紙の本
寅さん愛がいっぱい
2022/10/01 19:38
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の中に実名で登場するあの女優さんと、元子役を自称する語り手との関係性が気になります。柴又からスタートして伊豆へと向かう、旅の風景も忘れ難いです。
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映画「男はつらいよ」をベースにその演者が作品内の虚構と著者が設けるメタ虚構を行き来しながら人生の機微に想いを馳せる表題作。巧妙で繊細なフイクション間の逍遥に心地よく揺蕩いながら確かに映画のようなフィクションの鑑賞から実人生へ何かが譲り受けられまたその逆も然るべく絶えずフィードバックを繰り返すその営みは人の心のひと隅を緩やかに循環しながら人生を受け入れる土壌を形成するものかもしれないなあなどと得心する。他二篇。
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状況に、途中まで読んで、やめる!
というのがないから、
「今読んでいる」にしたが、
2度と読まないだろう。
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雰囲気の良い装丁とパラ見の出だしにガッチリと心を掴まれ読みはじめてみるもののページを捲る毎になんだこりゃ感が増していく。
寅さんの話?渥美清の話?えっ、この私ってどの私??と難解なメタにより穏やかな話の流れとは裏腹にあちらこちらとかなり振り回される。
ラスト近くの健さんと見せかけたマニアックなギミックを年の功でクリアしても結局頭に残るのはあの美保純の尻のみ。
それですら誰もが拝むことのできる尻を持ってくる確信犯的な計算高さなどとにかく作者の技巧満載の意欲作…何の話なのかさっぱりわからんかったのだが
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面白かった。主人公の君はいったい誰なんだ?と問いつつ、どっからが寅さんの話よと突っ込みつつのめり込んだ。新しい構成だね。