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紙の本

奥泉光がボケていとうせいこうがツッコむ

2006/04/04 13:03

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジェニファー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 奥泉光は私の好きな小説ベスト10に入る「鳥類学者のファンタジア」の作者であり、いとうせいこうもかつては「ワールズ・エンド・ガーデン」「解体屋外伝」(今気づいたが、この二冊はもしかして韻を踏んでいるのだろうか?)などの小説を書いていた。二人とも好きな作家だったのでこの本を手にしてみたのだが、漫談というだけあって、笑いがふんだんに盛り込まれた、非常に楽しい本だった。
 もちろん文芸論でもあるので、真面目に語る部分もある。私の半端な理解によると、たぶん二人が言いたかったのは、「小説」とは何か、そして「作家は何を書くべきか」という問題なんだと思う。今までことさらに「小説って何だろう?」などと哲学的に考えたことなどなかったし、世の中の作家の多くはそんなことを意識しないで小説を書いているのだと思う。しかし考えてみると、そういうことを自覚的に書いていた近代の小説は今でも読むに耐える作品が多いのに比べ、無自覚にただ「泣ければいい」などというスタンスで書かれている現在の小説は、十年後も読者がいるかどうか甚だあやしい。
 作家がすべて自覚的であれ、というのではないが、小説の品質という点でやや停滞気味な今、もっと新しい視点を持った作家が誕生してもいいのではないかと思う。そういう意味で、ここまで「小説」のあり方を突き詰めて考えている奥泉光といとうせいこう(がもし再び小説を書くことがあれば)の二人は、今後注目に値する存在だと言えるだろう。
 それにしても、いまだかつて、この本のように本文よりも注の方が難しい本があっただろうか、いやない(反語)。確かに「イロニー」だとか「テキスト論」だとか、小難しい用語がちょこちょこ出てはくるのだが、会話の流れの中でも説明されているので、わからないなりになんとなく読めてしまう。しかし、それに対する渡部直己による注が小難しくてさっぱりわからん。渡部直己に恨みはないが、注はほとんど読み飛ばさせていただきました。

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