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投稿者:はらみ79 - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者が昔「ようこそ先輩」で、怒りについて熱く語っていて、彼女の半生に一体何があったのか、ずっと気になっていたけど本書を読んで腑に落ちた。
仕事に育児に必死に取り組む姿や、心の弱い部分についてもしっかり書かれていて、素敵な人だなと思った。
ただ本書のメインテーマではないけど、元夫の「男のプライド」を守るために離婚したり、子供との時間を犠牲にしてがむしゃらに働かないといけなかったり、実力があっても女性が仕事をしながら子供を育てることの大変さも伝わってきて、胸が痛くなった。
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帯文:”初めて明かされる渇望と再生の三十年。いま、愛はどこに?” ”2000年代、世界のランウェイを闊歩したトップモデル冨永愛がはじめて語る、不安と孤独の中で「居場所」を求め続けた半生。”
目次:第1章 切り取られた写真、第2章 抹殺されたわたし、第3章 ニューヨークのAi、第4章 愛と復讐のランウェイ、第5章 ファッションなんて大っ嫌い、第6章 愛なんて大っ嫌い! 第7章 引退宣言、第8章 母と息子、第9章 父と娘、終章 愛の居場所、あとがき、冨永愛 年表
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冨永愛の生い立ちとその後のモデル人生の根底になった部分について書かれている。
愛を受けて育ってこなかったことに対して、また背が高いことでいじめられることに対して、反発の気持ちでモデルとして成功することを目指す。
結婚、出産、離婚を経た後、息子と過ごすことを第一優先として考え、現在は幸せに暮らしている。
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冨永愛の自伝。
彼女が複雑な家庭環境に育ち、周囲になじめずにいる中、高校時代に単身ニューヨークへと渡り、そこで成功をつかむものの、プライベートでは出産・離婚を経験し、そして日本に帰ってタレント活動しながら子供との幸せを掴むまでを描いた一冊。
予想以上に壮絶な環境の中で、常にもがき苦しんできた彼女の半生が想像できた。
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明け透けだけど、そこがいい。という感じ。
スーパーモデルの原点は、怒りだった。
すごく自分の内面と向き合えているなと思った。
冨永愛さんが一層好きになりました。
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自分自身を振り返って、思い出したくない出来事もバネにして糧にして生きてきた
冨永愛さんは強い人なんだなぁ。
母として息子のために生きる姿も潔くって格好いい。
あっさりと
スーパーモデルという言葉を使っているけれど
そこまでのぼりつめることのできる精神力は計り知れないものがあるのだろう。
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世界のランウェイを闊歩したトップモデル冨永愛が語る半生。
奔放な母親、背が高い故にいじめられた思春期、世界に出てアジア人への偏見の中、怒りをバネにのし上がっていく。
言葉は多くなく、さらっと書かれているが、その分、強烈に響く。
それにしても、「17歳の時に高校の制服を着た写真が雑誌『ヴォーグ』に掲載され、その写真を見た海外のファッション関係者に誘われ、本格的に世界で活動を開始。」ってすごいなあ。
(図書館)
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抜き身の刀のようで、二度と読み返すことはないと思うけれど。
何故彼女の眼光に見惚れるのか、理由をほんの少し垣間見た。
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初めて彼女を生で見た時、美しさに息をのんだ。タレントモデルたちとは格の違う雰囲気をまとっていて、別世界から来た人のようだった。
それでも彼女を作った過程にあるものはすごくブラックで驚いた。復讐、嫉妬、権力、恨み、そういうもので溢れていて(少なくともこの本から読み取るには)少しショックだった。
もっと違う視点で書いてくれたら面白いのにと思う、正直。
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初耳学内のパリコレ学で愛さんの言葉がとてもよかったため、著書を読めばその源泉がわかるのかなと。
周りに対するくそったれ!みたいな感情をヒシヒシ感じた。
初めて海外のコレクションでいくつもオーディションに通ったりと、ホントとんとん拍子に思えた。悔しい思いをして、努力したことも書いて欲しいかったな。
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表紙の写真。
すごい怖い。
ファッション業界に感じる違和感とかも、至極真っ当。
真っ直ぐで一所懸命な女性であって、真摯に生きているんだな、と感じた。
9歳の息子さんと、毎朝5時半から坂道ダッシュとシャワーとか、方法論が無茶な気はしたが、方法論の良し悪し以上に気持ちが大事で、それが奏功することもあるのかな、とは思う。
面白かった。
モデルやファッション・服飾業界に憧れている人には、受け入れ難い内容ではないだろうか。
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あの成功の原動力がマイナスの力だとしたら、物凄い熱量の負の感情だ。
ファッション業界を俯瞰してみることのできる冷静さや、息子ともがきながら向き合う姿。
本自体は、すぐに読めるくらいのボリュームなのに、ものすごく疲れた。
すごい人だ。
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スーパーモデルの冨永愛が32歳の頃(2014年くらい)の自伝。人生の大きな舵を切った冨永愛さんの決意の背景を描いている。つまりコレクションモデルを引退し長男との生活重視に舵を切った富永愛さんは何を考えていたのか、なぜそう考えていたのか、具体的なエピソードを中心に書き下ろしている。これを読むことで冨永愛さんがどんな生き方をしてきたのか少しだけ知ることができる。
なお、この本のキーメッセージは、終章にある「道とは、わたしたちの後ろにできるもの。」という言葉に代表されていると思う。この本では冨永愛さんの生き方を、怒りや憎しみや復讐といった軸でまとめているが、おそらく富永愛さん自身は、そういう生き方をしてきた自分を今では愛している。「Ai 愛なんて 大っ嫌い」というタイトルは、LOVEも、自分自身も、大っ嫌いだった自分のことであり、しかしそれを含めて自分だと認める本だった。
富永愛さんの力強さ、鋭さ、能動性を知ることができる本であり、しかし同時に自分自身を認めるという愛についても語った本だと思う。とても勇気づけられる。
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大好きな冨永愛さんの本、Kindle unlimitedにでていたので 文庫本ではもうなかなか流通してないんだよな...
これまであまり知ることのなかった、若い頃の愛さんの激しい部分が書かれていて なるほどな、というか一面を覗かせてもらった感じ
テレビや動画での愛さんの言葉はとても優しく包容力のあるものだけど、それらは想像もできないような経験が基になってるんだな〜って
当たり前のように「世界を回ってショーに出るのを10年繰り返した」って書かれてたけど、これだって誰でもできることじゃないんだよね、と思う どれだけの努力をされたんだろう、とも
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家庭や、自身のコンプレックスに負けず強く生きている彼女の織りなす言葉の深さに泣いてしまった
テレビなどで見たことしかなかったキレイなモデルさんにこんな人生があったなんて。知れてよかった。すごく好きになった