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紙の本
考えさせられる
2002/07/09 12:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:れい - この投稿者のレビュー一覧を見る
「自分の娘なのに受け入れられない」それは自分に対する憎悪なのかなと思ったりします。まるで自分を見ているよう…だからこそ認めたくないという思いがあるのでしょうか。漫画だからと言ってしまえばそれまでですが私たち自身にも当てはまることなのではないかと思います。虐待・差別…いけないと分かっていてもする人もいるし、人の気持ちは複雑ですね。最後のシーンはちょっとホッとした気持ちになりました。
紙の本
虐待まではされなくても
2001/02/11 21:38
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すの - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作は、まるで自分のことのようで痛くてつらかったです。親に虐待された、とまでいかなくとも
・他の兄弟とあからさまに区別する。
・一番似ているのに、それを否定する。
・「頭がいい」などと便利な台詞で拒絶する。
というような母親に育てられた人には人事ではないでしょう。
この本を読んでから、親に親を求めることをやっと諦めることが出来たような気がします。
表題作以外にも親子のあり方や結婚のあり方などを考えさせられる作品が収録されています。
母親に誉められたことのない人にはお勧めの一冊です(万人向けかと言われると、難しいと思いますが…)。
紙の本
母と娘
2021/10/16 10:13
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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
母は、娘の中に、自分の受け入れ難い部分を見つけてしまう。娘は、理由もわからないまま、母の拒絶を受け続けることに。よくあるテーマだが、子供にとっては辛く、さらにその子供との関係にも繋がっていくので深刻な問題。
電子書籍
親と子
2021/01/02 17:32
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投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
なぜ自分の子供を愛せないんだろう? なぜ母に愛されないんだろう? それは醜いイグアナだから…
重いテーマを童話のように描いている。やっぱりすごいな。
電子書籍
意外と
2018/05/16 12:17
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
「イグアナの娘」は読む前はもっとシリアスでドロドロした感じかと思っていたら意外とコミカルな感じで書いてあってびっくりしました。
最後は母の呪縛からも逃れられるので読後感も良いです。
「帰ってくる子」は泣けます。
紙の本
日常の裏に隠された非日常な生活
2001/11/11 23:38
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投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そんなばかなと思う設定でも自然に読めてしまったうえに、じ〜んっときてしまった。どのストーリーもせつないのだが、最後はハッピーエンドで終わってくれる。救いがある分、後味がよい短編集。
紙の本
鏡に映る自分もひとつの自分として
2001/10/05 23:03
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投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人魚が人間に恋をして、魔法を使って人間になりました…、という話はあったけれどイグアナが人間に恋をして…がこの『イグアナの娘』。
人魚だと元も美しいから違和感ないけれど、イグアナだと元がグロテスクなので違和感大あり。萩尾さんが愛嬌満点のイグアナを描いていて、所々で「そんなアホな!?」と思いながらも笑ってしまう。特に急死した母親との対面にはびっくり、そして大笑いした。
『イグアナの娘』のほかに『カタルシス』『午後の日射し』『学校へ行くクスリ』『友人K』と人の心理をうまく捉えた作品が続く。
不思議に思いながらも納得したことがある。美少女や美少年が登場するとストーリーのドロドロ感がサラッとしたものに浄化されるものなのだなぁ。
「現実を遠ざけながら現実を見る」というおかしな文章が頭に浮かぶのだった。