紙の本
まったく印象に残らない
2015/06/02 03:57
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投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いくら以上購入したらポイントがこれだけつきますよ~というキャンペーンの時に、購入金額をいくら以上にするために、その時の売り上げランキングから適当に選んで本を買うことがありますが、この本はそんな理由で買った1冊です。
先入観もなく、著者の情報もなく購入するので、作品の善しあしが逆によくわかるような気がします。さて、この本ですが、ストーリーやこの著者の文体にノレず、ページをめくっても何も頭に入ってこなくて、読み終わってもまったく印象に残りませんでした。雰囲気だのみというか、ファジーな小説だったような「感じ」だけが残っています。
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投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
裏表紙のあらすじを
本編読み終わったあとに見てw
あぁ、これって恋愛小説だったのかってww
それくらい恋愛と呼んでいいのか曖昧な
ボーダーラインの作品です
友達(朝野)を亡くしてから
落ち込んだ生活をする錦戸枇杷と
元彼だった森田昴の不思議な同居生活
うーん…考えるだけでも妙な話ww
実の娘を追い出すとか
錦戸家ひどすぎんだろ?!と。
作中の枇杷と一緒に
声に出して怒ってしまった(^^;
軽快なテンポで進む回復劇は
ラストでスカッとしました
紙の本
次回作にも期待
2016/03/04 01:23
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投稿者:永遠の指名打者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに惹かれて購入しました。
この作品の肝は軽妙な文体と会話劇にあります。特に男女間の会話や揺れ動く感情は、さすが若者向けの作品を書いているだけあって、非常に秀逸です。
まだこの作品を読んでいない人や購入を検討している人はぜひご一読を。
紙の本
進化した竹宮さんが見られます。
2015/03/19 00:42
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
竹宮さんといえば「とらドラ」で有名なイメージがあって(私は中学生の時に読みました)、それ以来あまり目にしなかったのですが、新潮文庫nexのラインナップで名前をお見かけして「「おっ!」と思って即購入しました。
「とらドラ」のテンポの良さは以前と変わらずでしたが、若者のモヤモヤの描き様は確実に進化していると思います。
ラノベのような見た目ですが、侮れません。是非一読を。
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無職女×コスプレ男の圧倒的恋愛小説、というオビだったけど、恋愛小説ではないように感じる。むしろ枇杷と朝野の友情とか喪失の話なのではないかと…。「清瀬朝野」を中心に回っていた世界が突如壊れてしまった二人が出会う。…やっぱり恋愛小説?読み終わって清々しい気分になる。元気をもらえる。もう一度読みたい!
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23歳無職が実家を追い出される過程がつらすぎる。リクルートスーツで行った親友の葬式をきっかけに、就職活動ができなくなり、引きこもりに。西田亮介さんの例の新書(『無業社会』)思い出してた。
題字も凝っていて、しかもとてもいいし、デザインやイラストの力の入れ方もすごい。
新潮社文庫nexというレーベルに対しての期待値も込みで、個人的には☆5つあげたいところです。(小説的には3つです)
読了しても、表紙の爽やかな印象が心に残って、そう高いとはいえないクオリティを裏切っている(いい意味で)。これからも楽しみ。
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【内容紹介】
これは恋か、贖罪か。圧倒的恋愛小説。
錦戸枇杷。23歳。無職。夜な夜な便所サンダルをひっかけて"泥棒"を捜す日々。奪われたのは、親友からの贈り物。あまりにも綺麗で、完璧で、姫君のような親友、清瀬朝野。泥棒を追ううち、枇杷は朝野の元カレに出会い、気づけばコスプレ趣味のそいつと同棲していた......! 朝野を中心に揺れる、私とお前。これは恋か、あるいは贖罪か。無職女×コスプレ男子の圧倒的恋愛小説。
竹宮ゆゆこ:タケミヤ・ユユコ
1978(昭和53)年、東京生れ。2004(平成16)年、「うさぎホームシック」でデビュー。軽快な会話劇を軸に、男女間の生き生きとした恋愛模様を描く書き手として、強い支持を集めている。他の著書に「わたしたちの田村くん」(全2巻)「とらドラ!」(全13巻)「ゴールデンタイム」(全11巻)がある。
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タイトルと表紙のデザインに一目ぼれして、内容を確認せずに購入。
23歳無職のヒロイン、錦戸枇杷が心の葛藤やらを乗り越えて前を向いていく話。
文章のノリが完全にラノベ。
ストーリーそのものは悪くないけど、書き方が中途半端でいまいち入りきれなかった。
ヒロインの心の叫びをそのまんま文章にしている感じ。散りばめた設定が随所で明らかに死んでいて勿体ない。
ヒロインの心の動きの繊細な部分とか、ぐっとくる個所はいくつかあるけど、同じようなことでぐるぐるぐるぐると考えて見開き一ページ消費とかはいただけない。
タイトルと表紙は本当に気に入ったので、蔵書には加えておきます。素敵。
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読み始めると止まらなくなりますよ、これ。
枇杷の勢いに乗ってどんどん読み進めて行けば ぶっ と吹き出すやりとりがあったり しかして切ない、胸の奥がきゅんとなったり、
とにかくがーっと一気に読み終えれば、元気になってしまうもので小説ってすごいなと
こんなに一気に読んだのは久しぶりのことで
心の栄養だな と 確信したのでした
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最初に。とらドラなどこの方の作品をこれ以外を読んだことはありません。この作者の作品はこれが最初です。
まずこの作品、あらすじを知らず読んでしまうと「いったいどういうジャンルの作品なんなのかわからないよ!」という状態になります。この作品は恋愛小説らしいです。読者さんでこれはこういう作品なんだな、ってしっかりと結論付けてみるといいかもしれませんね。
タイトルの意味は最終章にならないとわかりません。
それとナポレオンズが懐かしい。
―――くるくると回る世界に、枇杷はそうやって永遠に愛を生かす。
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竹宮さんらしくやっぱり行動・ギャグが振り切ってて面白かった―。そんでやっぱ竹宮さんらしくラブコメ。
で、「あなたの罪を断じてあげる!」は結局何だったんですか?実際朝野にはその時なにがあったんですか?いや、何を今さら野暮なことを…って感じですがだって枇杷と朝野の最強コンビもっと見てたかったんだ…。
竹宮さんの作品内では、ラブコメよりも無敵の友情コンビの方が好きになる傾向があるので、どうしてもラブ要素が大きくなってくる後半は寂しさが募るのである…
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ところどころ笑える言い回しがあり言葉選びが素敵だと思った。
暗くなりがちなテーマだけど全体を通して明るく、読後感は爽やかで元気になっている。
枇杷が昴を受け入れたのは愛だ。
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主人公の性格が好みであることと、人間本当に落ち込んだときはおかしな方向にポジティブになる、という性質がよく分かって面白かったです。
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とにかく新潮文庫NEXのなかから何か読みたくて購入。
文章のスピード感と会話の掛け合いが大好き。読み上げるようにして読みたい。実際に声に出してはないけど。
朝野は、キーとなる人物なのに、最後まで実体が掴めない人だったなあ。
しかし、枇杷の家族は悪い人ではないけど、あれはやや荒療治過ぎないか…。あれで発奮しろという方が厳しい。
あと、裏表紙に書いてある粗筋はちょっと違う気がする。恋愛小説じゃあないよなあ。
ともあれ、新潮文庫NEXはもう何作か読んでみたくなった。
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分からない。
「映画」は朝野であり、
「サントラ」は枇杷の朝野から受け取る心象であり、
「聞く」ことは知ることであり理解することであり、
「知らない」とは不可知だと諦めることであるとともに敢えて知ることから避けることでもある……ように思う。
一見幼い言動が目立つ枇杷は、年齢の割に妙に達観しているようなところがあって、世の中「知らない」ままでいいと思うことがたくさんあるようだ。枇杷の視点から物語を追っていっても、結局朝野の真意はぼやけたままだし、昴のセーラー服徘徊襲撃強奪マッサージ現象の深い意味は分からない(物語の最後に、自死願望から来る何らかの行動だということはわかったが、読者の理解を超えていることに違いなかろう……)。
知ることよりも自分と世界を回り続けて、回し続けることに重きを置く。
読み方によっては、枇杷は最後まで朝野を受け止めていないようにも読めるし、枇杷と朝野は深いところでつながっているようにも読める。
だから分からない。
「知らない」でいいのであれば私は枇杷と同じなのだろうか。
それから、ほかの方々が言うようにこれは「圧倒的」恋愛小説ではない。表紙裏が嘘ついてはいけません。