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中山七里は面白い。
帯にはどんでん返しと書かれていたけど、そうなんだぁと思っただけだったかな。というか、そうした必要性があまりなかったような。
理路整然と犯罪を捉えて推理していくのは気持ちいい。
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軽い感じの物語かと思いきや、
わりと血なまぐさいお話で、
予想以上に良かったです。
でも最後が…
いきなりのファンシーな感じにびっくり。
最後まで現実的だとよかったなあ。
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ただのミステリーでもなく、ただの恋愛小説でもなく…
一見のほほーんとした作品だけど、その内容はギッシリと詰まった濃い作品だった。
社会問題を取り上げているとにそれほど重い内容にならないのは、登場人物の性格だろうか。
それにしても、最後に明らかになる静おばあちゃんの秘密にはビックリした。
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うーん、期待が大きすぎたのかなぁ。
軽いミステリーとしてはこの程度で充分だけれど、中途半端な感じがしないでもない。いや、する。
社会問題を取り上げようとして駆け足になった、みたいな…
読みやすいだけのミステリーでいいなら、勧められるかな。
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中山七里は、以前読んだアンソロジー、「しあわせなミステリー」で
見事に引っかかり、一度ちゃんと読んでおきたいと思った作家だった。
何故にコレだったのか?と言うと、タイトルがほんとにどうしようも無かった(^^;)から。
この作家の場合、それすらが狙いのような気がしてのチョイス。
・・・当たりました。珍しく(^^;)。
形態は連作短編。
捜査一課の平凡な刑事は、何故だかいくつもの難事件を解決してしまう。
これには秘密があり、大事な時には彼のそばにいつも大学生のガールフレンド居て、
全て彼女の助言が事件解決の糸口となる。しかし、実は謎を解いていたのは彼女の
おばあちゃんで・・・。という構成。軽いテイストながら、キッチリ練り上げられた
骨太なミステリーが5篇。いわゆる安楽椅子探偵モノのお手本のような作品である。
物語はある種淡々としているが、ラストにとんでもない事実が。
しかし独語は"もの凄く気持ちの良いやられた感"で胸がいっぱいになる。
どうやらこういうのが得意な作家らしい。これは引き続き読んじゃうな、他を(^^;)。
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表紙やタイトルを見た感じでは、何となくほのぼのとしたユーモアミステリをイメージする。少し頼りない若い刑事と、純情な女子大生という組み合わせもそうだし、その捜査の話を聞いて謎をとく安楽椅子探偵が女子大生のおばあちゃんというのも、実になんというか、狙いすましたようなパターンと感じる。
読んでみると少し驚く。確かに、ある種のほのぼのした感じはある。刑事と大学生の恋模様も、なかなかくすぐったくてよい(案外急展開でそれには驚いた)。しかし、この連作短編の眼目は、実は硬骨なおばあちゃんの口から語られるさまざまな言葉ほかならないと思う。そしてそれは、突き詰めて言えば、「正義とはかくあるべきだ」という、きわめて実直な提言だと思う。
本格ミステリとしてもまずまずのレベルと思う。ありがちなトリックながらうまく使いまわしている、という感じだろうか。
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いくら法律家を志す女子大生といっても、ここまで事件の捜査に関われるわけなかろーに・・・と思いつつも面白く読み、どんでん返しに「まさか・・・」としらけそうになったのに、ついウルっとしてしまった。本読みは、単純な思考の方が楽しめるのだな、うんw
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安楽椅子探偵もの、連作短編集、途中まですごくのめり込んで読んだのだけど、オチが納得いかなーい!!!!!!
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面白かったし、退官した裁判官としてのおばあちゃんの語りは、考えさせるものだった。
でも、最後のどんでん返しが、個人的にはあまり爽快ではない。
恋愛のはさみ方や、警察内部の描写などと合わせて、ちょっといろいろバランスが悪い気がする。
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#読了。警視庁捜査一課の葛城公彦は、女子大生の高遠寺円のアドバイスをもとに、難事件を解決する。しかし、実は円ではなく元裁判官の祖母静の推理であったのだが・・・犯人が分かったのはいいとは思うが、あのラストは少し。。。
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装丁の可愛らしさで買った本だったのだけど、見事に裏切られました(いい意味で)。中山さんの本ではずれた本が覚えている限り今までないので、これからも少しずつ読んでいきたいと思います。
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主人が買った本。
はじめての作家さん。 最近多いな、主人or妹が買った本。
刑事さんが事件解決に行き詰ると、法律家を志す女子大生に相談
女子大生は、同居している元裁判官のおばあちゃんに話すと
おばあちゃんが、解決。
事件解決は、おばあちゃんの語りではないので
どのような、思考回路で解決し、語るのか、知りたかったな…
部外者に、こんなにしゃべっていいものか、とか思いましたし
ラストがちょっと気にいらないのですが…(これでは続編の道は絶たれた?)
面白かったです。
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horry shit! granma is the ghost? what's up, what's up. so, so. 椅子上侦探。 喷饭,恶骂。
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新米刑事が女子大生と協力して、難事件を見事に解決していく。でも実際に解決するのは、女子大生の祖母、元裁判官。見事な洞察力と推理。女子大生の状況説明だけで、すべてを見通す。次々に手際よく解決していく過程が痛快です。
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音楽界と司法という全く関連がない2つの舞台を使い分ける中山作品の中で、本書は後者にあたる。
人を裁く者としての心構えを経験を元に厳しく優しい眼で孫に教える安楽椅子探偵のおばあちゃん。読み易い軽めの文体の中に真摯な信念が含まれており、ふと考えさせられる作品でした。
ただ、最後のオチは賛否両論あると思いますが、自分としてはいただけませんでした。