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終盤の、痛々しい老人をみて泣く少年の気持ちに心を寄せてしまった。
老人の奮闘を讃え、少年のこれからを祈りたい。
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図書館で見つけ、読んだことが無かったので借りて読了。
文章もストーリーも平易で読みやすく、解説も面白い一冊でした。
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努力をしても報われないことはある。
でもそれが無駄になることは決してない。
自分というものを失わず持ち続けているからこそ
数は多くなくとも慕い尊敬する人が必ずいる。
家族でなくても涙まで流してくれる少年の存在の大きさを痛感する老人。
人は一人では生きていけない。周りの支えがあってこそ一人で生きていけているような気になれることを教えてくれる作品。
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古典的な名作、というものをほとんど読んできていないのですが、気が向いてトライしてみました。
内容にそんなに抑揚があるわけではないし、感情が揺さぶられることはなかったのだけど、ほぼ航海時の独白だけで出来てるのに飽きもせず読み続けられたことに感銘を受けた。
語り継がれてるだけあって、読ませる力のある本だったと思う。
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本の感想としては、自分はそこまで強い感動を覚えなかったかも。でも、後書きがほんとしっかりしていて、原話の話だったり、ヘミングウェイの人生がじ系列に並べていたりと、巻末がとにかく面白い!!特にマノーリンの年齢推測の部分!!
私は釣りがそこまで好きではないからか、何番もかける大きな釣り、というものに感動はしなかったけど、釣り好きの人なら、自分も投影できそうな語りだから、好きそう... ただ、自分向けではなかっただけで。
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サメが続々と襲ってくるのにドキドキ。
サメ=JAWSのイメージなので、老人の船は壊れやしないだろうかと。
たった一人で獲物を、骨だけになっても持って帰ることができたのはそれまでの人生に自分が恥じないような生き方をしてきたんだろうと勝手に納得して読了。
ひたすら「老人と海」で、なんでこれが有名なんだろうと思ったけど、読んだあともなんとなく思い出してしまう。
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【1回目】大昔、「新潮文庫の100冊」で紹介されていたことから読んでいたものの、全く良さがわからなかったことをはっきりと覚えている。しかし、今回新訳で読んで、これほど力強い文章であるのかと深く感じ入った。なので、正確には「再読」ではあるのだが、このタイミングで読めてよかったと思っている。
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2021/10/11 読了
老人はコミュニティからはみ出してると思ってるのかもしれないけど、少年を含めて周りの人の気遣いからそうではないということが分かる。
魚や鳥に話しかけている姿を見ると、会話したいんだろうなと思うけど、老人は周りと一線を置いている。
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作品名:老人と海
著者:ヘミングウェイ
不漁続きの老人が見事巨大マグロを捕獲して港に帰ってくる帰路に起こる失望と挫折、そしてそれをなんとも強い心持ちで受け入れる人間の強さ、生きる力をまさに「老人と海」だけの空間で表現されたまさに名著でした!
静かにしかし強く戦い続ける老人を見守る同じ漁師仲間の人達の近づき過ぎない優しさにも胸を締め付けられる思いでした。もう一度、まさに名著‼︎
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漁や生き物についてすごく詳しく書いてあった。
軍艦鳥を調べたらオスの口の下の喉袋が鮮やかな赤でびっくりした。これを外で初遭遇したらけっこう怖いかもしれない。あとは亀のアオウミガメ、タイマイ、オサガメの区別が分からなくて調べたらオサガメはめっちゃでかい。後は区別がつかなかった。
面白かったところはおじいさんが左手と会話するように独り言で、お前のために食事してるんだよ、ちゃんと栄養行き渡れよみたいなことを言ってて、その気持ちにちょっと共感した。あと嵐の日に打ち上げられたクラゲを素足の踵で踏みつけるのが面白いって言ってるけど、素足って中々強いな。さすがです。
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ほとんど舟の上の描写で、良く書き切ったなという感想
釣った魚をサメに襲われるところからはかなり老人に感情移入してしまって、かわいそうに感じてしまった
それほどに丁寧に老人の痛み、苦労が書かれているということ
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カジキにもサメにも勝った老人に残されたものがなんとも哀しかった。また立ち上がれるだろうか、遠くまで船を出せる気力が戻ってくるだろうか。今はゆっくり寝たらいいよ、としか言えないかな。
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10年前、5年前に続き、3回目の読了。
これまでは、カジキとの戦いと、その後無惨にも鮫に食われる無念さだけが残ったけど、今回は、負けた後でも清々しい精神の晴れやかさみたいなものを感じることができた。
また5年後読み返した時は、何よりを感じるだろうか。
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老人とカジキの闘い、鮫との攻防。
目に浮かぶような描写で、カジキの美しさ、雄大さと、鮫の迫力が印象的。何より、老人の心の強さに励まされ、命を頂く尊さを感じることのできる作品。
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ひたすら「老人VS魚」で何度も飽きたけど、最終的には読んでよかったと思う。
考えすぎそうになりながら、心が折れそうになりながらも、何度も頭をスッキリさせ直しては戦いに挑んでいく老人。かっこいい。
しっかり自信があって前向きなところもいい。馬鹿の前向きさではなく、思慮深くかつ経験を積み重ねてきたからこその前向きさ。
少年がいればなあ、と何度も思うのも、人間らしいし自分を過大評価していなくてかっこいい。
海や魚に敬意を持って、自分の信念を持って向き合っているところも素敵だ。
最終的にはぼろぼろで帰宅して結局何も得られなかったかのようだけど、「そんなことはない、大きな出来事だった」と感じられて気持ちがよかった。
彼の戦いも、その偉大さも、その傷だらけの手と獲物の大きな骨に残されている。そしてそれを人々がちゃんと見つめている。大きな意味がある。
どんな生き方をしたいか、どんな人間でありたいか、どんな生き方をする人をかっこいいと思うのか、見つめ直せる作品だった。