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投稿者:ふるふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までの「資本主義」は終わってしまったという内容の対談。やや小幡が年長者の神谷に遠慮しているという印象があった。基本的には二人はお互いに相手の意見に同意し合って終わっている。最後は経済から離れて社会全般の問題について語り合っている。一人の考えをとことん書く方が読む方には面白いように思う。
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一般的に、小売は売上5%以上落ちたら利益でない
USのGDPの7割は個人消費、個人消費のほとんどが借金、自動車は9割がローン/リース
自動車業界で売上4割下落
設備投資は消費ピークにあわせて整備
資本は希少であったはずだが、金融危機の発端は金余り。資本が力を持たなくなった、資本主義は終わった。資本はあるだけではだめ、効率的に使えるひとが必要。
欧州の銀行=ユニバーサルバンク=銀証併合
グラス・スティーガル法の撤廃と州際銀行法の改正→銀行の巨大化、それまでは、バンカメはカリフォルニア、シティはNYCの銀行だった。
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【内容】
二〇〇九年五月、世界経済の失速が止まらない。金融システムの崩壊、実質経済の収縮、基軸通貨存続の危機、理念のない巨額の財政支出―。今、何が本当に起こっているのか?何が失われようとしているのか?我々が将来のために、今、やるべきこととは?希望はどこに見出されるのか?ウォール街を知り尽くす銀行家と、新進気鋭の「行動派」経済学者が、金融恐慌の果てに、本当にあるべき社会と経済、国家の形について語り合う。
【感想】
小幡績さんだったらので。
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豪華なお二方の著作。時折議論の中で実現可能な未来像から乖離するところが見られる以外は、これからは本質が大事というくだりあたりは納得。主要な経済の出来事を非常に簡潔に説明されているので、経済に疎い者でも読みやすい。
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[ 内容 ]
二〇〇九年五月、世界経済の失速が止まらない。
金融システムの崩壊、実質経済の収縮、基軸通貨存続の危機、理念のない巨額の財政支出-。
今、何が本当に起こっているのか?
何が失われようとしているのか?
我々が将来のために、今、やるべきこととは?
希望はどこに見出されるのか?
ウォール街を知り尽くす銀行家と、新進気鋭の「行動派」経済学者が、金融恐慌の果てに、本当にあるべき社会と経済、国家の形について語り合う。
[ 目次 ]
1 最悪のシナリオは実現するのか?(1930年代の世界恐慌よりもひどい状況 借金ができないから消費もできない ほか)
2 借金依存経済に終止符を(財政刺激策はやってはいけない ケインズは曲解されている ほか)
3 金融と経営の原点へ回帰せよ(失われたのはお金ではなくビジネスモデル 消えてしまった「バンカー」 ほか)
4 再生はどこからもたらされるか(日本は「デザイナー」不足 日本人の作る新しい組織の形 ほか)
5 生き残るための条件(日本人は世界標準で働けるか? 日本人はアメリカ人より10歳幼い ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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アメリカのバンカー達は、ビジネスの規模を巨大化し、ヒト対ヒトのコミュニケーションのような(一見)非効率な情報交換を排すことにより、資本効率性の極限を目指した。それこそが金融危機の原因であるとのこと。この構造を捨て、新たなシステムを作り上げることが望まれている。