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怖すぎて、そして面白すぎて。
著者の御手洗潔シリーズの中では最高傑作だと思ってます。
前半の手記のチンプンカンプンな記述が、細部まで細かく解明されとは!
御手洗天才すぎるだろ!
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手記から始まるミステリーはわりと多いと思う。
幻想的な内容の手記を紐解くというのが、御手洗風な感じがした。
個人的には、暗闇坂や異邦の騎士の方が好きだな~。
手記が現実的なものだと考えて読むと、わりと予想できることが多かった気がする。
御手洗シリーズもずいぶん読んだなぁ。
石岡君が好きなので、もう少し読もうかな。
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これなんだったんだろ。
エロか?エロを書きたかったのか?
でもまあ、面白かったです。
さすが島田。
トリック部分はちょっと弱いかな?
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本格推理小説の第一人者、島田荘司著です。
あまりにも不可解な文章と、それに対する大胆な解釈。そしてトリック。
本というものには無限の可能性があるのではないかと思ってしましす。
さらに、脳や生物学(?)についての御手洗と古井教授のやりとり。
公害や農薬などに対する警告。この辺の話が本編に違和感なく溶け込んでいて、物語を一段と際立たしている。元からこのような脳などの知識があったのかと思いきや、本書の最後に参考文献の名が書いてありました。当然、前提となる知識はあったのでしょうが、それにしてもスゴイ。
KEY WORD>>眩暈(著:島田荘司)
世界の終焉が訪れ、切断された男女の死体で合成された両性具有者が蘇る。
「占星術殺人事件」を愛読する青年が書き残した戦慄の日記。
ここに示されているものは事実なのか夢なのか。
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謎解きは面白いんだけど、少しこじつけかなぁと思うところがありました。しかし、途中の生物学(医学?)に対する見識に感動した。昔の話なんだけど、正確に未来をとらえていると思いました。
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一番大きな謎が中盤でほぼ解かれてしまうので、若干後半は答え合わせを見ている気分に。ネタや細部はよく考えてみるとかなりのバカなのだけど、手記の記述の魅力もあって面白い。
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面白かったです。導入部分が長くて息切れしそうだったけど、読み進めると、導入部分のなぞが少しづつ解明されてくる様は、おもしろくて、一気に読んでしまいました。
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「高校まではね、アメリカより日本の学生が大きくリードしています。でも大学に入ったら、日本の圧倒的リードはあっというまに逆転するんです。日本の場合、大学に入ることが目的なんです。大学内で何を勉強し、どんな研究成果をあげるか、なんてことは問題ではない」
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ながーーーーーーい。
以上。では芸がないので、
ちゃんと解説をいたしましょう。
まず、グロいです、
フェティッシュ表現もあります。
金持ち特有の英雄なんちゃらも
もちろんございます。
ただし、わかる人には
非現実表現の一つの
恐竜に関しては
何かがわかるはずです。
特に生物に詳しい人には!
そして、なんともいえない
おどろおどろしい物語のウラには
これまた強烈な事実も。
苦手な人は引くだろうなぁ。
めずらしく、
犯人が狂って
襲い掛かってくる作品です。
まあ、頭のおかしい人ですからね。
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ザゼツキーも同じですが、こういう定型外ミステリには、展開予測が全くつかないという面白さがありますよね。両性具有者の誕生を謎の軸に据えながらも、物語は予想のつかない方向へ走っていきます。でも何たって島荘なので、期待を裏切らないという安心感がある。良作です。
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読んでるこちら側が眩暈を起こしそうになる。何度か読み返したが、その度毎にそんな感覚になるので、中毒性高し。
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「占星術殺人事件」の読者が事件に関わっているし、手記が重要な手がかりなところが、自身の作品のパロディ的要素として、楽しめた。 謎は、手記を丁寧に読んでいればすんなり理解できてしまうのだが、それと別の部分でもおもしろいので、一気に読了。
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物語は少年の成長日記ではじまる。ひらがなばかりの文章が、段々漢字や知識が増えていき、成長していく過程がわかる。するとある日唐突に継母の狂気、強盗の侵入、もみ合い、殺人という惨劇に見舞われる。この後、少年がとった行動は「占星術殺人事件」を模した常軌を逸したものだった…。2体の死体を切断、つなぎあわせ合成する場面の執拗なまでの不快な描写は、眩暈を通り越して吐き気すら覚えた(またか…)。1/5の手記を終えてホッとしたのもつかの間、今度は御手洗vs古井教授の生物学討論が始まる。その中で前述の手記を精神障害を持つものの妄想とするか、論理的に説明のつくれっきとした事実であるとするかで、議論が分かれやっと御手洗のエンジンが掛かる。(といっても石岡君がほとんど使い走り)御手洗の突飛な推理と活躍を期待していたからこそ完走できたようなものの、でなかったら最後まで読むのはきつい。御手洗の説明で嘘のような話の裏付けがなされたが、納得のいかない部分も残った。以下、疑問点を列挙。(ネタバレ注意)・犯行現場はなにもインドネシアではなく鎌倉と似た海辺の町なら日本国内のどこでもよかったのでは?(渦巻をヒントに推理したというのは面白いが)・なにも障害児という理由だけで陶太を隠し子にしなくてもよかったのではないか(薬害被害者なのに)?・しかも世間にひた隠しにしてきたその息子をよりによって殺人事件の目撃証人にしようというのは論理が破たんしていないか?(一応ばれそうになった時の保険らしいが)。・自殺した夫の葬式の後、未亡人のもとに現れた男女はだれだったのか?(陶太?)・8階建てのマンションの4階部分を隠そうと洗濯物を干せなくしたりしたところで、室内の明かりやカーテンの色で住人が違いに気付くはず(特に5階の住人には)。これが高層マンションの中層部だったらばれにくいだろうが。不満ばかり並べてしまったが、御手洗が飛躍的な推理で幻想的な話を解き明かしてくれる過程はやっぱり面白かったし、虐げられている石岡君のがんばりにもエールを送りたくなった。わたしが御手洗シリーズに感じる魅力はこのあたりなんだと改めて実感した。
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電車で読んでる最中にグロテスクな表現の所で気持ち悪くなって、電車を降りて休憩したのはいい思い出。眩暈読んでたら眩暈が・・・とか思ってた(笑)手記をよく読めばそこそこわかるようになってるんだけど、謎解き場面でなるほどと理解。推理小説は謎解きの場面でなるほど、なるほどと思いながら読むのが楽しいからいいか(笑)
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読むのは二回目なのだけれど、両性具有やミイラのことはすっかり忘れていて、マンションのトリックとコリオリ現象のことはしっかり覚えていた。はじめの活字の大きいひらがなの文章を忘れていて、開いたとたん驚かされ、こんなインパクトの強い始まりを忘れるとはなあとちょっとビックリ。文章にトリックが隠されていたのも忘れていた。本当にマンションの階数をそんなに何年もごまかせるのかとか、退行からの回復はそんなに早いのかなとか、設備の整っていないところで果たしてどれだけの医療が可能なんだろうかと思ってしまった。しかし、全体としては、スケールも大きく、謎も大きく、妖しい雰囲気もあって楽しめた。