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何度も読んでいる物語の、別の人が現代語訳にしてくれたのを読んだけど感想は毎回同じ。
このうぬぼれ屋で妄想癖の強い上に女性の気持ちを鑑みないロリコンの好色男ことペテン師の誘拐犯はどうにかならないのか。
若紫で「自分を好色だと思わないでください」と何度も言ってるけど、どう見ても好色にしか見えない。
この時代の恋愛はこんな感じだったのかなぁと読むたびに考えさせられます。そりゃ葵の上も心を閉ざすわと思わざるを得ない。
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ずっと読んでみたいと思っていたものの、なかなか手が出せずにいました。
瀬戸内寂聴さんの訳は、分かりやすいのですが、原文の雰囲気も伝わってくる感じでよいと思います。
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とっても読みやすい寂聴さんの訳で名作に挑戦。話には聞いていたが、光源氏の御乱交ぶりが凄すぎる…。現代だったら立派な強姦魔だ。「これが中流の女というものか」と空蝉、お父さん(帝)の妻藤壺、さらには「自分好みの女(嫉妬や文句を言わない人)に育てたい」と幼い若紫。しかも若紫は藤壺の姪っ子というんだから、もうぐちゃぐちゃな関係だ。
でも名作と言われるだけあり、口説き落としたら興味がなくなる光源氏とか、遊ばれてると分かっているのにどんどん好きになっちゃう女とか、逆に遊ばれてるからこそもう会いたくないとそっけない女とか、恋愛の心理が事細かに描かれている。これは現代でも全く同じ情景であることに驚いた。
ひとつ、なぜ恋愛御法度のあの事務所のグループ名が光GENJIなのだと疑問に思う今日この頃である。
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源氏の君との初めての出会いは確か中学生。二度目の邂逅は高校生の古典の授業。その後、幾度と無く出会ってはその都度別の女御更衣に心惹かれてきた。中学生の時は幼くして源氏に見初められる若紫に、高校生になっては気高く凛としていてなお物の怪となってしまうほど激しく源氏を愛する六条の御息所に。今回寂聴訳の源氏巻一を読み終えて心惹かれるのはやはり藤壷であった。継子である源氏に愛され不義の子を産む、そして死をもって永遠に源氏の心に生き続ける…これぞ究極の愛、至高の愛ではないか。若かった頃は源氏の調子の良さや優柔不断さそして何より移り気な薄情さに憤りさえ感じていたが、オトナになって読んでみると、源氏が愛した女たちもそれぞれに恋愛を楽しんでいたのだという事が分かる。愛し愛され騙し騙され あくまでもさり気なく出会い、美しく分かれる、そこに恋愛のルールを感じるのである。巻二を読む前に他の訳本も読んでみたいと思った。
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大学時代に授業を受けたきりになっていたが、大人になって改めて読んでみる気になった。巻一を読んでみて、大学生だって頃の自分には到底理解できなかった六条の良さを知ったことなど、また読んでみてよかったと思えた点が多かった。源氏物語が本当に楽しめる年になったのだと思うとなんだか嬉しい。
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やっぱり「源氏物語」を読みたくなって、だれの訳で読むか迷ったものの、結局、基本的な感じのする瀬戸内寂聴訳に。大塚ひかり訳も読んでみたいと思ったけれど、ちょっとマニアックかもしれんと思って。たぶん二十年以上前に円地文子訳で読んで以来なので、ほとんど初めて読むように新鮮で、やっぱりおもしろい。瀬戸内寂聴訳はすごく読みやすい。「千年の黙」「輝く日の宮」に書いてあったように、確かに、「桐壺」のあとに一帖抜けているような感じがするー。と思えるのも、「千年の黙」「輝く日の宮」に続けて読んでいるからで、鉄は熱いうちに打て、だ。(ちょっと違う?)でも、全十巻をすべて読むか、とばして読むかちょっと迷い中。とばしてところどころ読むってのもヘンか?
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高校生頃、通学中に読んで雅な気分になって登校していました。
当時の恋愛小説ですが、現代の人が読むと当時の生活習慣が
わかり、いろいろな点でおもしろいと感じると思います。
紫の君や葵の上も好きですが、末摘花と光源氏の関係が好きでした。
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いまから源氏物語を読む人にはおすすめする読みやすさ。瀬戸内寂聴の女君たちに対する愛を感じる現代語訳。
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一巻読了!
「あさきゆめみし」から入って瀬戸内寂聴訳まできました。
あらかじめ物語が頭に入っているので無理なく読めました。
巻末の源氏のしおりが中々面白いです。紫式部が勝気で早熟な女性だっただろうことや、父親から「男の子であったなら」と言われたという自慢話など紫式部に関しての知識も深まり更に源氏物語を楽しむことができます。
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女性が読むには分かりやすいし、文章が美しいから心に残る。
光源氏がどれほど見目麗しく、雅で神々しかったのかが、瞼がちかちかするくらいに思い浮かびました。というか、しつこいくらいに「もう分かったから!美しいのは分かった!もう言わないで、分かったから!」って叫びたくなるほどに『美しさ』を表す表現が出てきます。
初心者や女性が読むには持って来いだと思います。
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「授業」での古典があまりにも好きになれない(むしろ嫌いな勢い)ので、とりあえず楽しむためにゆっくり読み始めました。最所は身構えていたけれど、思っていたよりすらすら読めます。最所の「桐壺」が好きです。
源氏のプレイボーイっぷりにちょっと辟易してしまうんですが、合間にある和歌が素敵。
時代を飛び越えて、「あるある」ってなるシーンや台詞もあったりして、やっぱり長く読まれるには理由があるんだなぁと思いました。
ゆっくりペースで続きも読みたい。
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文庫になった~と思ったら毎月一巻ずつの刊行だった。長かった…。
久々に純粋な古典(翻訳だけど)を読んで、やっぱり王朝文学はいいなぁと思った。すぐ泣いたりすぐ懊悩したりそのくせすぐやっちゃったり。でもすべては優雅で。
こんなにたくさんの女人を書き分けて、こんなに壮大な物語を完璧に組み立てて(小さな矛盾点はさておき)紫式部という人は本当に奇跡の人である。そしてやっぱり私は紫の上が一番好きで、一番悲運の人じゃないかと思う。
各巻の最後には“源氏のしおり”と題して、源氏物語の手引き的解説と収録されている巻のあらましがつけられているので、古典を読み慣れない人にも親切なシリーズとなっている。
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<桐壺(きりつぼ)>
桐壺帝はあまり身分の高くない桐壺の更衣を寵愛。他の妃からいじめられ死亡。そのとき3歳の子が光源氏。やがて母方の祖母も死亡。高麗の相人の占いで「帝王の相があるが、そうなると国が乱れる。かといって臣下で終わる人でない」この予言を聞いた帝は光源氏を臣下にして源氏性をあたえる。桐壺帝は桐壺更衣を失い鬱病がちだったが、亡き更衣と瓜二つの先帝の姫君、藤壺の宮を後宮に迎える。亡き母にそっくりな藤壺に源氏は恋する。源氏は元服と同時に左大臣の姫君と結婚。左大臣は臣下で最高の地位、桐壺帝の妹の大宮を妻としており強力な後見人。しかし、姫君は4歳年上なことにコンプレックスを抱き心を閉ざす。源氏はやはり藤壺が良いと恋心をつのらせる。
<帚木(ははきぎ)>
「雨夜の品定め」源氏、頭の中将、左馬の頭、籐式部の丞の4名で女の品定め。頭の中将の子までなして行方をくらませたおとなしい女の話が、のちの夕顔。左馬の頭の女を上中下に階級分けした中流の女にこそ掘り出し物がある話が空蝉の伏線。この翌晩、源氏は方違えに中川の紀伊の守の邸へ行き、紀伊の守の父の若い後妻、空蝉を無理に犯す。空蝉は手厳しい抵抗を見せる。
<空蝉(うつせみ)>
空蝉の弟の小君を文使いとして可愛がる。空蝉は厳しい態度で寄せ付けない。源氏は紀伊の守邸に忍び込み、小君の手引きで空蝉の寝所に導かれたが、それを察した空蝉は薄い肌着だけつけ逃れる。一緒に寝ていた紀伊の守の妹の軒端の荻を空蝉と間違い契った源氏は空蝉の脱ぎ残した蝉の抜け殻のような薄衣を持ち帰り残り香をなつかしむ。空蝉も心の中では源氏が忘れられなく、老いた夫の伊予の介への罪に苦しむ。
<夕顔(ゆうがお)>
源氏は六条に住む高貴な女性(六条の御息所)のところに通っていた。その途中、五条の乳母の家へ寄る。乳母はごみごみした所に住んでおり尼。隣の小家の女と夕顔を通して知りあう。女は素性を明かさず、源氏も覆面をしたまま逢い続ける。ある日、女を人の住まない廃院に連れ出し、覆面を取るが女は名を明かさない。その夜、女は何かに襲われたように死亡。乳母の子で乳兄弟の惟光が葬式一切を執り行う。源氏は悲観のあまり落馬、寝込み、女の女房の右近を引き取る。女は頭の中将の話の女と判明。空蝉も夫に従って伊予に去る。
<若紫(わかむらさき)>
おこり(マラリア)をわずらった源氏は北山の行者に加持を受けに行く。そこで祖母と身を寄せていた10歳くらいの美しい少女に逢う。この少女が藤壺の姪。強引に略奪して自分の邸二条の院に連れて来て育てる。この少女がのちの紫の上。一方、王命婦の手引きにより藤壺との一夜の密会もあり、その結果藤壺は懐妊する。藤壺は妊娠を源氏には知らせず、帝の子として懐妊の月をいつわる。源氏は夢によって懐妊を感知。
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日本人なら読んでおくべきかなと思い手に取りました。すごく丁寧に訳されていると思う。というか言葉を大事にしている。ただ読解力が足りないので「???」な部分もあったけど、とりあえず話の流れがわかればと。あと巻末でかなり理解が深まった。はず。
それにしても光る君、それは強姦というものでは…。若紫に至っては誘拐に近いし…。雅なだけではないのですね。
先が長すぎて挫折しそうですが、ゆーっくり読んでいこうかと思います。
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源氏物語は、一度すべて読んでみたくて、瀬戸内寂聴さんの訳を購入しました。
桐壺、夕顔、若紫は知っていたけど、
帚木と空蝉は初読。
読んでなるほど、これはマンガ日本の歴史には載せられない内容だσ(^_^;)
光源氏の好色がこれほどとは(笑)
続きもゆっくり読もうと思います♪