さんと組むお話があっても面白そうだな、と思いました。でも刑務所に入るのに家族に伝えないって…バレないものなのかどうなのか…
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あの悪魔の薬、「ヒート」が再び登場だ。
こいつの恐ろしさは一言で言うなら、「最悪」。
その「最悪」を根絶すべく戦っているのが七尾たち、麻薬取締捜査官だ。
彼は巨悪を打ち破るためならなんでもする。
優秀、だが出る杭でもある七尾は誰かにはめられ、追われる身となった。
彼をはめたのは誰なのか、誰が信用できるのか。
私たちは自分の思い込みに愕然とする。
本書には驚きの仕掛けと驚きの結末がある。
まさかまさかが続き、頭が熱で浮かされているかのようだ。
前作、『魔女は甦る』を読んでいればより恐ろしさが伝わるし、そうでなくても楽しめるが、前作を読んでいる方が意外性が増す。
まさか彼が出てくるとは誰も思うまい。
もちろん彼が登場することで謎は一層深まるのだが。
物語は、現実的な部分とそうでない部分があって面白みを感じる。
今回は、麻取とヤクザの協力、そして七尾の特異体質、米軍の登場が物語らしさを作っている。
突飛な発想なので、ツッコミどころとも言えるが、そこはその世界に入り込んで楽しむためとして、野暮はいいっこなしだ。
終わりで登場する言葉に、「真っ当なものは大概つまらないものです」というものがある。
まさにその通りだ。
平凡は幸せではあるけれど、物足りない時もある。
結婚生活と一緒だ。
いい父親は大抵面白くない。
刺激はいつか飽きがくる。
もっと強いものを求めて人は深みにはまる。
行き着く先には何があるのか?
その刺激を害のないものにとどめておくには何が必要なのか。
何が好奇心を止めるのか。
そのことを深く考えると、答えは自ずから出てくるだろう。
面白くない答え。それが真実なのだ。