サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、年齢認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

香水物語 みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー6件

みんなの評価4.6

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

小道具のインパクト

2005/01/28 15:58

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Hiris - この投稿者のレビュー一覧を見る

 森瑶子は短編小説の中に、様々な小道具を散りばめる。
 『香水物語』は、表題の通り、香水をモチーフにした短編小説集。香りが人に与えるインパクトが様々な形で描かれる。
 旅先で出会ったミステリアスな女性が、一度会ったことのある女性と同一人物であることを香りによって気付いたり。
 恋人の浮気を、部屋にさりげなく置かれた香水瓶によって知ったり。
 恋愛の諸相に、香りが印象的に組み込まれている。
 それが単なる「香り「香水」ではなく、具体的なブランド名・商品名が示されることで、一層物語が鮮やかに浮かび上がる。
 こうした小道具の用い方の巧さは、森瑶子ならでは、と思う。
 『香水物語』が出版されて年月が過ぎ、今では発売されていない商品もあるのが、惜しまれてならない(エスティー・ローダーのホワイトリネンは廃盤になっている模様)。
 読んだら、ここで用いられている香水が実際にどんな香りなのか、気になるはず。香りを体験したら、読む楽しみが倍増することは間違いない。

 個人的に気に入っているのは、三角関係・四角関係を描いたもの。
 キャロン「フルール・ド・ドカイユ」、ギ・ラロッシュ「フィジー」、イヴ・サンローラン「オピウム」。
 どれも、香水が言葉以上に雄弁に秘密を語る。嫉妬や妄想を掻き立てる。
 恋人もしくは妻・夫を見つめる視線と、香水の香りが交錯し合って、言葉にならない言葉が行き交うような場面が印象的だった。

 森瑶子は、この『香水物語』を書くにあたって、全ての香水を自分で付けてみたという。
 用いられている香水は、この小説が書かれた当時、話題になったり流行していたものであろう。
 もしも今、森瑶子が生きていたなら、どの銘柄を用いて書くのだろう。そんな空想をしたくなる。 

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2009/10/08 15:16

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/04/26 09:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/09/29 15:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/02/21 21:18

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/03/19 23:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

6 件中 1 件~ 6 件を表示

本の通販連携サービス

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。