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多くの書評にあるとおり、書いてあることはあたりまえのことばかり。あたりまえ過ぎて、読後感はまったく透明で、まるでインパクトがない。が、それは著者の望むところだろう。
この「あたりまえ」があたりまえにはおこなわれていないので、何度読んでもわからない、誤解を生んでしまうような、悪い文章がまかり通っている。本書の作法が広く共有され、論理的に明解な文章が増えることを願う。
文章を書くすべての人が読んで良い本。
本多勝一の『日本語の作文技術』と合わせて読みたい。
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1章2章あたりは数学で記述する文章に限らず、すべての書き物に通じる話だと思う。
分かりやすい文章を書くために、どんなことに留意すればよいかがきちんと整理されている。また、これらを分かりやすく伝えるために、ひとつひとつの項目が深掘りされていて勉強になった。
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《読者のことを考える》という原則。非常に明解な文章でした。索引の一番最後が「わかりましたか」という語句になっているのは著者の遊び心でしょうね。
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当たり前に感じるが、自省してみるとかなり出来ていない、初歩の初歩を思い出すために。
内容も、豊富な例示と考えられた構成で非常に読みやすい。
類書は数あれど、今、大学生あたりに薦めるなら本書が良いのでは。
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TLAB向けコメント:
とてもわかりやすい内容です.卒論のことが気になり出したら,最初の数章だけでも読んでみてください.
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タイトルに数学と付いているが、それ以外の文章にも通じる良い話だった。
読者のことを考えることが本書の一貫した主張である。読み進めるうちに、「自分の言葉で書く」ことと矛盾しないという気づきも得られた。
「読者のことを考える」ことと「自分の言葉で書く」ことは独立しており、この二つは天秤にかけるものではないと反省させられた。
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http://22minutes.hatenablog.com/entry/book_review/141230
とtwitterの情報から購入を決定した。
Amazonへ注文したばかりなので、まだ、手元には到着していない。
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数式交じりの文章の書き方について論じた本です。
この手の本を書くのは、大変だと思います。
読者がこの本を読んで、分かりにくいと思ったら、それだけで説得力ゼロになってしまいますから・・・。
結論。
エンジニアは、是非読んで欲しいです!
読んでみて、少しでも分かりにくければ、実践しなければ良いだけです。
分かりやすいと思えば、実践しませんか。(^^)
★4つです。
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(参考:評価基準)
★★★★★:座右の書である、または、座右の書とすべきである(10%)
★★★★:自分の知り合い、友人、家族全員が読んで欲しい(20%)
★★★:「費用と時間」をかけても読んで欲しい、「内容」が非常に良い(30%)
★★:暇な時間で読めば良い(20%)
★:読んでも良いが強く薦めない、他にもっと良い本がある(20%)
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数学・物理で日本語の文章を書きたい方必携の書.数学的内容を含む文章をどう書くべきかについて,機械的にできる部分,そうでない部分どちらも詳しく書かれている.例を挙げるならナカグロ(・)とカンマ(,)の使い分けでは,
順番が関係ある場合→コンマ
例 「信号は青,黄,赤の順に点灯します.」
順番が関係ない場合→ナカグロ
例 「信号の色は青・黄・赤があります.」
(青・赤・黄などと書いてもよい)
など,状況に応じて機械的に使い分けられる,業界等の標準のルールがたくさん書いてあり,本当に重宝します.
著者は「読者のことを考える」ということ一つを大切にすれば,
本質的にすべてうまくいくと考えており,なるほどなぁと思いました.
なお,私自身はまだ,この技術を会得してはいないので,
このレビューはいろいろ文章的に問題あるかもしれませんが,悪しからず(;^ω^)
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著者の主張する「読者のことを考える」という言葉に全てが集約される。
そして、この本自体が「数学文章作法」のテクニックが詰まった書籍であることで、
二重に得るものがある。
細かなテクニックは、都度確認できるように手の届くところにおいておきたい一冊。
私はプログラマなのだが、「読者のことを考えた」文章は、
読みやすいプログラムを書くための手法と似たものが多く
読み手のことを考えた上での手法
という意味で通じるところが多いのかな、と感じた。
著者自信もプログラムを扱うことも関係しているのかもしれない。
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某ラジオのプレゼントに当選し、読みました。
「数学」文章作法を謳っており、内容や例には数式が多く出てきますが、述べられているポイントは数学以外の文章にも参考になります。
特に、プレゼンテーションのような説明文書には親和性が高く、役立てやすかったです。
普段無意識に使ってた内容もありますが、こうやって参照しやすい形にまとまっているとありがたいです。
なかでも、パラレリズム(内容的に対比させるものは、形式的にも対比させる)は改めて意識してやってみると、より綺麗にまとめられますね。便利!
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《読者のことを考える》この原則を常に念頭に置き文章を書くことの大切さが一冊を通じて語られている。まさに基礎、基本だなと痛感した。題材は数学(数式交じりの文章)だが、あらゆる文章に適用可能な内容である。
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基礎編ということで、こちらはわかりやすい文章を「書く」ことに重点を置いている。数学系の文章に限らず、文系の作文にも役立つヒントが多い。この本自体が読みやすい点も評価できる。何らかの文章を書く機会がある人には1度は読んでみて欲しい本。
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読者のことを考える
・読者の知識
・読者の意欲
・読者の目的
接続詞・副詞・指示語はひらがなで
とき・こと・ものもひらがなで
列挙の順序を入れ替えてOK→ナカグロ「・」
列挙の順序の入れ替えNG→カンマ「、」
良い例は良い理解から生まれる。もしも良い例が作れないなら、自分の理解を疑え
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主に数式を使った論文やレポートなどを書く人向けの本。ブログなどのライトな文章にはあまり向いてないかも。
文中のところどころ数式が出てきて、文系数学アレルギーの私は一瞬「ウッ」となったが、説明が丁寧なのですんなりと読むことができた。
とりあえず《読者のことを考える》という原則だけ押さえておけばオーケー。