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「この際はっきりしておきたいことは、盲人に手を貸してあげるのは正しい行為だなんて僕に説明しないでくれ。そんなことはとうに解っている。だが横断歩道が百あり、盲人が百人立っていたら、たちまち一日は終わってしまう。誰かには結局冷たくしなければならないんだ」
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面白かった。でもとにかくヘビーだった、内容というよりも量が。久々に読むのにだいぶ時間がかかってしまった作品。(途中で中断はしていないのに)
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なんで登録忘れてたんだろう。
初めて島田荘司を読んだのがこの作品だったと思う。
読了日は不明。たぶん10年以上前でしょう。
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手にとってその本の重さに
愕然としてしまうことでしょう。
なぜならば非常に分厚いのですから。
読むペースが遅い人には非常に
きついものとなるでしょう。
ただし、幸いなことに
1ページあたりの文章は少なめですし
興味をそそる構成になっているので
まあ楽しめるかと。
ただし、冗長さは否めませんが…
今回の事件は
1度で気を抜いてはいけません。
そう、気を抜いてしまうと
新たな事実に
押しつぶされてしまうのですから。
しかし、御手洗さん
もてるな。
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これでもかというほど壮大、いろんな意味で。島田荘司とピラミッドは好相性かもと思ってみました。ただ、全ての謎が一気に収斂、というタイプの解決ではないです。
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文庫なのに千円以上するので文庫という感じがしない・・・
事件が起きるまでに350ページくらいかかるし、御手洗さんが出てくるまでにさらにかかっています。
島田作品は20冊くらい読んでますが、いつも通り謎が壮大。
今回は事件の謎はもちろんピラミッドの謎がテーマにもなってます。
事件の謎については今回はあまりたいしたことなかったけれども、ピラミッドの謎について新しい考え方を投げかけたという点で評価できるのではないかなと思いました。
ピラミッドをみに行きたくなりました。
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この分量を「壮大」と捉えるか、「長過ぎ」と捉えるかですね。挿話や文明論は興味深く、ストーリーも「暗闇坂」より起伏があって面白いです。ただやっぱり、それらを一気に収斂させるような解決編を期待してしまうわけで、その期待値にはどうも届かなかった印象。
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いや、途中まではわかるんだよ、ヒントが丁寧に書かれてるから。
でも何回もひっくり返すんだもんなあ・・・
すごいなあ・・・
わたしは「アトポス」を先に読んでしまったけど、まだどちらも読んでいないなら、こちらを先に読んでください。時系列的に。
おせっかいながら「暗闇坂の人喰いの木」→「水晶のピラミッド」→「アトポス」の時系列は正しく読んだ方がよいかと。
「ロシア幽霊軍艦事件」「ハリウッド・サーティフィケート」にもレオナが登場するようです(未読)。
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御手洗潔シリーズ。
エジプトのギザのピラミッドを原寸大で再現したピラミッド。そのピラミッドの内部、空中30メートルの密室で男性が溺死する怪事件が発生し、またエジプトの神で冥府の死者・アヌビスが目撃される。この怪事件に御手洗潔が挑む。
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1994年にすでにこういったピラミッドの解釈があったというのが驚き。残念なのは、プレ解決シーンの模型の見取り図がなかったところ。文章だけだとちょっと判り辛かったです。「ビッチ・ポイント、アメリカ1」は余計な気がしますが、紀元前のディッカとミクル、タイタニック号の逸話は大変興味深いお話でした。
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御手洗シリーズ。
今回も分厚いです。事件が始まり御手洗が登場するまでが異常に長い。
気分はミステリーハンターでした。とにかくスケールがでかい!
ピラミッドの謎に迫ったり海の中にもぐったり、読みながら御手洗たちと一緒に冒険しているような気分になりました。
ミステリーを読むときは一応推理らしきものをしてみるよう努力するんですけど、もうこの作品は推理は不可能。御手洗の説明を読んでも「なるほど!」ではなく「へぇ、そうなんですかぁ~!(口ぽかーん)」という感じでした。
レオナにはひたすら辛辣な御手洗とそれでもめげないレオナとオロオロする石岡君が面白かった。突き放して突き放して突き放しての最後のシーンにはやられました。御手洗…かっこよすぎだろう!
前半のエジプトの文明の話などもわたしは面白くて読み応え十分だったんだけど、人に薦めるにはちょっとためらってしまいそうですね。とにかく長いので前半で飽きられてしまう可能性が…ぶっちゃけタイタニックの物語とか本編にあんまり関係ないもんなぁ。
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分厚いよ~。事件発生まで300ページ、主人公登場まで400ページ。
ハリウッド映画の撮影現場で事件が起きる。しかし、地上30メートルの密室で溺死という謎を解けるものがいなかった。そこで主演のレオナは横浜の御手洗に解決を頼む。
御手洗が登場してからはテンポよく進むし、解決はどんでん返しで面白かった。
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粗筋(アマゾンから引用)
5000年の時空を超えて蘇る冥府の使者(アヌビス)、空中密室の溺死体。「驕れる文明は復讐される」と御手洗が語る時、完全犯罪は開かれ、驚嘆と啓示が訪れる。舞台は古代エジプトからタイタニック号、アメリカの今を象徴するガラスのピラミッドへ。かつてない壮大なテーマと仕掛けが新・島田荘司伝説を開く。
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アメリカ、メキシコ湾に面したビッチ・ポイントという岬で、著名なアメリカ男性の死体が発見された。現場は岬の先の岩島、エジプトのピラミッドを模した建物の最上階。7階のこの部屋は完全な密室状態で、しかも死因は「溺死」だという。御手洗潔シリーズ長編の弁当本(弁当箱のように分厚くて重い本)。紀元前5000年頃のエジプト、1912年の大西洋海上、1986年のアメリカと時代も場所も違う舞台を、交互に挟みながら物語が進むので、慣れるまではやっぱり読みづらい(毎度のことだが)。エジプトの悲恋話は、ありがちだが悲しみを誘う物語で、後半に石岡くんが(無意識ながら)ミクルとディッカが残した痕跡ををたどっているところが、ちょっと気が利いていてよかった。御手洗が出てくるまでは苦行(?)だったが、それ以降はトラベルミステリ風、ダイナミックなトリックを楽しめる。溺死を引き起こしたピラミッド内のポ○○の仕掛けは、おそらくこのシリーズの愛読者なら早い段階から予想できたであろう。(ちなみに私は○○プまでは解らないまでも海水で満たすはずと思っていた)ピラミッドの謎はこれで解けたように思った。(すごいぞ自分!)が、しかし!日本からの名探偵による名推理、フィナーレ…と見せかけて、実はまだ解明し切れていないというどんでん返しが残されていた。あれー?!騙された!そっか…(完敗)。いや、この敗北感がいいんだけどね(負け惜しみ)。いろいろ納得いかない部分もあったけど、面白かったから◎それにしてもレオナの御手洗に対する一方通行の熱愛はなんだか可哀想になった。(ホモ疑惑のくだりは笑えたけど)余談だが…大西洋航海中のタイタニック号船上の描写は本編にあまり関係なかったのではないかと思った。○○が犯行に及んだ要因がタイタニック号の航海に関係しているというほかには意味を感じない。(しかもそれも見せかけだけだったりして)。この船上の小話を除けばもっと読みやすかったはず。
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これもなかなか御手洗さんが登場しないので、まだかまだかとやきもきしながらズンズン読んじゃいました。壮大です。難しいけど面白い。