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専門職なのだから、知らない・わからないではすまされない。
もっとプロ意識を持たねば。
育児で悩んでたり、辛くなったりしたら、とりあえず誰かに相談してほしい。
東京都にお住まいでの、子どもに関する相談は、TEL0333664152、夜間・土日祝日の緊急の場合、TEL0359372330。
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名古屋市郊外で3歳の女の子がダンボールに入れられたまま、ほとんど食事も与えられず餓死した。
ネグレクト(育児放棄)の典型的な事例が数多くみられるこの事件を3年半に渡って追ったルポルタージュ。
このような事件があると激しいバッシングが起きるが、
誰かを叩いて自分の日頃の憂さ晴らしをするのが目的ではないなら、ちょっと一呼吸して同じ様な事件が起こらない為にはどうすれば良いか考えてみるといい。
バッシングは育児に追いつめられた人が声を挙げにくい社会にしていませんか?
・社会と隔絶され家に篭もりっきりで育児に明け暮れる妻
・家事は女の仕事と考え、仕事やゲームに没頭する夫
・友達のような親子だが、深刻な問題に気づいても踏み込んで解決しない
・子供の発達の遅れが恥ずかしく世間に知られたくないと考える
・支払いを考えずストレスを通販で発散する
・児童相談所などの現場のマンパワー不足
・DVと違い外部からネグレクトと判断する際の難しさ
ネグレクトは特別に自分たちと遠く離れた環境で起きるわけではないのがわかるはず。
三代続けて同じような養育環境でありながら、
家を建てる援助、できた借金を肩代わりする余力、家族が支え合う力が失われていき、悲惨な事件がおきたという点もなるほどなと思う。
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育児放棄により女の子が亡くなった事件をとことん調べ尽くし、自らの育児体験と照らし合わせたり、データをいろいろ援用したりして、育児放棄という社会問題を多面的・立体的に浮かび上がらせる。両親やその親たちの育ちや心理といった面にまで取材は及んでいて、実に頭が下がる。読んで数日、子育てという行為の重さが肩にのしかかり、落ち込んだ。子どもを産むことが出来る女性だからこそ書けた本。すごい。
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「虐待する親が悪い」ただその一言で片付けていいのか? と思い、虐待関連の漫画や本を読み漁っている(子なしだが)。
まだ途中だが、
「親だけが悪いんじゃない」
と強く思う。
社会のあり方、法律、意識……いろんな要因が積み重なって虐待が起こる。
「虐待の連鎖」
をどこかで断ち切らなければ!
これだけ手軽に情報が入る時代なのだから、悩みを一人で抱え込まずにSOSを出して! 周りの人も気づいて!
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両親の育児放棄により餓死に至った「真奈ちゃん事件」。自身も親との関係を上手く築けず、経済的破綻に加え、頼るべき周りの人に恵まれず、次第に我が子への関心を失くす親たち。
子育てに正解はない、とはよく言われるがやはり一番身近なお手本は自分の親だろう。親やその親までもお手本とは言い難い村田夫妻は、自分の気持ちすら表面に出せず子とも向き合えず、ゲームやネット通販に逃げることしか出来なかった。
ぞっとする反面、自分もいつか母になり夫や周りに頼れない状況で経済的にも余裕がなく、子の発育についても悩んでいたら、、、子に苛立ちを向けてしまわないとは限らない。
改めて親になることの責任について思わせられた。
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なんとも心が痛くなる。
死んでしまうという現実と、両親の言動がめちゃくちゃ。生育歴によるものか?理解し難くもあるが、それを理解することが、これからにつながるのだろうか。
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実際にあった虐待についてのルポ。
虐待の多くはネグレクトではないかという投げかけが心に残る。
情報過多の社会でありながら、支援を求めることすら思いつかなかった両親。それが、病理だと言ってしまえば、おしまい。病理であれなんであれ、虐待はなくならない事実がある。
専門職を増やして支援を地域のつながりで早期発見をというが、そもそも、子育てができない人(自分も含む)が増えている事がこの国の教育(人としての)貧弱さを物語っているような気がする。
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杉山春さんのノンフィクション大賞をとった本。
どんどん痩せていくまなちゃんの描写に目を背けたくなるが、保育士をしている私ですら想像を絶する光景なんだと、、。
亡くなってからの両親の気持ちが分かりやすい文体。7年の刑ってあっという間だろうな。虐待して亡くなった娘の親が今、普通に暮らしているのだと思うと胸が苦しくなる。
親が虐待とも思ってなかったのも、事実なんだろうな。だから、"ネグレクト"。
けど本当、連鎖する、親の親のそのまた親からずっと負の連鎖なのに、妊娠だけは凄い確率でする。
親を救いたい、そんな世の中社会をやっぱりどうにかしないといけないと心から思った。
声の出ない小さな子どもや動物たちを守るのは、正確な判断ができる人間とそれを生み出す環境を整える社会にかかっている。
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子育ての時期に購入した本ですが、あまりにもヘビーな内容のため、いろんな感情が入ってしまって、最後まで読めませんでした。
しかし、本棚で1番目立つところに置いてあります。再度チャレンジ!
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辛いなぁ。
事件を知った時は「鬼畜!」と思ったけれど、日常が続いていくうちに箱の中にいるのが普通になってしまったんだな。
妊娠して産んだからって上手く育てられるわけじゃない。
簡単に子どもを手放せるようになったらいいのに。
子どものため。
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内容はしっかりとしたルポだった。しかし、杉山春氏の思い入れというか、解釈というか、それらが文章から伝わってきて途中から内容が入ってこなくなってしまった。
児童虐待に積極的に関わっているライターさんだから仕方がないとは思う。
しかし、その「熱さ」が、どこか視野狭窄を招いているようにも感じてしまった。
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大学では心理学科に進むことが決まった高校3年に
本屋で表紙を見て買った本
読んで衝撃だった
つらい内容が多いけれど
「虐待なんて酷い」と言いつつも
ニュースを見ながら
どこか他人事のように感じてる人に
是非読んで欲しいと思った
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小学館ノンフィクション大賞を受賞した本書は、2000年12月に起きた愛知県武豊町女児餓死事件のルポルタージュである。若い両親には2004年に殺人罪で懲役7年の判決が下った。
2000年の当時はまだ虐待への対応が確立されていなかった。試行錯誤を重ねてきた児童相談所の職員や意識の高い小児科医もわずかにいたが、まだまだ虐待への適切な対応は浸透していなかった。
武豊保健センターの職員は母親と関わろうとした。母親との関係が築けない彼女を助ける上司はいなかった。奮闘する職員が孤独だった。母親はさらに孤独だった。親も頼れない。夫は無関心。子育ての悩みを抱えて孤独だった。誰も彼もが孤独の中で幼子が命を落とした本事件は、現代の孤独病と言えまいか。
親から子へと引き継がれてしまう虐待の連鎖。それが痛ましい事件になる理由は、地域力や家族力が低下したためである。そしてそれは、大きな時代の変化と無関係ではない。
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この祖父母あってこの両親あり。社会的なセーフティーネットの崩れと制度的なセーフティーネットの整備の狭間に落ちたのが真奈ちゃんだったのではないか。
自分自身の「当時の覚悟」では子どもを育てられないと思う今でこそ、若年出産の怖さがわかる気がする。子どもを産むことのできない −つまり育てたことのない− 私がとやかく言えることではないかもしれないが...。
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読書記録42.
#ネグレクト
第11回小学館ノンフィクション大賞受賞のルポルタージュ作品
2000年12月愛知県武豊町で段ボール箱に入った3歳の女の子が餓死した事件
当時初めての子供、同じ女児を産んで半年ほどの時期だったのでこのニュースはよく覚えていた
両親は21歳、19歳の時に生まれた子供
女児の祖父母ともに子供との関わり方が根本的に無関心で、女児の母親もネグレクト的に育ってきた背景
女児の父親は母親からの過干渉もあり、コミュニケーションが歪んだ家族達が起こした事件だと感じる
どんなにひもじく、どんなに淋しく悲しみに満ちた3年の生涯だったかと想像するたびに涙が滲む
真奈ちゃん
どうぞ安らかに…