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読み応え有り。
初めて読んだ乃南アサ
「凍える」とちゃんと思えるところがやっぱりいいですね。
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ご存知、乃南アサの直木賞受賞作ですね。
ええ、面白かったです。まるで映画を見ているかのような気分にさせてくれる精緻な設定と説明で、脳裏に風景が自然と浮かび上がってきました。こういうところでは宮部みゆきと同じく、しっかり書けている、という作家枠の方ですね。
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乃南アサや作品の内容についての前知識が全くない状態から読み始めました。不可解な事件からこの先どのように発展していくのかが気になって夢中で読んでしまいました。音道貴子や滝沢刑事の人間くささに好感を持ちます。小説らしい小説というか、読了感が重く残る感じが気持ちよかったです。
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乃南アサさんの作品です。初めてでしたが、読みやすいし、テンポいいし、引き込まれました。音道さんかっこいい!
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深夜のファミレスで男の身体が炎上する事件が起きた。
しかもその遺体には獣の咬傷が残されていた。
やがて、その事件を皮切りにして同じ獣による咬殺事件が続発する・・・
登場する獣は『ウルフドッグ』。
交配によって限りなく狼に近くなり、知能が高い犬。
特定の人間を標的として狙うように訓練された。
彼は犯人が捕まろうとも次の目標まで止まらない―
犬を犯行の道具に使う人間の方が許せない。
主人のために命令通りに働き、
それが悪いことだなんて微塵も疑わない眼をしている。
人を襲った犬は処分されなきゃいけない。
その後の運命が切ない。
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【深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した!遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか?野獣との対決の時が次第に近づいていた―】
1996年(115回)直木賞受賞作
初乃南アサ。面白かったです。
怪奇事件、そしてスピード感のある内容。
犬好きの私はちょっとウルウルとしてしまう場面もあり。
特にオオカミ犬の結末には胸が締め付けられる思いがしました。
全体的には音道貴子の心理がよく描かれていて、
女性の立場として応援しながら読み進めていった気もします。
どうやら音道貴子シリーズがあるらしい。
作品は下記の通り。読んでみたいな。
[凍える牙][花散る頃の殺人][鎖][未練][嗤う闇][風の墓碑銘]
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おもしろいし 描写力がすごいです
登場人物が生きている 息遣いまで聞こえてくる
動物ものですが 私はウルフドッグという犬が存在するのを 初めて知り
真剣に飼ってみたいと思っています
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最初の事件のインパクトからはずれた結末だけど、
音道さんが魅力的だったのでそっちがメインだったのかもしれない。
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なんていうか・・・
終ってみれば面白かったの。
でもさ、やっぱり暗いんだよねえ。頭の中で描く映像が良くて曇り空なんだよね(^_^;A グレイなの。
これが、直木賞受賞なのかと思うと、なんとなく私としては反発したくなっちゃって「まあまあ」に記録(^_^;A 、
なかなか話しに入り込めなくて結構時間もかかっちゃったしね。
新しい作家さんも見つかったことだし、この方は、しばらく良いかな・・・なんて(^_^;A
でも、続編があるって言ってたよね・・・
それはそれでキニナル。
滝沢が音道を認めるようになる経緯がもう少しはっきりわかると良かったんだけどなあ。だってあまりにも酷かったじゃない?最初。
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今更ながらに読んでみた。男性社会に生きる女性の心理がうまく描かれている。でも犬嫌いなのでオオカミ犬に入れ込む主人公の気持ちが理解できず。
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勝手に話を想像して敬遠していたのですが、全然違いました。狼犬とか普通に現実的でした。読んでよかったー。あのあらすじ紹介があんまりよろしくないと思います…と人のせいにしてみたり。
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「疾風」の誇り高さ、孤独、静けさ、厳しさ・・・・存在感がすごかった。音道さんとの追いかけっこもハラハラして興奮しながら読みました。心臓がバクバクいってました。疾風と音道さんが対峙した場面が大好きです。
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久々に乃南アサ。私のセレクトが悪かったのか、ここのところ読んだものはあんまりイケてないのが多かったのですが、今作は大変評判がよかったので、遅ればせながら手に取ってみました。いやー、非常に読み応えがあって面白かったわー。細々としたトリックがあるわけではないのですが、主人公、そして主人公の相方、事件に巻き込まれた人々と、視点が変わっていくので、読んでてまったり煮詰まる事もなかったし、で?で、次はどうなんの?と、つるつるページを繰っちゃう感じ。ミステリーはミステリーなんだけど、犯人探しとか殺人のトリックとか、そっちの方の面白さではなく、その事件を取り巻く人々の人間模様というか、感情のもつれ合いみたいなところで読ませる作品です。貴子×滝沢のコンビ、続編とかにはなっていないのでしょうか?コンビでなくとも、この2人が登場する続編はとても興味があります。読んでみたいです。そして何となくそうなるような気がしていたけれど、ラストの疾風の行く末のところではついつい号泣してしまいました。やっぱこういう動物モノには弱いなあ、私。
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これ、直木賞とったやつだよね?と思って手に取った、
初乃南アサ。
ミステリーではないでしょう、おそらく。
けど、ただの刑事物とも違う。
音道貴子は魅力的な警官とも思えないし、何かすごいことやっちゃうわけでもない。
(しばしあるけど)
これが賞をとった理由を挙げるなら、
男性社会で働く女性の働きづらさを赤裸々に上手く表現したところ?
オオカミ犬が事件の鍵なんてゆーのはなんか非現実的だけど
疾風は私から見ても魅力的。
心揺さぶられる。
そのほかはとってもリアルな世界だと思う。
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うーん、これが直木賞か…というとってもマイナスな感想。
主人公音道貴子という女性刑事が、滝沢という女性蔑視の相方とともに連続殺人事件を追うというストーリー。
事件を追う→情報集めてたら別の事件発生→関連性調べながら捜査→また次の事件…という感じで、時系列的にまったりと進む。
トリックに凝ってることもなく、ミステリーというよりは、刑事という女性が少ない職場での女性の孤闘を描いている作品という感じだろうか。
とにかく淡々と事件を追っているだけなので、500ページという長さはだいぶ読むのに体力が要った(何度も眠くなった)。
長編なら、『亡国のイージス』や『葉桜の季節に君を想うということ』のような重厚感・ハラハラ感が欲しいし、
まったりならもっと絶妙な心理描写とかで楽しませてほしい。
あと個人的にミステリーは伏線が最後どう生きてくるかを楽しみに読んでいるので、それがないのも残念。
(ウェイトレスの景代とか、いじめられた幼い子とか、いつ生きてくるのか楽しみにしていたのに、結局事件の目撃シーン+聞き込み調査のみの登場。なぜただの目撃者にここまでページ割いて設定細かく描写したのか謎。せっかく登場させるんだったらもっと生かしてほしい…。)
450ページ超えたあたりからのクライマックスはよかったけど、そこだけ。
あまり面白くない作品でした。