紙の本
ややこしい記憶喪失もの。
2017/02/28 21:40
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の涼は2回記憶喪失になってて、無くした3年の間に従兄弟功一郎の恋人になった、別人格とも言える自分自身に嫉妬しまくります。
功一郎が朴念仁なおかげで更に苦しむんですが、いっそのこと心理カウンセラーに相談しては…?と思うほど涼の状態は不安定でした。
SSでは案の定、別人格の涼が現れ、記憶喪失というより多重人格みたいで、功一郎の戸惑いも大きくなり、不安感を残したまま終わっています。
うーん、解決策を提示して明るく終わって欲しかったですね…。
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表題にある通りの記憶喪失もの。
一人の涼という人なのに別人格ではなくまさに自分に嫉妬しなきゃならな状況に陥ってしまった物語。
ちょっとせつない話でした。
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記憶喪失モノです
このお話、トラブル→記憶喪失→すったもんだ→記憶が戻る
というパターンではありません
ちょこっと違ったアプローチですね
主人公の葛藤と攻め様の心持ちが、良かったです
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記憶喪失ものだけれど、ちょっと設定が面白かったですね。やっぱり定番というか記憶喪失から戻った時ってその間は忘れちゃうんですね。どうにも複雑な感じの三角関係!って感じで楽しめたんだけれど、私としては性格的に記憶喪失中のおっとり天女な彼の葛藤、心情のほうが興味がわいたかな? それにしても本当に朴念仁な功だったけれど、最後の書き下ろしでやっと本当の意味の喪失感というものを味わってしまって読んでるこっちはちょっとホロリと来ちゃったけれど、すっきりしない感じに終わってしまった。
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好物の記憶喪失ものです。王道でいろんな秀作がすでにあるテーマだけに、作者の腕が試されるところ。
ひとひねりあって、ちょっと切なく甘いストーリーでした。
高校2年の涼は交通事故で1年分の記憶を失くしてしまうのですが、それから3年経ったある夜、突然記憶が蘇ります。でも、その代わりに記憶を失っていた間、3年分の出来事を忘れてしまうのです。
いきなり、高校生から大学生になってしまった気持ちです。見た目は成長しているけど、心は高校生の時のまま。その上当時悲惨な経験をしたせいで、何事につけても猜疑心がわいてしまいます。
さらに、周囲の話を聞くと3年の間、涼は「天女みたい」で、今の自分とは性格も趣味もまったく違っていて、まるで別人のよう。
その涼を、記憶を失っている間支え続けてくれたのが、昔から大好きだった10歳年上の従兄弟、功一郎だったのです。そしてどうやら二人は恋人関係だったらしくて。涼は戸惑いながらも、どうにかしてその頃のように恋人同士であり続けたいと努力するのですが。
ハリネズミ→天女→ハリネズミ。ただの記憶喪失じゃなくて、性格まで豹変しています。しかも、その天女な涼は大好きな功一郎の恋人にまでなっていたという衝撃。
これは切ないです。天女みたいだったと言う自分に嫉妬もするしライバル視もするけど、今は高校生のままで子供っぽくて周囲から受けた傷で猜疑心だらけ。涼は、不安になって悩んだり精一杯頑張ってみたり、意地らしい努力を続けます。
そんな中、功一郎の鷹揚さ、悪く言えば鈍いところが救いでした。どちらにしても根本的には涼は涼で同一人物だから変わらない、と言って優しく無骨に愛してくれる功一郎の存在は、読んでいてもほっとするところです。涼に甘えられると、拒まずにちゃんと恋人として受け入れたところにも安堵。涼が積極的に甘えていくHシーンがかわいい。エロ的にもキュンキュンさせられました。
でも、本当のところは涼の記憶喪失前と後の人格って別物なんじゃないかという気もして、ちょっとひっかかりました。そのあたりに功一郎が気付いて、同じでも違う、と感じる「夢見る記憶」に胸が締め付けられました…切ない。
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https://twitter.com/#!/saharaxxx1/status/173071336598536194
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またやってしまった…従兄弟で年上…
よく見てみたら2年前発行…
冒頭で読むのやめてしまいました。
買うときはしっかりあらすじ読んでから買わないといけませんね…