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一人目の育児で言葉にできないけれど感じていたことが文字で書かれていて、共感するところが多かった。イヤイヤ期真っ只中の一人目に手を焼きつつ、生まれたときはただそこにいるだけで有りがたく思っていたことを思い出すことができた。時々読み返したい。二人目育児中なので、子供の小さな変化を見落としたくないな
と感じた。
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【芥川賞作家がセキララに綴った出産・育児記!】35歳ではじめての妊娠。作家の鋭い観察眼で、「出産」という大事業の現実と、出産後の夫婦の問題まで率直に描いた異色エッセイ。
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芥川賞受賞者夫婦の子育てエッセイ
作家夫婦の子育てって?程度で読んでみました
が
川上さんは こんなに文章表現豊かな人だった?
経験者のツボを押しまくり
整体師だったら カリスマクラスの高級整体師くらい(どんなんだ?)
現在高校生二人の母親の私をタイムスリップさせてくれました。当時の悩みがそのまま書いてあります。
異なる部分もたくさんありますが それでも母親になって自分だからこそわかる部分が沢山あるわけで。
子育ては 楽しいものではなく 悩み 苛立ち 怒り 落ち込みの連続
それを思い出させてくれた
うん、そうそう。
妊娠初期・中期・後期
出産
産まれてからのドタバタに 親としての立ち位置
夫婦から家族になることの心境の変化
全てが 上手く表現されている
名前を決めるところがなかったので残念。
現在妊娠中の人から上の世代へ向けておすすめな一冊です
学生には ちょっとヘビーすぎて違う世界の話に思えるかもです
現在 子育て中の父親は 母親の思っていることがちょっとだけ理解できる(かな?)
子育て中の父親は 多分あべちゃんと同程度しか理解できないと思う。
そのくらい濃厚な 母親エッセイです(笑)
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出産、育児に関してのエッセイ かな。
共感できるとこもあるが、全体的に お金 かけてるなって印象。ちょっと ムッと来たとこも。
ただ 出産、育児が 母親に委ねられ過ぎているという意見には 同感。赤ちゃんの時期は、ある程度仕方ないけど。
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ーーー出産を経験した夫婦とは、もともと他人であったふたりが、かけがえのない唯一の他者を迎え入れて、さらに完全な他人になっていく、その過程であるーーー
出産の痛みへの恐怖、膨らんだお腹を前に、これを出さなければならないのかと覚悟をなかなか決められないところ、すごく人間味あふれてて共感できる。
自分の都合でできた子どもを検査すること。
検査してどうするのかと悩むところ。
世のお母さんがいままでぶち当たってうわあっておもってきたことをストレートに書いている。
お父さんと、お母さんの、意識の違いなど。
泣きながらあべちゃんの料理をつくる過程は見ていられなかったけど、泣くまでいかなくとも、感情論ではあるあるなのだろうな。。
あべちゃんサイドのエッセイも読みたいが、発行した時点で夫婦の危機になりそうですね。
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妊娠、出産の経験もなければ予定もないけれど、でも読んで良かったなぁと思う。
このエッセイは全力で受けとめなくてはならない類の文章で、何と言ったらいいのか、とにかくすごい。
つわり→食欲爆発→マタニティブルー→エアロビ→陣痛→出産→授乳→ぜっぺき対策→産後クライシス→離乳食→発熱→保育園→1歳の誕生日
こうしてキーワード(と勝手に思うこと)を書き出すだけでくらくらしてしまう。
私が出産や育児の本当の苦しさ、つらさを全く理解出来ていないだろうことは確実だけども、それでもこの本を読んでその恐ろしさの一端に触れた(はず)。
お母さんが流す涙にはたくさんの言葉に出来ない感情が込められていることも知った(はず)。
悲しくても泣き、悔しくても泣き、嬉しくても泣き…
その感情の振れ幅にただただ圧倒される。
どうにも精神的に弱っている時に同じように泣くしかなくなる時があるけど、それの延長線上に(もしかしたら)ありながらもそんなのとは次元の違う涙なんだろうな。
自分の問題として読むことが出来ない現状ではこの本に書かれていることの80%くらいが「怖いこと」なのだけど、一度妊娠したら(又は出産したら)、この本を読んで涙を流すようになるんだろう。
不思議とそんな確信がある。
確かめる機会があるかどうかはあやしいけれど、もしも我が身に降りかかることがあれば(この表現が不適切なのは解っているのですがつい…)絶対にもう一度この本を読んでみようと思う。
そして悩んでいるのは出産間近な友人にこの本を薦めるかどうかということ。
エッセイを読む限り予定日まであと1月以上ある今ならまだ本も読めるのかな?
これから起こるかもしれないあんなことやこんなことが、彼女を絶望させることはないだろうか?
それとも赤ちゃんへの愛が溢れる文章が彼女の希望になってくるるだろうか?
とてもとても悩んでいるのだった。
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久しぶりにこんなに良い本を読んだ、と自信を持って言える。年間百冊近い本を読み、いくつか墓場まで持って行きたいものは毎年生まれるけど、その中でもまったく素晴らしい。
私生活で色々と思うところもあり読んでみたが、こんなにも愛に溢れた本を読んだのは久しぶりだ。
また、男性こそ読むべきだと思った。それが女性であれ、男性であれ、人生は自分が経験したことからしか学べないのだとすると、前提として他人には自分の痛みは分からないという苦しみがある。(学校の保健の授業も男子は隔離で行われる内容もあるし、教えられないから知らないというのもあるけど、)女性のことをあまりにも知らなさ過ぎて、そういったことが無意識にストレスを与えることになっていたことを痛感して考え方が少し変わった。それは家事を折半したり女性の雇用を促進すれば解決したりする話ではなく、まったく次元の違う話で、女性というのは身体も心も負担を背負っている孤独な人たちなのだ。だから、私たちは他人の決断や知らないことに口を出すべきではないし、優しくならなければならない。
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男性にこそ読んでもらいたい本。
や、広く色んな人に読んでもらいたい。
変に綺麗事じゃなく、自分の心に真摯に書いてるからこそリアルで、訴えてくるものがある。
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実体験に基づいた育児出産に関するエッセイ。気取らないリアルな心情がつづられており、世の女性たちの気持ちを代弁してくれる、ありそうでなかった本なのかな。だからこそ、評価も高いように思う。
本書でつづらている助成の気持ちや苦労は、男性には残念ながら実感として理解することはできない。だからこそ、お母さんになることの大変さを、このような本を通じて理解を深めておくのは意味のあることだと思います。妊娠・出産を控えた男性は読んでおく価値あり!
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いっきに読んでしまった。妊娠発覚からの心境や体の変化が詳細に書かれていて、参考になるし、同じ経験があったと安心もする。喜びだけでなく、大変なこと辛いことがしっかり描写されているのもよい。
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ものすごく面白かった。
エッセイ読みながら声を出して笑っちゃったのって久しぶり。
「帝王切開 まじやばい」
とか、今時の話し言葉全開でぐいぐい読めちゃう。
おまけに友人との会話が関西弁ていうのがまた良いんだよね。
妊娠から育児までここまで赤裸々にエッセイで語るって難しいような気もするのだけれど、そんなこと微塵も感じさせないスピード感だった。
出産経験の有無にかかわらずどんな人が読んでもこの面白さは伝わるんじゃないかなとは思うけれど、特に読んでほしいのはやはり世の中の男性達!
これだけあなたの妻は、もしくはあなたの母は大変な思いをして子育てをしている(してきた)んですよ。
へろへろになりながら眠る暇も歯も磨く暇もない過酷な状況下で赤ちゃんの面倒をみつつ家事をし夫の相手をし。
是非読んでもらいたいな~。
川上未映子は言う。
「社会で働き続けなければならないのはいまや女性もおなじであって、産んで、授乳してすぐ復帰せねば、もうもどれなくなるんである。出産のダメージはいったいどれほどのものなんだろう」
夫であるあべちゃんは一般的な男性陣に比べて家事には非常に協力的だし、妻の泣き言もちゃーんと受け止めてくれる。
でもそもそも「協力的」と言うのが間違っているのだ。
だって二人の子供なのだから。
対等な関係を築いている作者でさえ妊娠を機にいままで潜んでいた性差にたじろいでいるのだ。
その辺の気持ち、分かってほしいのよね妻は。
妊娠出産にまつわるエッセイとしては素晴らしい本だとは思うけれど一点だけ。
川上さんはまだほんの小さな胎児ともよべない頃から自分の子供に対して深い愛情を持っている。
それは絶対にゆるぎないものだ。
母性神話を否定している川上さんですら一気に母になっていくのが良く分かる。
でも、全ての母親となる女性がこうはいかないと思うのよ。
妊娠も出産も子育ても非常に個人的な出来事でその人の抱える事情も体調も感情も人それぞれ。
自分に照らし合わせて読むと、全力で子供を愛していたとは自信をもって言えないだけにちょっと凹んだ。
まあそれも過ぎ去ったことなのだけれど。
と言うわけで☆4つです。
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二人目の出産直前に読んだ本。わたしはパパですが、あらためて女性のたいへんさを実感し、妻への感謝の気持ちが大きくなりました。妊娠、出産、出産後の育児、本当にたいへんですがかけがえのない瞬間なんですよね。次生まれてくる子も大切に楽しみながら育てたいと思いました。
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しばらくレビューをさぼっていた。気付けば旦那所蔵の漫画を読み漁るのみ。まだ妊娠のにの字も関係ないが、備える知識は早めに、、、ということで以前から気になっていたこちらを。
あの有名な痛みに耐える自信がない、という理由で無痛出産に臨んだ川上氏。つわりの壮絶なしんどさや、出産後すやすやと眠る夫に殺意を感じるあたり、聞きしに勝る…といったところか。
クリフムは知人が来院していたので存じており、わざわざ川上さんが行くくらい有名なのか、と改めて。
周りでも級友が続々とママになっていくが、はたして自分もなれるのだろうか。旦那は大きい体をした三歳児くらいの感覚なのだが、、そうなる日が待ち遠しいようなまだまだ自由を満喫していたいような、そんな日々。
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作家川上未映子の妊娠、出産、そして1歳までの子育てのエッセイ。私の娘に近い歳の著者であるが、今までに体験したことのない妊娠、出産、育児ということに直面しての悲喜こもごもは今も私が体験した時も変わらないと感じた。ただ、現代は職業を持ち、働き続ける母親が多い。その大変さや葛藤等は私が体験した子育て時代とは大きく違うだろう。また今の時代、妊娠、出産、育児に関する情報、グッズ等は比べようもなく多く、便利で選択肢も多いのだと驚かされる。
もう忘れてしまっていた妊娠時の不安やふわふわした幸福感、出産時の痛さ、そして出産後常に感じていた(1年くらいは)睡眠不足、自分の時間が全くないこと、閉塞感等このエッセイを読んで鮮やかに思い出した。しかしそれは辛さばかりではなく、ベビーとのたった一度だけの「密」な時間であり、幸福な時間でもある。私にとってこの本は当時の甘い思い出を振り返ることが出来た一冊だ。
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子どもを産んだばかりなので、共感しまくりです。帝王切開ではないし、産前・産後の鬱にもならなかったけれど、なってしまう気持ちはわかるし。まだまだ先のことですが、断乳のことを考えて、川上さんと同じ気持ちになってホロホロ泣いてしまいました。