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ブラックだなぁ。
ブラックな上に、ちょっと気味の悪い作品もあって
坂木さんにしては評価が低くなってしまった。
残念。
「いじわるゲーム」や「都市伝説」のような
ラストの展開は好きなんですが。
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切なかったり、幸せだったり、恐ろしかったり、美しかったり──あらゆる物語の楽しみが、ここにあります。待望のショートストーリー集!
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ブラック坂木節が炸裂!の短編集。
この人の怖い話、ホントに怖い。普通っぽい人が、当たり前の顔して壊れまくりの鬼畜ぶりだったりするところが。
『都市伝説』が一番怖かった。
でも、ちゃんとほのぼの系のもありました。
『洗面台』は良かった。ホッ。
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もしかしたら最初の三部作を好きなだけなのかもしらん。
ああ先生と僕も好きだな。ミステリ書いて欲しい!
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図書館より。
恐い話もあり、ちょっとほっとするような話もあり。
途切れ途切れに読んだけど、さらりと読了。
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奇妙な味わいの短編16本収録
ほんとにショートショートのものもあるので一個一個の説明は省きます。
感想としては「好みじゃなくて、残念」
んー、何といえばいいのか。
設定は確かに奇妙なんだけど、「それがどうした」って感じでラストに無関係だったり、独白部分が(まぁ、ストレートっちゃぁストレートだけど)反吐が出るくらい醜悪ですごく不快だったり、途中まで誰がどんな状況にいるのか一人称であるがゆえにわからなかったり(これを利用しての奇妙な味ではあるんですが)。
「和菓子のアン」や「ワーキングホリデー」などのちょっと度が過ぎるくらいのやさしい味わいを期待してると痛い目にあいますので、これを読まれる方は覚悟がいると思います。
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子供じみた嫉妬から仕掛けられた「いじわるゲーム」の行方。夜更けの酒場で披露される「怖い話」の意外な結末。バスの車内で、静かに熾烈に繰り広げられる「勝負」。あなたの日常を見守る、けなげな「洗面台」の独白。「鍵のかからない部屋」から出たくてたまらない“私”の物語―などなど。日常/非日常の情景を鮮やかに切り取る18篇を収録。
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著者の作品としては珍しいテイストである。読み始めて、「え?ほんとうに坂木さん?」と表紙を見直してしまう感じ。ひとつひとつの物語はとても短く、あっという間に読めてしまいはするのだが、喉越しはまったく滑らかではなく、どこかにちいさな何かが引っかかっているような居心地の悪さが残りもするのである。かと言って腑に落ちないわけではなく、「あるある」的な納得感も満載なのだから不思議である。強いて言えば、日常に潜むホラーのような怖さだろうか。気づかずに通り過ぎてしまえばどうということもないのに、一旦気づいてしまったら最後、足が竦んでしまうような。そんな中に、じんわりあたたかい気分になる物語が紛れ込んでいたりもして、絶妙な一冊である。
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坂木司作品の中でも異色作中の異色作、『短劇』が帰ってきた。黒坂木と称されたあの作品群よりは控え目だが、それでも十分にブラックな作品が揃っている。
「いじわるゲーム」。似たことをしている人が、実際いそう…。「怖い話」。オチのない怪談はたちが悪い…。「キグルミ星人」。中の人なんていないんですっ! 「勝負」。これだけやけに正々堂々としていて、何だかさわやかじゃないか。
「カフェの風景」は傑作。坂木さんご自身、日常のミステリーを多数書いているが、実際の日常なんてこんなもんだよね。「入眠」。えーと、あの、そういうことですかね? 「ぶつり」。まあ、大体オチの予想はできたが…。「ライブ感」もネット時代を見事に切り取った傑作。あの問題を取り入れた社会性も評価したい。
「ふうん」。わずか3pのありがちな話。ふうん…で終わりかよっ! 昔の「都市伝説」なんてかわいいもんだったよねと、デマが瞬く間に拡散するネット時代に思う。「洗面台」。どういうオチかと思えば、すっかり騙されました。洗面台冥利に尽きるだろう。「ちょん」。悪趣味というか何というか…こんな上司は嫌だ。
「もうすぐ五時」。これまた日常の一頁。どことなく微笑ましく…ねえよっ! 「鍵のかからない部屋」。意味はわかるけど、迂闊にコメントはできんでしょ、これ…。「何が困るかって」。意味不明すぎてコメントできん…。「リーフ」。親子関係の難しさ。親の心子知らず、か。うーむ、何だか考えさせられるじゃないか…。
最後は作り方が2編。「仏さまの作り方」。このご時世に、贅沢な悩みというか、ふざけんなと言いたくなるだろう。そんな日本人への皮肉か? 「神様の作り方」。信仰心はなくても群衆を苦にせず初詣に行く。そんな日本人への皮肉か?
以上全18編、一部例外はあるものの、よくもまあ年の瀬にこんな作品ばかり集めたものである。『短劇』ほど弾けてはいないが、「あるある」感が強い作品が多い。とりわけ、ネット時代への風刺を感じるのは気のせいだろうか。
あとがきを読むと、本来こういう話は得意ではないのだろう。坂木司さんが書くから意外性があるわけで。こういうのがまた読めるのはいつか。
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坂木司ってだれだっけ・・と思ったら
途中でとまってる(別につまらないとかじゃなくて)和菓子のアンのひとだ~
このひとは人気あるのかな?
ちょっと面白そうと思った短編集だったけど
びみょうなのが多かった・・
つまらなくもないけどたいしておもしろくない。とか
こわいはなし?的なのとか
BIMYOU
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2~6ページ程度の短編がたくさん。
シンプルだけど意表をついたものもあって面白い。狙っているのだろうけど男女の区別が曖昧。
意表はつかれなかったけど私は洗面所の話が好き。洗面所をさわってみよう。
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ダークな話を中心とした短編集。立て続けに読んでいたら背筋がぞくっとしてきました。けれど、何かに取りつかれたように集中して読んでしまった。
主人公は男と思って読んでいたら女だったり、またその逆だったり、何だかミステリアスな部分も多々ありました。逆だったかーと驚かされました。
ダークな話ばかりな中に、ときどきほんわかする話も。勝負と洗面台はよかったな。
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「何が困るかって」坂木司◆「短劇」を思い出すブラックさ。何作か例外はあるのですが、悪意とか不謹慎さとか軽薄さとか暴力とか日常の些細な不幸とか、とにかく嫌な感じのショートショートが多い。お腹の底に黒い澱が溜まっていくような心地。私が読みたい坂木さんではないかなというのが正直な感想。
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一つ一つのお話は短いです。そして内容は、ブラックだったり後味が悪かったり。
個人的に坂木さんは心温まる系のお話を書く人だと思っていたので、「こんなの(ホラー系)も書くんだー」と新鮮でした。
でもまぁ、好きなのはやっぱり心温まる系かな。この本で言えば、「洗面台」みたいな。
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短編集。
どれもだまし絵のような世界で、
ちょっとおかしいな?から徐々にねじくれた、あれ?という結末。
そうくるか!?と突っ込みたくなる不思議な世界観で面白い。
さらにあとがきもひとひねりしてあって面白い。
うーん、面白い(笑)
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甘くはないけど優しい後味の作品が多いという作者のイメージが、少し変わった。じんわりもんにょりとお腹の底が気持ち悪くなるというか、淡々とつづられる悪意の発露とでもいうと言いすぎだろうか。
スリラー的な怖さの『都市伝説』、人々と人でないものの穏やかならざる心中『カフェの風景』、翻訳小説みたいな雰囲気の『鍵のかからない部屋』。
タイプの異なる恐ろしさと味わいの短編の中で、もっとも怖くてやりきれなかったのは『ふうん』。
まあ、何が困るかって、いかに面白かったか、ということがうまく伝えられないことなんだけど。