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紙の本
ヒマつぶしにはちょうどいい!
2008/10/04 20:46
9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nanako17girls - この投稿者のレビュー一覧を見る
いや〜〜、このよしたにさんの目の付けどころは本当に面白い!オタリーマンファンとしてはwebで連載されていた本書が書籍になってよかったと思っております。よしたにさんは非常に優れたエッセイストであり、画力もこれぐらいのほうが気軽に読めて好感が持てます。そう、「ヒマつぶしにちょうどいい本」なのです。いい意味で。なのでコンビニなどで売られているのはいいことです。しかし、内容は結構深い。
「仕事」「日常」の理系仲間をよく観察している。そして、自分のこともネタにしてる。自分を客観視できる人なのだ。例えば仕事仲間の女の子がブランド物の8万円のバックを買ったら「そういうのって、どの部分が高いの?」と物の原価で考えてしまうクセには笑わせてもらった。確かに原価で考えればその金具?生地?そうではないのに!「そのブランドが欲しかったから!」という感情論は排除されている。きっとこういうひとのカバンってデザインよりも機能性重視なんだろうな〜〜〜。「カッコイイ」とか「かわいい」とかより「このバックはこんなポケットがあってね〜〜〜」とかそんなことを自慢しそう。僕の友人にもいます、まあ、文系ですけどバリバリのスペック重視野郎です。オタクの特性なのでしょう。
いまやオタクはファッショナブル(日本のクールカルチャーとして海外に紹介)として認められつつある傾向があります。A-boyなんて言葉は宮崎勤事件の頃には考えもつかなかった言葉です。まあ、オタクの本性をわかってないメディア側の勝手な言葉です。よしたにさんの優れている部分はオタクのセクシュアリティが絶妙に隠されているところです。書いてない訳ではないが、本質的なところは抜け落ちている。「理系の彼女さん」という章で垣間みれる女性とのつきあい方の下手さをユーモラスに書いている。デートで彼女に「どこか行くとこある?」と聞かれて「本屋」「電気屋」と毎度口にしてしまう男、それに引く女性。これは母親と子供の会話に近い。非常に狭い世界しか知らない子供。オタクはそれを引き延ばした感がある。酒井順子のエッセイにあった「イタリアンといったらサイゼリア」まあ、うまく育てがいがありますね。こういう人に高級イタリアンを食べさせたらどうなるのかな?意外な反応も?いやいや、、、、、
紙の本
分かってしまうけど
2008/11/28 21:37
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず、同業者としては「分かる、分かる」とつい頷いてしまうエピソードが満載です。
自分は文系だけど、理系だったら更に深く頷くことでしょう。
理系は理系である自分を「格好良い」と思っているらしいことも発見できて面白いです。
文系からすると、理系科目に強いことは尊敬に値するけど、「理系ぽい」ともし言われたらちょっと嫌。どうしてだろう。
理屈っぽいという意味だから?
紙の本
理系にも色々いる
2008/12/02 11:09
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学院生の頃、技術用語などを使った業界ネタやローカルネタで、色々笑いの種を作っていたことが思い出されます。思考のプラットフォームが同じだと、大体考えることが同じなので共感を呼びやすいのだと思います。
ただ、プラットフォームにも色々あるように、こういうネタにも細かな業界の違いがあるものです。そういう違いを見つけた時はビックリ度が大きいです。その意味で本書は、作者周辺のネタにとどまっているのでイマイチかも。一度目は読むと面白いけれど、二度読もうとは思えない。周辺ネタだけではなく、様々な人に取材して収集したネタも載せるようにした方が、書籍として流通に乗せるにはより良いかもしれません。
紙の本
理系の人々
2015/09/04 17:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マレ山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オタリーマンより理系の人々の方が合っていると思います。
自虐ネタばかりで読んでいて気持ちの良い物ではありません。