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『ウォッチメーカー』をなのる男の連続殺人事件、
そしてアメリア・サックスの追っていた『ベンジャミン・クリーリー殺人事件』
じつは一つの事件であったことが判明します。
下巻の核心は『ウォッチメーカー』の真の狙いは何なのか?
彼の動機をめぐって物語は二転三転します。
ライムとウォッチメーカーの駆け引きにのめりこみ、
眠れぬ夜を過ごしてしまいました・・。
ところで、作中にあらわれるデルフォイ機構なる時計(?)が気になり
調べてみましたが、どうやらディーヴァーの創作だそうですね。
こんなにリアリティをもって描けるのも作家の力量というものでしょう。
おそるべし、ディーヴァー。
尋問の天才キャサリン・ダンスは下巻でも大活躍。
どうやら、スピンオフとしてキャサリン・ダンスもシリーズ化されているらしい。
ライムシリーズだけでなく、ダンスのシリーズも素直に読んでみたいと思えるほど魅力的な人物でした。
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ウォッチメーカーの本当の狙いは何なのか。そこに行き着くまでに事件は二転三転しめまぐるしく展開していく。今回の犯人は、魔術師の犯人とタイプは違えど通ずるものがある。楽しく読めた
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どんでん返しにつぐどんでん返し。よく練ったなぁ。笑。凄い!
面白かったです。一流のエンターテイメントを堪能しました。
他の著作も楽しみです^^
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ウォッチメーカー事件は思わぬ方向に展開する。緻密なストーリー、登場人物の設定(ルーキーがだんだんと一人前になっていく降りは、『鬼平犯科帳』の木村忠吾を連想してしまった)、犯行の動機、どれも想像を絶する。ケチをつける人も多いようだが、前作と同様、やられたと思った。
それと池田真紀子さんの翻訳が素晴らしい。児玉清さんが解説の中で、原文との比較対照を紹介しているが、こちらもびっくりした。"Because of your father ?"を「お父さんのことがあったからか?」とは素人には訳せない。
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この犯人の計画、凝りすぎじゃないだろうか?
その点では、現実感がない気がする。
犯人の計画に先回りして、気づく主人公達も超人すぎる。
どんでん返しを作るために、いよいよ現実離れが加速した感じ。
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「ウォッチメイカー」を名乗る人物による連続事件が発生し、主任担当の熱心な要請でリンカーン・ライムのチームが担当することになる。アメリア・サックスは別の事件を主任として担当していたが、迷った末に事件をかけもちすることになる。
「ウォッチメイカー」の事件は、犯人があと一歩というところで逃げおおせ、しかし被害者は殺せず助かるという展開の繰り返し。これが実は……というディーヴァー流どんでん返しにつながっていくわけだが、毎回のことで今回も同じように展開していくのだなぁと予想がつくようになってきた。サックス主任担当の事件は、調べを進めるうちに警察内部の大規模な汚職事件に発展。
結局、ライムはギリギリで「ウォッチメイカー」の狙いに気づいてテロ行為を事前に阻止。しかし「ウォッチメイカー」本人は取り逃がしてしまうという、ある意味で引き分けの結果に終わる。この先「ウォッチメイカー」の再登場はあるのだろうか。事件現場に時計や詩を残してみたり、殺害方法に凝ってみせたりする所は、本気の殺人犯だと思うと「やりすぎ」感が否めないが、そもそも本当の狙いが殺人ではないのであれば、まぁその程度の演出は「あり」かな、とも思う。サックス父の汚職疑惑も「これは同僚の罪をかぶったか囮捜査のどっちかだろう」と思ったが、これは予想通りで良かったと思う。
さて、本作では、後に自前のシリーズを持つキャサリン・ダンスが初登場。カリフォルニア州捜査局(CBI)の捜査官で、仕草や微妙な表情の動きから嘘を見抜く技術を持つ「キネシクス」だそうだ。ドラマの「メンタリスト」や「ライ・トゥ・ミー」の発想はここから来たのだろうか。
そして意外なところで第1作『ボーン・コレクター』の登場人物が再登場するが、ごめん全然思い出せなかった。
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2月-3。4.0点。
意外な動機と、意外な展開。
さすがのディーヴァーという感じ。
ちょっと消化不良の感じもあったが。。。
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面白い!
ジェットコースターのように事件が起きて、
ドンドンどんでん返しが起きる
初期の頃の雰囲気に戻っています。
今回初登場のCBIのキャサリン・ダンスが、
中々良いですね。
それと、ルーキーのロナルド・プラスキーが、
いい活躍をしています。
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シリーズ1と言われるだけあって、すごく面白かった。新キャラのキャサリン・ダンスもいい味だしてて、キャサリン・ダンスシリーズも読んでみたくなった。
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長い長い序章ともいうべき前半が過ぎれば、物語は一気に動き出す。よくもまぁ、これだけ複雑なプロットを捻り出したものだと感心。必ずどんでん返しが用意されている、と読み手は分かっている。その予想を遥かに超える仕掛けを組み込む作者の力量は凄い。
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犯人捕まったーと思ったけど、まだかなりのページが残っていてドキドキした。
スマートな犯罪者。
もう一度、読み直したいなー
児玉清さんの解説も、とても素敵でした。
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図書館で。
私はあまり仕事熱心ではないのでわからないんですが一度かかわった事件ってそんなに他の人に渡したくないものなのかなあとぼんやり思いました。まあわからなくもないけど…やっぱりわからないかなあ。
という訳で警察の汚職問題に尊敬する父が関わっていたので苦悩するアメリアさん。これもわからなくはないけど…アメリアさん結構ファザコン。そしてシリーズ最強の犯人登場。何考えているのかわからない犯人って怖いですね。
そして今回初めて出てきたキネティクスだか何だかという尋問方法が面白かったです。色々と調べつくされているんだなあ、人間って。続きも楽しみです。
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リンカーン・ライムシリーズ7作目。
強烈などんでん返しという感じではないけど、二転三転するのは面白い。
2つの事件が絶対に絡んで来るのが判ってるのに、なかなか絡ませない。読み手は早く二人が協力して事件に挑んで欲しいのに、上手く程よく焦らす(笑)
サックスに対するライムの愛情が今回はよく伝わってきて、サックス父の事件をさらりと解き明かすシーンはとても好きですね。ライムならではという感じ。
今回登場したキャサリン・ダンスがとてもいいーーと思ったらちゃんと派生してた。ライムシリーズでは次々回作で再登場するので楽しみ。
含みを持たせた感じなので、これは続編があるのかしら?
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ライムのチームは、展開する不可解な事件に挑むことになるのだが、事態は二転三転し、最終盤までに「えっ?!」という展開がどんどん続く…お奨めだ!!
本作では「心揺れるサックス刑事」も読みどころだと思う…
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リンカーン・ライムシリーズの7作目。
背表紙に書かれたどんでん返しがどんなものかと期待していたのだが、それはラストシーンで怒涛のごとく繰り広げられるのではなく、ストーリー展開の中で(途中で)これでもか、これでもかと披露される。
それはもう、見事なもので、こんな二重三重に張り巡らされた犯罪計画を実行されたら、テロなんて防ぎようがないな、というのが正直な感想。
いやホント、見事です。
やっぱ、ディーヴァーはすごいな、と思う。
ラストは、逆に穏やかな余韻の残る印象的な終わり方で、なかなかいい。