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最初の数行で独特の世界観に引き込まれる恒川ワールド。
が、今回は読み進むうちに何か色々と軽くなってしまった。
怪人トバムネキも中途半端だったなー。
突き放したようなラストもちょっと。
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恒川さんは、長編の方が好き。
今回は、自分としては、うまく騙された感じがしました。あー、そういうことか、って。
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恒川さんの作風は良いですね。
上手く言葉で表現出来ませんが独特の世界に浸れる本で読み終わった時に現実社会に戻ってこれるような不思議な感じがします。
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今はこの本の毒気にあたっている。気力を消耗しました。う〜ん、読み切る面白さはありましたが気分ではなかったという事。
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「夜市」とちょっと違って、ちょっと似てる。
書きたいものの根本は同じように感じる。たぶん奇妙というか、切なさというか。
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独特の雰囲気を持った本。淡々としているが、すごく惹きこまれる。
色々な伏線があり、それを回収している手際も見事。
最初の予想を大幅に覆されたエンディングにすっきりとさせられました。
前作の夜市に比べて、長く設定がしっかりしているためか、若干地に足ついており、前作ほどふわふわした感じはしなかったが、他の作品に比べると、そういった雰囲気があり、そこが魅力の一つだと思う。
SFチックな雰囲気もあるが、ほとんどの人が普通の人で、リアルさを感じる分、その世界の異様さを感じることができる。
途中で視点が変わるが、最初はそれがだれかわからず、徐々にそれまでの話に追いつくところもわくわくして読めた。
個人的にこのときはとても睡魔を感じていたが、それでも読み進めるほどの面白さだった。
次の作品も、読むことにする。
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異界の穏。その生活は日本のそれとはまたちょっと違っていた。その世界観に魅せられた。人の憎悪、劣等感、憎しみ等の塊のようなトバムネキが恐ろしかった。
久しぶりに出会えた骨太作品だった。
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長編作品。風わいわいというネーミングがなんか可愛い。
恒川作品は異世界の「掟」が容赦ない。主人公であれば、掟に穴が見つかったり何かしらの助けがあったりしても良いのにそれがない。
それに、1人になって静かに物語が終わる、と言うのが多い気がする。読み手としては主人公は幸せになってもらいたい。でもこういうラストだからこそ余韻が残る。
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なかなか面白かった。雷季が冬と春の間だとは思わなかったが、いい設定なのかも知れませんね。ムードたっぷりで読むには今頃でも良かったかも。前半がいい。穏の世界観や賢也と大渡さんのやりとりしてる場面が好きだったかな。
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http://takotakora.at.webry.info/201202/article_3.html
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雷の季節、風わいわい、鬼衆、闇番…等ファンタジー的な造語の数々と
トバムネキという絶対悪の対比が独特の雰囲気を持っています。
ダークファンタジーという言葉がとてもよく合う小説です。
大渡さんやトバムネキのような特殊な能力を持った人間だけで話が
できそうなのに、あえて脇役にして主人公はちょっと臆病などこにでも
いる少年にしたところも良いです。
和ホラー+ファンタジー+少年の成長物語が好きな方におすすめしたいです。
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鳥つながりで。毎回世界観に圧倒されつつも、今回はミステリ的要素もある長編でかなり楽しめたです。最後まで展開しつづける物語に「あと2ミリくらいしか本篇ないんだけどどうまとめるの!」って焦りつつ読み終わったラストは救われないような、微妙にモヤリな読後感
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独特な世界観と、特徴的な登場人物たち、奇抜なストーリー。出てくる人々(?)がみな変人か狂人めいていて、この物語には普通の人が出てこないという、そういった不思議な要素で物語ができています。表現がリアルなのだけれど、あり得ないことばかりが起こり、気が付けば繰り広げられる出来事がすんなりと受け入れられたとき、自分がすっかり物語に浸っていることに気が付きます。
不死で何度も蘇り、変化無きものトバムネキと、運命に翻弄され変化し続ける主人公賢也が対照的になっているのかなと思いました。すべての物事は移ろいゆく、それが世界共通の自然の摂理であり、逆らうと取り返しの付かない次元に及ぶものなのかもしれません。
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雷の季節の終わりに / 書き下ろし
解説 「遥かに聞こえる雷鳴に耳を澄ませ」 (仁木英之)
『雷の季節の終わりに』 2006.10 角川書店刊 文庫化 (加筆修正)
カバー装画 佐伯佳美
カバーデザイン 片岡忠彦
装幀 田島照久
印刷 旭印刷
製本 BBC
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あなたは'ドブ猫'。あいつは'空棲'生物。身近な言葉の新たな組合せと、異古な世界観がたまらなく俺を熱中させたヤバい本。