投稿元:
レビューを見る
パリはヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は、一見の客は決して泊めない、パリ随一の敷居の高さを誇る超高級ホテルとなっているこのシャトーに、なぜか二組のワケあり日本人ツアーが同宿することになった。しかも、倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブル・ブッキングされて…。ぶっちぎりの笑いと涙満載の傑作人情巨編。
投稿元:
レビューを見る
光と影、ツアーの二重売りという詐欺から始まって、フランスパリで繰り広げられる、愛と笑いと感動の作品。クレヨンが気持ち悪い。
投稿元:
レビューを見る
同じ部屋にプランの違う旅行者が内緒で共同で泊まるという計画で始まるこの話…
やっぱりって感じでいろんな人がいろんなところで折り重なって、すごい人間模様☆
笑いあり涙あり…いかにも浅田な感じがいい☆
下巻でどうなっていくか気になってしまいます☆
投稿元:
レビューを見る
高級ツアーと格安ツアーのダブルブッキングが織り成すドタバタ感が堪らんです。
上巻では色んなトラブルが重なりに重なって、読んでいてヒヤヒヤしました。ツアー客たちがダブルブッキングに気づきそうで気づかない、スリリングが楽しめます。
投稿元:
レビューを見る
訳ありなパリ観光ツアーに集まった訳ありなツアー・メンバーたち。章毎に視点が変わることによって、登場人物たちの性格やそれぞれが抱える問題が浮き彫りになっていく。
投稿元:
レビューを見る
高級ツアーと格安ツアーのダブルブッキング。
ルイ14世の隠し子の話のところで、うるっときた。
投稿元:
レビューを見る
現代ツアーの人々も面白いが、ルイ十四世を巡る人々の物語が特に面白い。夢中になり過ぎて、電車を降り過ごしたのは秘密。
投稿元:
レビューを見る
ある旅行会社のツアリストが今後の経営を賭けて、「セレブ組」と「庶民組」のために価格とサービスの違う二重のパリ観光ツアーを組み、同時に引率するという設定。
とにかく登場人物が多い。上巻は彼らの名前を把握することで手一杯な感じ。
投稿元:
レビューを見る
パリの王妃の館宿泊ツアー高額チームと激安チームのダブルブッキング。笑ってほろっとして(読了'07/09)
投稿元:
レビューを見る
パリのルイ14世が建てたという
「王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)」
一見は絶対に泊まれないという
格式高い超高級ホテル。
しかし・・・決済資金が間に合わないツアー会社が
とんでもないことを企んだ。
そのツアーを企んだ敏腕ツアコン朝霞玲子。
一人150万という超豪華ツアー、そして一人19万という
超破格値のツアー。
しかも、両方、その王妃の館に宿泊・・。
そう、そのツアーは、客室をダブルブッキングさせるという
とんでもない計画だったのだ!!!
そのツアーに参加する
「光」の豪華ツアー客たちと
「影」の破格値ツアー客たち。
人の出会いには、偶然はない・・・・とは
よくいったもんで、
いろんな人間関係が交錯して
なかでも、豪華「光」ツアーに参加していた
超〜売れっ子作家の、旅先で生まれる
フランス王朝17世紀の物語が
現実の話と錯綜しながら描かれていて
この話がまた・・・泣ける・・。
個性的な人間、個性のない人間。
それぞれの人生が凝縮したツアー。
楽しい。実に楽しい〜!
投稿元:
レビューを見る
倒産寸前の旅行会社が高級ツアーと格安ツアーの二重売りをし、パリを舞台にドタバタ劇が始まる上巻。登場人物を把握するがちょっと大変だけど、ハラハラドキドキの物語で面白い。下巻にも期待。2007/05
投稿元:
レビューを見る
「プリズンホテル」みたいなこの人の群像劇的な話が好きです。
二種類のツアーに重ねて、昔のフランス王朝の話も間に挿入されるのでかなりややこしくなりますが。
ムノン、ジュリアンの話が一番良かったかも。…上巻では。
投稿元:
レビューを見る
旅行に参加した人々の経歴が面白くて、はじめのほうはサクサク読めたんだけど、中盤は飽きてきた。
でも、ルイ14世の話しが始まると、続きが気になりますねー。
ツアー参加者同士の不思議なつながり、面白い経歴を描写しているところ、LOSTっぽくてツボ。
投稿元:
レビューを見る
伝説の高級ホテル、王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)に、2組のツアー客をダブルブッキングさせて・・・
起こりうる全てのことが起こり、なんだかドタバタしっぱなしだったが、それだけで終わらないのが浅田氏のいいところ。やっぱり彼は知識人ですね、いろんなことをよく調べています。ルイ14世の話は感動もの!下巻も気になります・・・
○心に残った言葉たち○
「――彼らはみな、かけがえのないものを知っている」「日本は焼け野原になるまで戦いましたものね」「――パリ市民はパリの美しさを損なうぐらいなら、暮らしの不自由さを選ぶのだね。――われわれ日本人が繁栄のために犠牲にしたものは、あまりに多すぎる。そしてそのことに気付いていない日本人は、愚かな国民だと思った」(岩波夫妻の会話)
「他人の幸福をうらやむのって、とても不幸なことよ。少なくとも女の幸福は、男から与えられるものじゃないわ」「でも、私はあなたみたいに美人じゃないし、背も低いし、頭もよくはないもの」「そんなことは、何ひとつとして幸福の条件にはならないわ。幸福になる秘訣はただひとつ、自分は幸福だと信じることよ。自分を不幸だと思っているうちは、幸福なんて永遠にやってこない」――「幸福と不幸は神様がコントロールしているわけじゃないわ。人間が選んでいるわけでもない。ひとりひとりが、幸か不幸かを勝手に決めているだけ」(玲子と香の会話)
投稿元:
レビューを見る
外国にある、素晴らしい館。
そこへのツアーが計画される。
200万円の超豪華「ポジ」ツアーと
20万円の格安「ネガ」ツアー。
昼と夜とで館を交代して使う、というとんでもない計画。
客にバレたら...と心配するネガ側まとめ役の会社の男性。
会社を守るにはこの方法しかない、と強気の、元妻。
どうなる...?