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あまりにも深いところに
2012/02/04 22:24
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:お月見 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「はみだしっ子」で有名な作者の、絶筆となった作品です。
作品では直接的な表現はありませんが、いわゆる「知的障害」をもつ少年、ビリーと、幼馴染のジョディの心の結びつきと、彼らをとりまく人々を丁寧に描いた物語です。
原稿も未完成の段階であったため、漫画家の友人の方々ができる限りのところまで原稿を整理し、下書きなども加えたままで上梓されました。
未完成とはいえ内容は深く、そこまでしても出版される価値のある作品だと思います。
もともと三原順さんの漫画は、作中もセリフも哲学的で、何度も読み返してやっと理解できたり、読み返した時の年代によっても違う感想を持ったりと、やや難解な部分もあるので(そこがたまらなく魅力的でもあるのですが)、正直、ラストの展開は意味がわかりませんでした。
文庫化される前に、別の出版社から上梓されていたヴァージョンでは、作者の推敲メモも付記されていたり、限定版で出版された作品集ではプロット(小説かと思うほど書き込まれている)を読むことができるので、なるほどラストのセリフはこういう意味があったのか、と推理することはできます。
だけどあくまでも推理であって、漫画の命である絵のない状態でセリフのみの未完成の原稿では限度もあります。
いまさらながら、天才の早世を惜しむ気持ちと、それでもこの物語から放たれる「ものがたりとしての力」の強さに引かれて何度も読み返してしまうし、一見、無垢、無邪気ともとれるビリーの行動に、簡単に善悪で表現しきれない「光」を感じて、三原順さんの作品の中でも一番「あとを引く」作品かもしれません。
難しい
2016/05/02 21:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者の作品はおそらく私が子供時代にはあったと思うのですが読んだことは1度もありませんでした。同じ日に生まれたビリーとジョディ。ビリーはいつもかわいそうな子だと言われていましたがジョディはビリーのことを羨ましがっていました。ビリーはジョディと動物の言葉しかわからないジョディのためなら何でもするというような子供です。この作品は言葉も多いし絵もあまり余白?がないような気がします。それぞれの人物の考えることとか理解するのが少し難しいような気もしました。
僕なんでもするよ。ジョディのために。
2002/05/23 14:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:猫山まどか - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ日に同じ病院で生まれた『幸せなジョディとかわいそうなビリー』ビリーは一人でラジカセの操作ができず、動物とジョディの言葉しかしっくりと意味がわからない。
ジョディのボーイフレンドになった2人、デニスとガーフィーは、同じ場所で死んだ。デニスの死から立ち直りかけていたジョディは、2度目の死にショックで現実から離れてしまう。そんなジョディの世界を誰よりも判るビリー。彼は遠くの地へ療養にいったジョディのために、彼女の求めるに違いない音楽の入ったカセットテープを届けようとふらりと出かけてしまう。
うーん
2016/05/16 10:33
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投稿者:ぶーにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の『はみだしっ子』が好きだったので読んでみましたがずっと続く重苦しい雰囲気と感情表現が乏しいビリーに感情移入ができず入り込めなかった。
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