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美談ではなく、母親として感じたリアルなところを描いた記録だった。
・生んだ子が障害児だったとカミングアウトされたら、自分自身どう反応していいかわからない。とっさに傷つけるようなことを言ってしまうかもしれない。
・人はこの世を素晴らしいと思うためだけに生きているんでいい。→なんのために生きるのかというのは健常者でも時折考えること。1つの答えかな。
・子どもの障害の受容には手順も明確なゴールもない。受容はらせん状にぐるぐる廻る気持ち。いい時もあれば悪い時もある、どんな気持ちにも向き合っていくこと。親だからこそ、愛があるからこそ完全なる受容はできないもの。→これは子育てする人全員に言えるのでは…。結構胸に響いた。
・障害者の母として、選ばれた存在である、もしくは普通だよ、と言われるのは…。→わかる気がする。けど、何も言いようがないのかも…。そうなんだ、って受容することはできる。それから、付き合っていく相手ならどんなことに配慮が必要なのか尋ねてみるとか、力になれることはないか聞いてみたい。
・障害基礎年金や家賃助成で作業所の月給数千円〜2.3万円でも暮らしていける。→なるほど、それは安心。
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自分の子供がダウン症だったらどうなるのかな?っていう興味から読みました。
同情されるよりは障害を無視してくれた方がいいと書いてあった。また、障害者の兄弟の事をきょうだい児と言って、
性格は四種類に分かれるという。きょうだい児の心のケアは個別にぎゅ~っ!とすればいいらしい。
今回も電子書籍しかなかったぞ。
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障害児の育児も健常児の育児もどちらも大変で、どちらもイバラの道です。ついでに言うと、子どもがいなくたってイバラの道です。
だけど、どんな道にも嬉しいことや笑えることはたくさんあります。障害児のいる家庭だけを「選ばれた」という言葉で特別扱いするのはやめてほしいと思うのです。(p.75)