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世界観に引き込まれた。展開が気になってほぼ一気読み。老人の戦いは胸が熱くなった。孤独なときでも一人ではないんだと感じられた。負けてもいいと思うことはなかなかできない。また節目に読みたい小説になった。
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初めての海外文学。読みやすかった。
ようやく掴んだ勝利とその後の敗北。せつなかった。
この作品は訳者によってもだけど、読む人によっていろんな解釈ができると思う。老人や少年の詳細がほとんどなく、いくつくらいなのかとか、村の描写だとかもないか、想像を膨らまして読む楽しかっさがあった。悲劇だと言う人もしるだろうけど、私は希望をみいだす話だと思った。読んでよかった。
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ヘミングウェイの名作。
英語の講義で話の冒頭を読み、全体の話が気になっていたので読んでみました。
本書を読んで、老人が巨大なカジキやサメと奮闘する様子が文章を通じて伝わってきて、この世界に引き込まれているような感覚になりました。
老人がライオンの夢を度々みているところから、ライオンのような食物連鎖の頂点にたつ存在に対する老人の憧れを感じました。
最後はサメに獲物を横どりされてしまいましたが、老人の諦めない姿勢や不屈の精神に感動しました。
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不漁連続64日。翌朝小さな帆掛け船で一人沖での勝負に出た老人サンチャゴ。NYYジョーディマジオとアフリカ大陸で見た海岸のライオンを想いながら格闘の末、大物カジキを捕獲するも次々にサメに襲われる羽目に。照りつける青い海と月夜の映像が目に浮かび、老人を尊敬するマノリーン少年が愛しい。
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サンチャゴの強い精神と漁師としての誇りを強く感じられたが、それと同時に自然の摂理に背かない思慮の深さと少年に対して素直なところも感じられた。「生き方」の理想の一つを見た気分。
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やっと読みました!
名前はずっと前から知っていましたが、やっと読みました(笑)
これこそ、まさに「男のロマン」「ダンディズム」って感じでした。
読みやすくグイグイ入ってきて、映像がリアルに浮かんできました。
まさに映画にもってこいの本ですね。
古典とは思えない新鮮さがあります。
ぜひぜひ、読んでみてください。❗
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なんか思ったよりそんなになんもなかった
原文で読んだら多少いいんだろうけれど、どちらにせよ僕のタイプの本じゃないだろうから遠慮しておこう
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老人と魚の死闘を徹底した外面描写で表現し、自然の厳しさと、人間の強さが文章から伝わってきた。
マノーリンの優しさに気づくことができれば、敗退して帰ってきた爺さんも立ち直ることができるのではないかと思った。
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エンタメなら巨大カジキを持ち帰って祝宴でハッピーエンド。
だけど、ヘミングウェイはそうしなかった。
失われたカジキの代わりに、何を得たのか?
ヘミングウェイの提唱する氷山理論に従って、海面上に見える8分の1しか描写されていない。
だが、読者はそれを読み取ることができる。
ヘミングウェイがそれを知り尽くしているから。
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力強い人間描写に飲み込まれてしまった。それは、老人のカジキとの戦いでもあり、老人の声にならない言葉であり。強さばかりではなく、弱さも垣間見える、その場面にどっぷりと漬かってしまった。
この面白さは、病みつきになりそうだ。
また、いつか手に取ってみたい一冊だった。
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まだ若い頃、アメリカに住んでいて友達と一緒に「アメリカの最南端に行こう」と、オーランドからレンタカーを借りてキーウェストまで走ったことがある。海の上のドライブウエイで群青のオーシャンビューを楽しんで、サザンモストポイントからわずか90マイルのキューバに想いを馳せた。キーウェストの街はありとあらゆるバーにヘミングウェイ気取りの連中がいて、唐揚げ屋の大佐の大安売り。それからヘミングウェイは敬遠していたが、やっぱり読んではみるべき。削ぎ落とした文体とタフな老人の一人語りが本当に魅力的。まあ、気取りたくなるのもわかると言えばわかる。
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新訳だからかとても読みやすかった。初ヘミングウェイ。
漁師の老人が巨大カジキと3日間格闘し見事勝利するが、帰路で鮫に襲われ、せっかくの獲物が鮫の餌になってしまう。作中の出来事はこれだけで8割が海上であるにも関わらず、少しずつ惹き込まれていくのはなぜだろう。
普通に考えると、せっかく釣り上げた大物(しかも85日の不漁の後)を喰われた哀れな老人なのかもしれないが、結果負けてしまったとはいえライオンの夢を見る老人はとても満足そう。たまに本当に老人?と感じるほど、この老人サンチャゴはハードボイルドでとてもかっこいい。
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ヘミングウェイについても本作についても前知識が全く無い中で読んでみた。
これは、ただただ「老人と海」だなぁ。
引っかかった獲物は実は少年なんじゃないかとかこれは全部老人の白昼夢なんじゃないかとか色々勘繰りながら読むのは無骨でございました
ヘミングウェイは単純明快で魚は魚で老人は老人、海は海。
「でも人間、負けるようにはできてねえ、ぶちのめされたって、負けることはねえ」
"But a man is not made for defeat. A man can be destroyed but not defeated."
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ただひたすら老人と海だなぁ、、と。
釣りをしたこともないのに目の前に情景が見えるようでした。
ヘミングウェイの作品もっと読んでみたくなりました。
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大奮闘の末ゲットした巨大な魚が、港に着く頃には鮫にやられてほぼ骨の状態になってしまうというハッピーエンドとは言えない結末だった。
しかし、残っていた魚の骨のおかげで老人の凄さは街の人達に伝わったところは安心した。
また、老人と少年が良いコンビだった。
老人の怪我や疲れ具合を見て、あの大きさの魚を捕まえるのにどれだけ苦労したか、そしてその魚のほとんどを失ってしまった老人の気持ちを想い、老人のために泣けるような少年の心の綺麗さに感動した。
今後、老人と少年でまた一緒に漁に行ってほしいと切実に願う。