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苦悩を自ら引き受けることで人生に意味を見出し、生きていくことが出来る…「存在」「意味」ということに焦点を当て、収容所での過酷な生活を心理学者として、見ています。あまり語られない、収容所での囚人の心理を知ることが出来ます。
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言葉にはできない。
読まなくてはならない作品
読んでいて見たこともないのに
映像が流れ込んでくる作品
ナチスのユダヤ人大量虐殺と言えば
それまでかもしれないが
その実態は想像をはるかに超える
理解しがたい世界である。
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これを読んでいるときに、
大学の講義でGeorge Steiner
についてやっていて、
昼間ユダヤ人を迫害しているその同じ人々が
夜はクラシックを聞いたり、
詩を読んで涙を流していたということを
確認しました。
決して、私達とは違う野蛮人が
やったことではないんだな、と。
そう考えると、より恐ろしいものがあります。
また、印象に残った話としては、
生まれた赤ちゃんを襲う最大の恐怖が、
猫ほどの大きさになったネズミだというのが衝撃的でした。
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評判にたがわず良い本。
ただ挿入されている虐殺現場の写真を見ると、
いつも暗い気持ちになる。
読む前は、暗い話だと思っていたけど、
読んでみると、他のどんな本と比べても
圧倒的にポジティブな力をもっていることに
気付く。
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アウシュヴィッツでのある精神科医の体験を綴る書。極限状態で人はどうなってしまうのか。群衆になると人がいかに愚かになってしまうのか。
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誰もがその名を知っているアウシュビッツの、著者自らが綴った壮絶な生と死の記録。若者が安直に死を選ぶ昨今の風潮に「バッタの一蹴り」ほどの影響もないだろうけど、学校現場で、ぜひ取り上げて欲しい一冊である。
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何度か改訂されて出されている、ナチスドイツの強制収容所にかんする記録。
最新版は写真が削られており、それが良いのか悪いのか、私は判断出来ない。見ないで済むならその方が良いのかも知れないが。
同名の映画が有るが、そちらはもう無惨の一言。
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60年以上経った今も、なお色褪せることなく残る戦争の禍々しい傷跡。この事実から目を背けてはならないと感じる。
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小3で初めて読んだ衝撃を忘れない。
2005年夏オーストリアのマウトハウゼン強制収容所、2006年夏ポーランドのアウシュビッツ強制収容所を訪ねた。
先日新訳版を購入し送ってもらった。
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時代の流れに沿ったものなのだろうが、私は新版よりも故霜山徳爾先生の訳のほうが、静かに訴えかけるものが多く好んでいる。
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不思議とスラスラと読むことが出来た。文章はあまり良くないと思われるのに。読後感は爽やか、というのもうなずける。また人間はこのような極限的状況に置かれなければ、人生に真の充足を感じることが困難というのは、少し悲しく思った。
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◆ヴィクトール・フランクルの強制収容所経験に基づいた作品。凄惨極る情況において、作者の生きる意志と人間愛に包まれている。「言語を絶する感動」と評され、日本も含め、世界で600万を超える人々に読まれ継がれる。『アンネの日記』に並ぶロングセラーとなった。某誌で取られた「読者の選ぶ21世紀に伝えるあの一冊」というアンケートで、翻訳ドキュメント部門の第三位となった。◆つい気軽に読めるものばかり手にとってしまい、今更ようやく読みました…。ごく一部の人間は、究極の状況において、我々が人生に何を求めるかではなく人生が我々に何を求めているかと逆転の発想に至ることで精神が飛翔できた。想像を絶する苛酷な状況の中で、かくも人間は崇高に生きうるものか。というテーマですが、やはり人間はかくも残忍たりえるかという部分が頭脳には残ってしまうようで、読んでいる期間毎晩悪夢にうなされました。
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【目的】:大前研一氏推薦の理由を理解したい。
・ナチス強制収容所に収容され、生還した精神医の体験報告。
・第一段階:収容ショック。死の戦慄。根拠のない希望、恩赦妄想。ユーモアと好奇心。
・第二段階:慣れ。心の装甲としての無感動、無感覚、感情の鈍磨、無関心。いらいら。政治的関心と宗教的関心。
・第三段階:抑圧の解放による反動、道徳的畸形。期待と現実の違い。家族・愛する人の喪失という現実。不満と失望。
・未来への期待、待つ者・待つ対象の存在が生きることの意味づけとなる。
#人の弱さと強さ、残忍さと崇高さ。どれも普通の人間の性質なのだと思う。
#未来への期待ではなく、自分自身への期待を裏切らないようにありたいと思った。
4-3
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極限の状態とは死と向き合っている時であろう。アウユシュビッツでの生存を決めたのは、現実と常に向き合う強靭な心であろう。
普通の人は、絶望の淵に落ちたとき、
希望や億層を抱いて生きる。また、それがかなわぬことと知ったとき、人は生きる気力を無くす。筆者は、心理学者として、現実を捉え、自分の中に一つの楽しみを見出した、またその体験を、後世に伝える義務を感じた。
単なる人間的な生き方からは導き出せない結論だろう。
この本に学ぶべきことは、プロとしてなんらかの立場で分析し、後世に財産を残していくことが必要といったところであろうか。
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あえて買った新版じゃない『夜と霧』。
新版では写真が削除されているようです。
確かに写真は相当過激なものも多く、私はいまだにちゃんと見ることができていません。
怖い。信じられない。
けれどこの本を読んで、理解しようと努力することは必要だという気になります。