紙の本
シリーズで1番好きな作品かも、、、
2005/08/12 23:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ファウンデーション」シリーズの2作目です。
前作の書評で「ローマ帝国興亡史」にヒントを得た、と紹介しましたが、
どれぐらいの方がご存知なのでしょうか?
以前、政治家を目指す人間は必読と言われていましたが、、、。
天才科学者ハリ・セルダンによって辺境の惑星ターミナスに、第二銀河帝国樹立のための種子として
“ファウンデーション”が設置されてから二百年が経過した。
はじめは百科辞典編纂者の小さな共同社会として発足したファウンデーションだったが、
まず周囲の野蛮化した諸惑星を併合し、ついで帝国から離脱した将軍たちをうちやぶり着々とその版図を拡大していった。
だが、つぎにかれらの前に現れたのは、怖るべき敵、、、
死につつあるとはいえいまだ全宇宙の人口と富の四分の三を支配している帝国の最後の狂暴な攻撃であった!
巨匠が壮大なスケールで描く傑作シリーズ第二弾!
(創元文庫初版カバー解説より)
2部構成になっていて、前半は「帝国」との興亡。
後半は有名な「ミュール」が出てきます。
前巻では権謀術策に重点がおかれていましたが、今回の後半では謎解きが中心です。
前回、設置された「第1ファウンデーション」の他に設置された「第2ファウンデーション」の役割は?
ミュールとは何者か?
セルダン計画は、本当に潰えてしまったのか?
今回は史劇の形式を離れて、ミステリー色の強い作品です。
後半の主人公、ベイタは新婚でありながら、夫にも真相を言えず単独で謎にせまります。
アシモフ老師のファンの間でも評価の高い、この作品。
じっくりと読んでやってください。
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投稿者:451 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファウンデーションシリーズの二冊目。
今回の白眉は後半のザ・ミュール。
BGMはもちろんディープ・パープルのザ・ミュール。
紙の本
巨大な敵
2001/07/18 18:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あ〜る - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀河帝国興亡史第2巻。セルダンの死後も勢力を拡大するファウンデーションに迫る巨大な敵。それは、滅亡の途にアルトは言え、依然として銀河最大の勢力を誇る帝国そのものだった。さらに、セルダンでさえ予言できなかった究極の敵、ミュールの魔手が迫る。
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スケールが壮大すぎて、あらすじの合間の描写を読んでいる気分。しかし大部すぎても冗長なのかな。セルダンのストーリーが狂ったか、と思わせつつ最後はこじんまりとまとまる。
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ファウンデーションシリーズ第二作目。
常に登場人物達が明確にセルダン危機を意識していたり、
都合良くファウンデーションだけが生き延びたり、
セルダンの想定外のことが起こらなかったり、
といったご都合主義で話が進まないところがさすがです。
ミュールに感情移入してしまうのは私だけだろうか。
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タイトルにある 帝国との戦争がメインかと思えばそうではない。帝国の最後の将軍 ベル・リオーズはおそらくスティリコがモデルなんだろうなぁ、蛮族側から見るとスティリコはこういうイメージだったのかなと想像をたくましくすることはできるけど、、、それだけ。肩透かしな内容。
次の ザ・ミュールも、第三巻への伏線 と言う感じだし。。。
第一巻の年代記的な叙述のほうが好み。
この巻ではセルダンの偉大さがかすんできたなぁ
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ファウンデーションが大国になると面白さが減じる気がするのは、織田信長が若い時のほうが面白いのと一緒かあ
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シリーズ2作目!気になるキャラはミュール…は勿論だけど、帝国最後の臣民・リオーズ。新旧の戦いだと、必ず旧体制側に忠誠を尽くすが故に「尽くした相手側から排除される」という人物がいるもので…彼の最後が気になるなあ。
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10年ぶりくらいの再読
アシモフらしくミステリとして読むことができ読みやすい。
第一部は,負けるはずのないファウンデーションの絶体絶命のピンチがどのように回避されるかというハウダニット。ベルリオーズが好感の持てる人物だけに哀れ。
第二部は,セルダンプランを脅かすミュールというミュータントの正体を巡るフーダニット。訳者あとがきにあるように,若き日のコンプレックス,感情操作という点でミュールはヒトラーを下敷きにしていると思われるが,ミュールは平和的な統治を進めているように読める。この状況で,トランやベイタたちがセルダンプランを盲信し,ミュールの登場がより良い道ではないかと疑問を抱かないところに違和感を感じた.
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心理歴史学によって予測されてしまっているはずの
確定未来がひっくり返される。
予測されていなかったミュールの存在、
しかし物語は淡々と進む。
だから淡々と読む。
マクロな視点からの描写がメインなのは、
人類を個人ではなく集団として扱う心理歴史学的理由なのか。
前作から気になっていた第二ファウンデーションの謎。
次作を読むのが楽しみだ。
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ふーん、そういうことか、と言う終わり方でした。
道化師が実は、と言うことでファウンデーションは滅亡というか、降伏しちゃいましたね。ちょっとネタとしてありですが、ミュータントが出てくるところはあり得る話ではあるけど、ネタとしてはちょっとおもしろくないなあ・・と言うことで3つ。
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アイザック・アシモフによる広大無辺な銀河興亡史。
初期三部作のうち中編にあたる当著では、成熟しつつあるファウンデーションに襲いかかる帝国最後の将軍、そして未知の突然変異体との攻防を紹介する。
ファウンデーションの運命や如何に!?
第3のハーディンあるいは、第2のマロウは誰か?
…と気になって読んでいたのだが、前作と同じような展開にはならないみたいだ…(当然だが)
第二部については、実は早い段階でミュールの正体に気付いてしまったため、少し冗長に思えてしまった。とはいえ、細かい伏線を見事に回収する辺りは流石の一言。
そして、ついに「第二ファウンデーション」の存在が明るみに出てきた。
続編が気になってしょうがない!
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マグニフィコー!
最後の数ページが衝撃的で,見事にはまってしまった。
全然予測出来なかったから。
たまにセルダンが出てくると何だか安心する。
心理学もここまで出来ると,もっと国が研究費を割いてくれるのかな(笑)
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http://shinshu.fm/MHz/67.61/archives/0000351787.html
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『将軍』
ファウンデーションの存在に気がついた銀河帝国の若き将軍ベル・リオーズ。ファウンデーションの指導者たちは貿易商人ラサン・デヴァーズを使い侵攻を食い止める。帝国の支配に反感を持つ同行貴族のドゥーセム・バー。ドゥーセム・バーに協力を依頼し進行を食い止めようとするラサン。リオーズを監督にきた皇帝の寵臣ブロドリック。ブロドリックがリオーズに送ったメッセージを使い罠を仕掛けるラサンとバー。
『ザ・ミュール』
世襲制になり腐敗するファウンデーション。ファウンデーション付近の惑星カルガンがミュールと名乗る人物に占領される。ファウンデーション市民のトランとベイタ夫妻が助けた道化マグニフィコ。ミュールに占領されるファウンデーション。ミュール暗殺を目指すプリチャード大尉。帝国のかつての首都トランターで第2のファウンデーションの場所を調べるトランとベイタ、学者のエブリング・ミス。衰弱したエブリングが語り始めた第2のファウンデーション。正体をあらわすミュール。