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わたしの好きなエッセイの特徴
①面白い②正直である
きみは赤ちゃんは①、②の条件ばっちりクリアしてました。
姉が妊娠して、つわりがひどく今実家に帰ってきてるし、と思って図書館で手に取りました。
だいぶ前に「和子の部屋」で共演(?)した阿部さんと川上さんが夫婦になって、しかも、赤ちゃんができたなんて!という知り合いでもないのに、妙な感慨を覚えながら読み始めました。
面白いのはもちろん、すごく勉強になるなあと思いました。お金の話とか、身体の変化の話とか。
骨盤が大陸移動のようにずずずずと動くとかもうリアルで、リアルで。
出生前検査の話とか、無痛分別の話とか、夫婦の危機とか、本当にここまでちゃんと書いてくれたなあ、と感謝するくらいまでホンネ感が漂ってきました。
リアリティたっぷりなので、つわり、出産、産後クライシスの話が恐ろしくて、読んでる途中やっぱわたしには子供生むの無理!!!絶対無理!!!!と思っていたけど、
不思議と読み終わったら、
もし自分が子供を授かることができたら、この本買おうと自然に思っていました。
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現在進行形で同じことしてるから必死で読んだ。ほんとに「必死」で。でもこの感情の起伏はさすが作家さんですね。わたし、もっと、淡々。
でも睡眠についての描写は経験したことない人に読み聞かせしてあげたいくらい激しく書いてくれてありがとうございます。ほんとに赤ちゃん育てるってギャグみたいに過酷。
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著者が妊娠・出産・育児の経験を綴ったエッセイ。
父に薦められて買った。
読んでいて、そうそう!と共感できることがたくさんあった。
勇気付けられることもたくさんあった。
最後の章、一歳を迎えた息子の誕生日に、今までを振り返って綴られた言葉は、自分の気持ちを代弁してくれているようで、涙が出る。
色々と大変なこと、辛かったこともあったけど、私のおなかにやってきて、生まれてきてくれてありがとう。
そんな気持ち。
この本を買って良かった!読んでいて幸せを噛み締められる1冊。
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壮絶でした…面白かったです!
世の中の全てのママさんにひれ伏したい気持ちになりました(笑)
母は強い…
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川上さんらしい軽快な書き味でありながら、嫁の妊娠と出産を見守っていた身としては、あるある!と思えることや理解が深まることも多かったです。
コミュニケーションツールのひとつにもなるかと思います。
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男の人も女の人も、読んだらいいと思う。
最後の章で泣きそうになった。
子どもを産んで、育てるというのは本当に大変なことで、当たり前にできるように思われがちだけど、全くそんなことはないのだと、改めてその尊さを思った。
自分が女でそういう経験が出来る身体を持っていることを嬉しくおもう。
自分が子どもを産んだらまた読んでみたいな。
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友人たちのレビューを読んで、自分もぜひ読みたくなりました。
娘をエルゴ(抱っこひも)で抱っこして図書館に行く勇気がまだなくて、
たまたまスーパーに行った時に本屋で購入。
赤ちゃんを産むこと、赤ちゃんを育てることの喜びとしんどさが
そのまま伝わってくるエッセイでした。
この本の中で、みえこさんは伴侶のあべちゃんに、
「なあ、あべちゃんは、この子のために死ねる?」
と問います。
あべちゃんの回答はこの本を読む時の楽しみに取っておくとして、
私もそばで娘をあやしている夫に同じように質問してみました。
「ねえ、ざんは、この子のために死ねる?」
即座に、むしろ食い気味に、
「うん」
と答えたざん(夫)。
まあ、私だって自分と子どものどちらかが確実に死に、
もう一方が生き残るという事態に置かれれば、最終的に娘を助けると思います。
でも、突然聞かれてまったく迷いなく「死ねるよ」と言えるだろうか。
本の中では、「産後クライシス」にも触れられています。
育児に協力的な男性は「イクメン」と呼ばれる。
なぜ?育児って夫婦の共同作業じゃないの?
私は子どもを産むよりずっと前から、睡眠障害に悩まされています。
まったく眠れなくなったり、時間が許す限りとめどなく眠りたくなったり。
赤ちゃんは真夜中でも数時間おきにミルクやおむつ交換を求めて泣くので、
睡眠時間はどうしても細切れになり、普通の人でも体調を崩しがち。
それを乗り切れるか、それが妊娠前からの懸案事項でした。
そして今。
夫は、早く帰れた日にはまっすぐ娘のところへ行ってあやし始めます。
そして、「お前寝ろ」と言って9時過ぎには私を眠らせ、
0時くらいまでずっと子どもの相手をしてくれます。
その後、寝ついた娘を眠る私の隣に寝かせ、2階へ行って寝るという生活。
休日前には私を2階にやり、一晩中娘の面倒を見てくれます。
大好きなパズドラやモンハンをやりつつ片手間に、という時もありますが、
無理しすぎない範囲で出来る限り、子育てしてくれます。
時に、どっちが娘のうんち処理がうまいか競ったりするくらい、
じゅうぶんに育児を担ってくれています。
妊娠中は、
「なんでお前だけ胎動を感じられるんだ、ずるい」
と言っていたほど娘の誕生を待ち望んでいた夫。、
そういう夫を「イクメン」というのはかえって気が引けるほど。
自分は恵まれているのだと感謝する日々です。
ぐずる娘を抱っこしつつ、きみが可愛い赤ちゃんでいてくれるのは今だけなんだね、と思いました。
今という宝物のような時間を、この子は忘れて育っていくのですね。
元気な子になれよ。
産まれてくれてありがとう。私たちのところへ来てくれてありがとう。
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芥川賞作家が書いた妊娠、出産、育児の記録。知らないことばかりなので興味津々で一気に読み進めてしまったけれど、精神的な辛さや肉体的な大変さの描写がリアルで本当に子供を産むのが怖くなりました。かわいさ、愛しさについても書いてありますが、それよりも辛さ、大変さのほうが断然フォーカスされている印象です。
おそらく妊娠、出産、育児の体験は100人100通りなはずで、この本はあくまで‘その1つ‘だとは思いますが、なぜ女性ばかりこんなつらい目に合わなければならないのだ、と思いました。
子供を産んだ女性はまた違った感想を持つのだと思いますのでぜひ感想を聞かせてほしいです。
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誕生日にまつわるところは数年前のエッセイに書いてあった事を憶えている。子供が生まれるということは考え方や物の見方がごっそり変わるのであるとあらためて感じる。
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妊娠期をもうすぐ終えるにあたって、芥川賞作家は妊娠、出産をどうゆう視点で捉えたり、描いたりするのかな、と興味が沸いて手にとったところ、これがとても面白かった!妊娠期のパートは分かる分かると楽しみ(ツワリもマタニティブルーも私はほとんどなかったので、すべて共感できたわけではないけど)、産後のパートは、おお〜やはりこうなるのか、、、と。最後は涙しました。アマゾンのレビューとかで、パパになる人も読むべきとあったので、夫にも読んでみてもらおうかなぁ。余談で、文章に平仮名が多用されてて多少読みにくかったのだけあったなぁ。
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ただいま臨月の身。
妊娠期間中の前半部分は、「うんうん」「わかるわかる!」の連続でした。
そうそう!なんで男の人(夫)って、ネットをやる時間は半端なく長いのに、妻や赤ちゃんの今の妊娠の周期の状態とか調べないんだろう!?
そして後半の産後の部分は、「おぉ…こうなるのか…」と恐怖に慄きました…。
いつでも楽しそうに育児をしているように見える義妹を尊敬したよ…。
これ、旦那に読んでもらいたいけど、本なんて一年に一冊読むかどうかだから読んでくれないだろうなぁ…。
妊娠期間中にこの本に出会えてよかったです。
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出産は壮絶というイメージがあったけど、妊娠もこれほどなのかとちょっと驚き。
お母さんもこれを経て、わたしを産んでくれたんだなと。
そして、妹までも。。
川上未映子さんの本は初だったから、他のも読んでみよう〜
いつか自分に同じ機会がやってきたら、必ず読み返すし、旦那さんにも読ませよう。。
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夫が買ってきた。芥川賞作家夫婦(!)の川上未映子さんの、妊娠出産育児エッセイ。本のさいごの「ありがとう一歳」の章でははからずもウルウルウル(夫は電車の中で読んでボロボロ泣いたらしい)。
川上さんのいうように、すごく個人的かつ超絶デリケートな話を「こんなにキラキラ!!」でもなく「ホントしんどい…」でもなく、リアルに(妊娠出産育児のまっただなかですごくこまめにメモに残していたらしい、さすが作家)、寄り添って読めるたのしい(だけじゃない)読み物にしてくれて、ありがとうという気分。
感想も、自分がまさに経験してきたばっかり&0歳育児の真っ最中だから、やはり自分のときを思い出しての個人的な感想になるわけで、こんなに妊娠にとりくんだのかとか、つわり私よりぜんぜんひどくて大変そう、とか、無痛分娩・帝王切開ってこんなかんじなのか、とか。授乳や育児中のきもちも、めっちゃわかる~ってかんじで書いてくれてたり。夫婦の関係のはなしも、わかるわ~ってとこがあったり、あべちゃん(=川上さんの夫の呼称)はここがえらい、でもうちの夫はここがえらい、とかあったり。小説家夫婦の生活ってこんなかんじなんだと知ってみたり。
読みおわって、みんなやっぱりなにかしらたいへんだよね、私もがんばろう、それにしても私も息子はほんとうにかわいい、ありがとう息子、という気分になりました。
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読んでよかった。母親の妊娠出産への心境。子供への愛情が伝わってくる作品
また、子供が出来た時にまた読もう
出来る事なら、男性にも読んで貰いたい
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妊娠から出産、そして1歳までの日々を綴った川上未映子さんのエッセイ。
所々笑って、でも最後はぽろぽろ泣きました。
『どうかゆっくり、大きくなって。きみに会えて、とてもうれしい。生まれてきてくれて、ありがとう。』
妊娠も出産もその後に続く子育ても、本当に大変なこと。だけど、一度しかない掛け替えのない時間なんだーって思ったら、不安だった日々も、泣いたことも全ていい思い出と言える日が来る気がしました。
私はまだ妊娠半ばですが、残り少ない妊娠時間&その後に続く子育て時間、どちらも大切にしていこう、と思えた一冊です。