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2014 9/10読了。
ゴールデン・タイムはちょっとナマナマしくなりすぎて引いてしまったんだけど、一巻完結ならそんなナマナマしさも平気かも知れない、そう思える竹宮ゆゆこ新刊。
絶望的な前半~中盤からの、もうそっちに心移るんかいな後半が、気に喰わないんだけど、気に喰わなさも含めて良い。
伊豆行きたいな。
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終わるから始まるし、別れがあるから出逢いがあるのに、一つの現象に固執してしまった主人公の心の再生を綴ったスタンド・バイ・ミー的なストーリー。
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本屋に平積みされていたこと
とらドラのたけゆゆ先生だったこと
タイトルに惹かれたこと
特に中身を見ずに購入してみた
眠れない初秋の夜に読んでみた
が、前半で心折れそうになった
物語の重要なポイントがほぼ真ん中まで出てこない
そして家族はあまりにひどい
居場所がないこと、安心できる場所がないことは
経験したことがない人が想像するよりもずっとずっと
辛いこと
夏目漱石の「こころ」
石田衣良の「美丘」
野崎まどの「映アムリタ」
東野圭吾の「どちらかが彼女を殺した」
その他もろもろ
主要人物が、もしくは主要人物に非常に近しい人が
いなくなってしまう物語は数多くある
そう言う物語は夜中に読むものではない
カワウソもやむなし
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無職女子と指圧男子が、変化する環境と変化しない日常の中で、捕らわれた過去に向き合っていく、ガール・ミーツ・ボーイの青春譚。物語のモチーフは普遍的なものだが、著者の文体(好みはあれど)、というかキャラ付けで読ませてくれる一冊。
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【印象】
若い無職女性は親友を想う。
そして、その交際相手だった女装男。
核に触れないこと、回り続けること。
【類別】
小説。
うっすらロマンス。ややコメディ。
【構成等】
全体として問題はありません。しかし、くどさのある焦らしや場面の時間的切り換わりの多さを感じる箇所が幾らかありました。
【表現】
平易。地の文は一人称視点の濃い三人称視点です。
人によっては生々しく下品に思われる部分もあるかもしれません。
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電撃文庫で『とらドラ!』など人気作をものしていた同著者の新潮文庫デビュー。軽快ながら時として胸倉を捕まれるような文章は変わらず。
裏表紙あらすじには圧倒的恋愛小説、とあった。恋愛小説であることも違いないと思うが、自分としては死と再生の青春小説でもあると思う。
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新潮社nexという新しいレーベルの立ち上がりの中の一冊
『無職女×コスプレ男子の圧倒的恋愛小説』
と帯に書かれているんですが、、
これがどうもしっくりきません。
竹宮先生の著書は『とらドラ』しか読んだことないんですが、★5つけるぐらい好きな作品だったのでそういうの期待しながら読むと肩透かしを食らってしまう。
20代前半のモラトリアムな葛藤と成長。
恋愛要素は薄いと思うんですよね。
薄いというか主人公自体が恋愛どころではないけど、否応なしに惹かれてしまうみたいな部分もあるんだろうけど、、
そこまで考えたら帯もなんとなく納得(笑)
けど初見で帯みて買うと
「え、これもうページ少ししかないけど!?」って焦るし、結末も肩透かし食らったような気がしてしまうと思うんですよね。
かといって
帯見ずに読んだら凄い楽しめるかというと、、。
★3です。
ギャグとか面白い部分もあるんですけど、
主人公にいまいち思い入れできなかった。
表紙は凄い好きです。
ーーーーー以下微妙にネタバレーーーーー
友達の死とかその彼氏とか葛藤はあるのかも知れないけど。
あの男のどこに惹かれたのか正直よくわからなかった。
これが普通の女の子の感性なのかなー。
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非常に良かった。タイトル、あらすじ詐欺。無職女子と女装男子の同居が強調されているけれど、主題はそこじゃない。喪失と罪の意識。親友、元カノという共通の女性を亡くしたことによる喪失感と埋め合わせの物語。
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無職女(23)はひったくりに奪われた大切な写真を取り戻すため便所サンダルで走る走る走る。
生きているから、止まってはいられない。
万物は流転しているのだ。
前に進みたいのだ。
だから私に力を貸して!この世のあらゆるぐるぐるたちよ!
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とらドラもゴールデンタイムも田村くんも知ってるだけで、原作を読んだことがなかったけど、「な、なんといういきおいのしょうせつなのだ!こ、これがふるすろっとる!!」みたいな感じで非常に良かった。ちなみに表4のあらすじは、上澄みの上澄みの上澄みの上澄みくらいでこれ読んで買お!とは思えないすばらしいネタバレ回避力。
家を追い出されるくだりとか、現在進行形で限りなく無職なので、主人公と重なる部分が多く、コスプレ男もとても良くて、私の好きな「世界のみんなが優しい話」だった。読み終わって、タイトルと表紙が「なるほどねー!」て感じなのもとても好感がもてる。
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竹宮ゆゆこだった。よかった。読み終わってからすぐまた読み返した。1人の死による罪悪感から普通の生き方ができなくなっていた2人が、出会って再生する物語。竹宮ゆゆこの描く徹底的なグダグダ感、涙だけでなく汗も鼻水も垂らしまくりながら全力で青春する感じ、大好き。
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物語の内容は重めなのにギャグが多めでそこまで重く感じずに読みやすかった。
ただ、この作者を知らない人にとって、裏表紙のあらすじを読んだだけではそこまでは惹かれないのでは?と思ってしまった。
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〇いつの間にか亡くなった親友/元カノを追い続ける二人の物語
錦戸枇杷は、親友の清瀬朝野が亡くなったときから、自分を見失って毎日を過ごしていた。そんなときに、女装した男に清瀬の写真を取られてしまった!?なぜ急に、しかもお金じゃなくて写真を。
そして、家にからがら戻った枇杷だったが、家の二世帯改装をするとか何とかで居場所がなくなり、家を追い出されることになってしまう。途方に暮れる枇杷の前にはその女装男が現れるとそこには―――――朝野の元カレだった昴がいた。
親友の死んだ原因、それは昴がフったあとも意固地になって元に戻らなかったからでは。そんな自責の念を抱え続けていた昴は、何とかして彼女の痕跡をつかみたくて写真を強奪したのだった。その行為に、枇杷は異議を唱えるものの、家がない枇杷は昴の家に転がりこむこととなる。
あれ、なんだろうこの感じ。違うんだ、朝野のことを枇杷に謝られても意味がないのだ、というか、枇杷への謝り方はそもそもやっぱり朝野に謝りたいのではないか。
枇杷は、今まで抱えてきた悩みや怒りがすべて、実は本質とは違かったのだと気づく瞬間がやってくる。朝野に対する昴の想いと朝野に対する枇杷の想い。どちらも贖罪であり、もう取り戻せない。それに気づいた枇杷は、どうしようもなくなってしまう。そのときそばにいたのは昴だった・・・!?
家を出されたのに全く困らなかった家族にイラっとしたことや、昴の行動を隣で見ていて、自分のことも客観的に見た枇杷がハッとした瞬間に、枇杷の世界は変わる。その枇杷が起こす行動は、それはそれで男前である。
枇杷は贖罪を果たせたか。昴も贖罪を果たせたのか。
朝野への想い溢れる二人は、最後どうなってしまうか。
圧倒的恋愛小説、という触れ込みだったが圧倒的友情小説でもあるし、自責の念を吐き出しきれない若さが存分にあふれた青春小説だ。
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「板東蛍子…」に続き読むのを10ページくらいでギブアップ。もう「回るといえばパルト小石の頭」で思考停止。「とらドラ」は読めたので,こちらも私にとって合わない作品なんだと思う。
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図書館で借りました。
引きニートの枇杷と死んだ親友の元彼の話です。
最初は「あー苦手な文体かなー」と不安になったけれどそのスピード感にすぐ入り込めました。
私は主人公の枇杷にすごく共感しました。
もがきたいけれどもがけない。どうやってもがけばいいのかわからない。
このままでいいわけないのもわかってる。
そしてラストの枇杷のように前を向けたらいいなぁと思います。
ただチェリー、てめぇはダメだ!
恋愛小説とありますがその要素は薄いです。
でも両思いになってほしいなぁ…というかなって?のかな?