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この本は浪人時代の小論文の授業の時に知った本。
内容は筆者自身ユダヤ人で、ナチスの強制収容所で起きたことが描かれたもの。
人間の考えられないほどの残酷さには言葉を失い、それ以上に人間の強さに感動しました。
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生きることを考えさせられる本。人間の根本的な部分がえぐり出されたことによって、見える本質を体験したんだろう。
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この本を読むと自分でも生き残れるんじゃないかって錯覚に陥る。そのくらい、小さな一つ一つのことが運命を左右してる。当たり前だけど、痛々しい描写が多かった。
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最近は恋愛小説を読む機会が多かったのだが、こういった作品に心を揺さぶられるのも大切だと思う。
実話です。
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ユダヤ人収容所で囚人としての生活を体験した心理学者の著書。収容所に到着した瞬間、収容所生活中、収容所からの開放後の三段階に分割した極限状態の人間に関する自身の体験と考察。
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1:2:3:昔大学図書館にて、アウシュビッツについて興味を持ち、片端から棚を空けていた頃 4:アウシュビッツ。本当に慎重に扱わなければ、悪・善の二元論で事が済まされてしまいそうな危ういキーワード。実際には、その場に参加し、身を張って悪を演じたのも、善を演じたのも、全てが人間であり、弱きものと強きものを併せ持つ稀有な存在だった。原題、「心理学者、強制収容所を体験する」。極限の暗闇の中で彼が見つけ出したもの。とにかく、全ての世代に読んでほしい本。5:特になし。みすず書房に感動!
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「読んでよかった」と思える本。また、「戦争」について考える時に必ず読みたい本。ユダヤ人の著者がナチスの強制収容所に収容され心理学者の目から、その実態を見つけた本。始め「解説」という部分で収容所でどんな事が行なわれていたか、という説明がある。この章は途中で一週間ほど間を空けて読んだほど、読むのに苦しかった。しかし、「解説」の章を読まなければ、この本の意味は無いのだと思う。
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人間の本質を追究する素晴らしい本。ビスマルクの警告、ドストエフスキーの話、ニーチェの格言などなど、収容所の話と合点があい、すごくわかりやすい。生きる事の意味の考え方も勉強になった。「心理学者、強制収容所を体験する」という題名どおりの一冊で、心理学勉強したい人はもとより、いろんな人に読んでいただきたい貴重な本。
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ナチスの強制収容所での出来事を記した本。
人間としての普遍的なことがらまで昇華させているのが特徴的。
生き方について、改めて考えさせられる本です。
印象に残った記述としては、
強制収容所が唯一、人間から奪えなかったものは、
あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間として最後の自由であるそうです。
人間は生きることから何を期待するかではなく、生きることが私達から何を期待するかが問題であるといいます。
ぜひ読んでみてください♪
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大戦中の捕虜、ただの労働力とみなされる人としてみとめられない、そんな著者の経験を心理理学的に分析した本。
人の生きる意味。存在する意味。
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強制収容所という極限の状況を綴った作品。親の薦めで手に取る。「なぜ生きるかを知っている者は、どのように生きることにも耐える」(ニーチェ)―など、「生きる」とは何か、を問い直させられた。
新版の訳者は『世界がもし百人の…』の池田香代子さんです。
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アウシュビッツ収容所に収容されたユダヤ系精神科医の日記ですが、心理学で言う「生きる意味の生成」を知る為には読んでおくべき一冊です。
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収容所生活を精神医学者の目で分析した本著。著者が『いい人間はみんな死んでしまった』と述懐するように、生き延びてしまった自分に対する強い罪悪感を随所に感じた。非常に興味深い本だ。
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ナチの強制収容所を生き延びた心理学者の言わずと知れた著作。
いつだったか、作家だか漫画家だかが「苦しみはネタと思って乗り切る」みたいなことを言っていた。
そんな具合の、「生き延びてやる」という強い意志。
中村珍はそれはそうだが他人にお前の苦しみはネタのためなんて言われたくないと言っていた。それもまた真実。
この本をみると、「美しい被害者」という辛淑玉の言葉を思い出す。
美しい被害者にさせられているのか、美しい被害者を作り出すことに貢献してしまったのか、その辺はわからないんだけど。
この本の中に美しさがあっても、それを美しいものとして受け取って消費してはいけないだろうと思う。
最初に読んだときはどんな感想を持ったんだっけな。
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オーストリアの精神科医、V.E.フランクル(1905-1997)の著。1947年刊。第二次大戦下における自身の強制収容所での生活を克明に記述している。強制収容所に到着すると直ちに一列に整列させられ、収容者は二種類に分類される。一つは労働者として、一つはガス室へ(処刑)。そして精神科医という肩書きから労働者として選ばれたフランクルは収容所にて「生きる意味とは何か」を模索する。そこには人間の偉大さと悲惨さがリアルに描かれている。