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ホラーらしいが私はファンタジーを感じた。「隠」という地図に載っていない場所のお話で、主人公が「隠」のある秘密を知ってしまったがために追われることになってしまう。この秘密というのが人間くさくて怖くてなかなか良かった。最後の対決はもうちょっと迫力が欲しかった。
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本当に綺麗なホラー。
今回は長編でしたが静かで幻想的な冒険譚のようで、
ホラーとしてしまうことで手に取らない人が多いんじゃないかと
ちょっと勿体無く思ってしまうぐらい。
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『夜市』がよかったので、楽しみにしていました。『すぐ其処にある異世界』って感じは健在で、何か不思議な気持ちになりました。この世界観で次回作を期待!
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ホラーの怖さには色々な種類があるが、ここで書かれる怖さは創られた世界の重圧感だろうか。ここではないどこか、しかしすぐ近くにある異世界「隠」。その世界や習俗を事細かに描写し、またどこか郷愁誘う風景に仕上げられているから、その「隠」が主人公の少年らに圧し掛かる時どうしようもなく怖い。穏やかな文章がより一層怖さを募らせているのも巧いなと感嘆させられる。この独特の雰囲気はいいですねえ。
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今回も世界観がとにかく素晴らしくて、読み終えるのがもったいなく感じました。
またこの話のキーでもある「風わいわい」の発想もすごいです。初めてこのキーワードを作中で読んだ時なんだかワクワクしてしまいました(笑)
今回は穏の世界と現実世界で平行して話が進んでいきます。二つの話がどのようにつながるのか、といった点も楽しみにしながら読んでいきました。
現実世界を忘れさせてくれて、そして違う世界を読者に見せてくれるすごい小説だと思います!
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本格すぎないホラーで、お化け嫌いなわたしでも全然読める範囲で、
しかも、読みやすくてどんどん読めてしまいました。
お化けダメなのに、あの世一歩手前あたりのお話がすきな
わたしには合う作品。
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独特の世界観が大好きでした。
あれやこれや好み過ぎてずぶずぶはまりました。
同じ世界の別の話があったら絶対に読んでみたいです。
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情景描写がとにかくきれい!
設定もいい!
終わりの後味が微妙なので、☆4
ずっと、この本の中にいたいと思った。
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ダークファンタジーという代物をあまり読んだことがないのですが、恒川光太郎らしさが全面に押し出された幻想的な世界観は「お見事」の一言。ふたつの視点から紡がれるストーリーは意外な所で絡み合ってゆくのですが、その両者の重なり合う点を上手く咀嚼してゆける読み手であれば、作者の仕掛けた秘密に早い段階で気が付くのではないかと思います。
それでも、とにかく美しい世界観は、『夜市』や『風の古道』に通ずるものがあった。懐かしくも儚い、憧憬を織り交ぜた珠玉の物語かと存じます。
それにしても茜の日記にある記述には笑った(笑)。良いセンスだ!【375P】
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恒川ワールド大好きです
穏にある雷の季節に起こる事
かぜわいわいやらトバムネキなどらしいキャラクターは面白かった
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夜市よりも好きだ。
静かな力に満ちた物語だと思う。
穏には、春夏秋冬の他に、もうひとつ季節がある。それは、雷季。
雷の季節、というのが、もうなんともいいよね。
圧倒的で、神々しい自然現象。
誰も逆らうことなんてできない。
天の火。
空想が好きな子なら、一度は思い描く「別の世界」。それが穏だ。
辛い時、この世界を理不尽に思った時、言ってしまいたいと思う、静かな理想郷。
でも理想郷でも辛いことはやはりあり、理不尽はそこかしこに散らばっているのだ。
「死んだら魂は、天上家の丘に行くんだって。そうなの?」
無邪気に聞いた賢也に答えた、闇番の言葉が胸に沁みる。
「どうかな。天上家に向かったとして、そこにも俺のような門番がいて、ここには入れないよ、といわれるのかもしれんぞ」「天上家の先には、さらに町があるのかもしれん。天上家の奴らもまた、いつかあそこに行くんだといっている場所があるのかもしれない。次の町からも、またもう一つ先の町が遠目に見えていて、延々と、そんな風に続いているのかもしれないぞ」
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風が強くて、雷が遠くでなっている不気味な日になると風わいわいをふと思います。
さて、私がとても好きだったのは
ナギヒサを賢也が墓町にてさすところの描写。
風わいわいの鳥っぽさ(?)と獰猛さが伝わったように感じます。
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文章が、そして世界観が美しい。
そしてまた、その世界を構築する想像力のなんと豊かなことか。
とくに「穏」「風わいわい」のネーミングは秀逸。
ただ、その文章と世界観の美しさに比して、この作品はストーリー展開やキャラ設定に失敗しており、その意味ではちょっとがっかりした作品でした。たとえ清濁併せ持った世界の露呈を目指していたとしても。である。
あいかわらずあっちの世界とこっちの世界、という異世界物語のわけだが、本書は情緒よりもエンタメ性に軸足を置いた長編となっている。なので、正直ちょっと長い(笑)
各人の関係性も次第に明らかになってくるが、そこにあまり意外性は感じることがなかった。最初は決して交わることがない2つの世界が、読み進むうちにけっこう気軽に行き来できるものだということがわかり、穏の神秘性が損なわれてしまった。
トバムネキのスーパーマン的キャラクターも、ストーリー展開では必要だったのかもしれないが、この世界観の中ではちょっと唐突な印象を受けた。茜の母親が穏と関係があった、というエピソードも不要だったのでは?
と、無理にエンタメに仕上げようとしてあちこちでちょっと失敗しちゃったのかな?という感想を持ちました。
でも時にはこんなこともあります。続けて「秋の牢獄」を読みます。期待大です。
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面白かったです。でももう夜には読むまい。
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異界の様相が現実的で浮世離れしていないところが好き。ありがちな展開で予想も出来た結末だったけど、相変わらず文体がきれいで読みやすく、どきどきする。