投稿元:
レビューを見る
筆者の考えを述べていたツイッターの総集編。
海外に住んでいたり、金融系に勤めていた過去があり、見識は広い。
その見識をもとに、述べられているツイッターには唸る点があり、こういう考えを持つ人が多くなると世の中楽しいかもしれません。
ただ、旧日本的な企業(保守的)な所では厳しいかもしれませんね。
投稿元:
レビューを見る
社会派ブロガー・ちきりんが、これまでにTwitterでつぶやいてきた27,000ツイートの中からユニークなメッセージを厳選して抽出。生きること、働くこと、ビジネスなどのカテゴリーにまとめられており、通して読むことによってちきりんのものの見方や考え方が掴めるという、これまでありそうでなかったコンセプトの一冊。
どのツイートもたった140字という文字制限がありながら、ここまで濃密な思考や視点を盛り込めるのかと脱帽するしかありません。私みたいに「腹へった〜」とか「今日会社いきたくねー」とか、そういうなんの役にも立たないことはつぶやいていません。いや、知らないだけで、時にはそういうこともつぶやいているのかもしれませんが(笑)
ただただ考えることが楽しい、とちきりんは仰っていますが、それを読む方も楽しいのです。それをきっかけに、自分でもそのことについて深く考えてみる。深く同意したり、考え方が180度違うこともあったりしても、考えるべきテーマに気づくことができたり、そしてやっぱり考えること自体が楽しかったり、知的な遊びを与えてくれる好著だと思います。
投稿元:
レビューを見る
ブロガーのちきりんさんの作品。
単純な保守・リベラルという括りではない、独自の視点で、とても興味深い。
わたしも、「ゆるく」考えていけるようになりたい。
投稿元:
レビューを見る
ちきりんのツィートを集めた本。ちきりん的な世界の見方・見え方が浮き彫りになっており、多眼といっても、一人の人物のさまざまな特性、立場、状況、経験などからの複眼的な観点だと感じた。
女性へのフィルターのほか、類似する表現の入れ替えで常識的な意識におかしなところがあるなど気づかされることも多かった。もちろん、賛同できる意見ばかりではなく、そうかなぁ?と感じるところも。
15-49
投稿元:
レビューを見る
・残業したくない。したくないことではなく、したい事を言おう。
・無駄
愚痴を言う、妬む、人に評価してもらいたいと願う
・楽しみは先送りにして今は我慢しろ系の思考は辞める
・自分が選ばなかったものを持っている人を羨むのではなく、自分が選んだものを愛しみ、楽しもう。
・すごい人にあって憧れるのではなく、悔しがろう
・だれかの基準では私はダメらしいけど、私の判断基準では私はサイコーなので全然OK
・負ける。自分より強い人と勝負できて超ラッキー
会社員 負け=人生の終わり
・誰かに求められないと自分の存在価値が確認できない人間ではない。超暇な毎日でも十分に生きる意味も生きる意義も感じられる。
・世の中には難しいことに価値が有るって思いこんでいる人もいるけど、簡単で楽しいことが1番に決まっている。
・株を買うなはあまり批判されないけれど、保険を買うなは批判される。みんなほんとに保険が好きだ。
感情にも人生にも保険をかけすぎ
投稿元:
レビューを見る
ツイッターから本になったとのことで、日常の気付きからのつぶやきをまとめたような作品。
今ではアカウントをフォローしていないので、普段のツイートに対しての反応などは知る由もないけれど、本となってカテゴリごとに集約されると、様々なツイートが1つの意味を持ったような流れになっているのが面白い。
投稿元:
レビューを見る
社会はおばさんのツイートを本にまとめた一冊。ツイッターはまとめると自己啓発本になる。
ツイッターは気に入ったツイートを取っておきたくても、お気に入りが溢れちゃうから駄目なんだよね。そんな人にニーズのある本になっている。
_______
p25 「大きなことを成し遂げた人」が後輩に指導したくなるのではなく、「自分の可能性が過去ほどは無くなった」と思った人が後輩に指導したくなるのです。
一番心に刺さった言葉。教師はこの言葉を聞いたらその反応でバレる。
p56 今5分かけて話したことはいったい何時間かけて考えたことなのか。ってのが話をして面白い人とそうじゃない人の差だよね。5分考えたことを5分話す人と、100時間考えたことを5分話す人がいるんだもん。面白さが違って当たり前。
p68 上手くいかなかったときや負けた時に「悔しい」って思えることはうまくなれる。けど、そういう時に「けっ、つまんな」って思ってしまうと、全く上達しないばかりか、嫌になってしまう。その違いをコントロールできるかどうかが鍵。
p72 「知識の授受」ではなく、「議論」ができるかどうかが、一回会って終わりになる人と、何回あっても面白い人の違いだってことかな。
p78 日経マネーが「貯金額の世帯平均の都道府県ランキング」を載せてて、1位の東京以外は香川、徳島、富山、奈良と続くのを「富裕層は四国にいる。地方に多い。」とかまとめてて笑えた。それ、貯金がゼロに近い18歳や23歳の若者が都会に出てしまうから世帯平均貯蓄が上がってるだけです。
p80 義務教育の学校というのは、親がたとえまったく親として機能していない家庭であっても、すべての子供に生きていくのに必要なことを教えてあげないと。「それは親の務め」とか、「それは家庭教育の役割」とか、建前を叫んでいるだけでは被害者(子供)が増えるだけ。
p82 生活保護は(不正受給がゼロになっても)増え続けるよね。だって日本これしか福祉が無いから。失業保険や年金って「払った人だけ」貰える制度ジャン。それって福祉ではなく、思想としては民間保険だよね。
p87 日本手本当に石油が出なくてよかったよね。もし産油国だったら、戦後の独立&復興はありえない。五分割位にされてたに違いない。
天然資源に恵まれた国って「中流層」が育たないんだよね。すごく利権化しやすく、膨大なお金が手に入るからそれ以外の産業が育たない。あーよかった、資源が無くて、って感じだよね。
p91 アメリカだと近隣に駅ができます、という計画が発表されると住民が大反対するジャン。日本は「数年後に駅ができるからこのマンションは今がお買い得ですよ」とか言ってるもんね。正反対。
「駅なんかできたら、うちの近くに貧乏人がやってくるから超イヤだ」という感覚が理解できない日本の人は本当に幸せな国に生まれている。
p93 ITとかいくら進化しても「通勤」を無くせないようではアカンやろ、と思う。
p99 今回のことで、あたしが驚いたのは「避難命令」ってのは「どこに避難しろ」と���うアテは全く示さず、「とりあえず(どっか)遠くにいけ」という命令なんだな。ってこと。もし浜岡原発で30キロ以内の人が避難とか言われたらすごい人数でしょ。どこ行けばいいのかしらん。
p102 空港作る、高速道路作る、ダムを作る時にはそこに住んでる人を移住させてきたんだから、限界集落に最期に残る人を移住させるのは無理、というのも変な理屈。
p106 日本人が300円の手数料を払って捨てるものが、地球上の裏側で500円で売れるとしても、それを800円で移動させる手立てがない。
過不足のある二地点を結ぶコストが高いことによって二つの問題が併存しているケースはたくさんあるよね。日本国内でも長年食べ物の多くが破棄されている一方で、食べるに困っている人もいる。「移動」だけで解決できるのに、未だに解決できない。
p115 幼稚園って、通園カバン持ってこいとか、おやつの時のエプロン持ってこいとかいって、働くお母さんに負担をかけるけど、たまには「巣箱もってこい」とかいってお父さんにも負担掛けるべきでは?
p118 そもそも「少子化が進むと年金が破たんする」とか「このまま人口が減ると働き手が足りなくなる」とかいうのは「たくさん産んで兵隊にしよう」と言ってた「産めよ増やせよ」政策と発想が同じだよね。経済や国家のために子供を産むとかありえない。それじゃ本末転倒。
おやじが作り上げてきた社会システムがほころんできたからって呼び出されたって困るよ。自分たちでなんとかしてちょ。
p123 現時点でコーポレートラダーを上りきった場所にいる人たちって家事育児を相応に分担していないとかいうレベルではなく、妻のフルサポートを得て、仕事だけに完全集中できる環境にあるんですよね。
p128 育児がお金の問題だと思っている人は多くないと思うのだけど、介護という話になると、すぐに「老後はお金が無いと大変」みたいな話になるのはよく分からない。人間の世話に関していえば育児だろうと介護だろうと、最も必要なのはお金ではなく「誰かの時間」です。
p131 人が規範性から完全に解放されたら、人口の三分の一は「異性のパートナーと子供を作り」、三分の一は「異性のパートナーと過ごすけど、子供を作らず」、三分の一は「異性のパートナーとも暮さない=独り、もしくは同姓の人や友人と」位の割合になると思っている。
p142 前は「高齢者の雇用を守ると若い人の仕事の機会が奪われる」という意見に「そうかもね」と思っていたけど、最近は「もう働くのは高齢者だけに任せたらいいんじゃないか」と思い始めた。若い人は無理して働く必要はない。
みんな大体60代くらいから本気出せばいいと思う。
p170 「株を買うな」と書くとそんなに叩かれないけど、「保険を買うな」と書くとものすごく叩かれる。この国の人は本当に保険が好きだね。みんな感情にも人生にも保険かけすぎ。
p177 冬に冷たい水で洗い物をしている人に「お湯であれば楽なのに」というのは優しいように聞こえるけど、実はお湯で洗う方が手はあれてしまう。(手の油分がお湯と洗剤のダブルパンチで落ちてしまう)何が本当にやさしいのかは、わかりにくいものですよ。
p219 将来の日本の職業の選択肢は三つ、①日本国内で高齢者向けビジネスに従事 ②インド、中国、ブラジルなどで世界の人を顧客にビジネス ③グローバルに競争力を持つ労働者として東京、その他の先進国都市でプロフェッショナルワーカーとして働く。③はごく少数。
p236 Amazonやグーグルなどが租税回避して税金を払っていないと怒る人が多いけど、彼らがそのお金を自社内で次の画期的な商品やサービスの開発に回す方が、税金として政府に差し出して無駄に使われるより、よほど人類の未来のためになる。
p238 治安を改善するのは、警察という国家権力ではなく、生活の豊かさと未来への希望です。
自分の命が惜しくない人への対策は存在しない。彼らが希望のない世界(=命が惜しくない世界)から脱出できない限り、定期的にテロが起きる。
p239 あたしは「内戦10年」より「独裁10年」の方が住んでる人にとってはよほどましと思っているので、独裁10年の国に「民主化しろ」といって爆弾落して内戦10年の国にしちゃうアメリカはホントーにきらい。
p241 北朝鮮の崩壊を中国は全力で阻止しに来るだろう。鴨緑江沿いのあんな長い国境を接しているんだよ。泳いで渡れるほどの川の向こうが韓国になり、そこに在韓米軍が基地を作ってミサイルを並べることになるのは中国にとって悪夢以外の何物でもない。
ロシアが北方領土を返さないのも全く同じ理由。ロシアはあんな小さな島に対して関心は無い。(資源なんてほかにいくらでもある)出も日本に返したら翌年にはそこに米軍基地が作られて、ミサイルが配置される。それがヤだから絶対返さない。
p270 「学校は役に立つはずだ」というコンセプトは、「多額のお金が必要な物は価値があるはずだ」という一般的な錯誤から導かれる個別錯誤だよね。
p277 早めに引退したい人が心がけるべきことは、①無駄な物は買わない(言えとか保険とか)②生産性をあげる(効率よく稼ぐ)こと
今から不動産を買うとか、車買うって時代に逆行してますよ。明治維新の後に鎧や刀を買うみたいなもんです。
p284 使命が明確になり、それに向けて動き始めると、人生のピークは過去ではなく、未来にあるとわかる。
_____
ツイッターにある穿った見方のひとつなんだけど、ちきりんのは違う。
こういう言い方大嫌いだけど、新しい気付きをたくさん得られたこの本に感謝!!
投稿元:
レビューを見る
著者のツイッターから厳選された物事の見方を変える300の言葉集。
フローの情報であるツイッターを、
こうした書籍によってストック化することは新しいかも。
内容はどれも実に興味深い。
ハッとさせられるものもあれば、反対意見を言いたくなるものもある。
このようにして、自分なりに考えることが大事なんだと思う。
そのきっかけを与えてくれる点では、読んでおいて損はない一冊。
印象に残った「人生なんてしょせん自己満足」。
自己満足できるように、自分なりの努力を最大限しよう。
投稿元:
レビューを見る
twitterをまとめたダイジェスト本。ふだんからツイートを見てたらあまり買う必要はないかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
うわ、やっぱ頭ええなぁ。ちきりんさんのツイッターをすべて追っているわけではまったくないですが、たぶん何百、何千というつぶやきから選び取っていく作業は、まさに編集の賜物。なるほどな、と思ったり、こういうことは、みんな一度は考えるよね、とかも思ったり。
投稿元:
レビューを見る
読了。面白かった。本買ったとき、奥さんには、バカにされた。ネットで読めるの買うなとのこと。紙がいいんだ。
投稿元:
レビューを見る
今まで当り前のように流してきたことを立ち止まって考えてみるきっかけになるよ。
基本的にはツイート集なので、肩肘張らずに読めます。おすすめ。
投稿元:
レビューを見る
作者の言うとおり、ツイッターをわざわざ本で読むなんてと思ったけれど、人が感想を持つ始点とか、感想は意外と興味深かった。
投稿元:
レビューを見る
ちきりんのツイート集。『人生の時間のどれくらいを誰と共有するかは、人生がどんなもんになるかを、ほぼ規定する。』/「考える」とはどういうことか、しっかり考えたい。
投稿元:
レビューを見る
http://www.daiwashobo.co.jp/book/b183450.html ,
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/ ,
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin+personal/