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読み進むうちに、どんどん怖くなってきました。
女って、こういうとこあるよね~
(と決めつけ、ひとくくりにすること自体、間違ってるのかも)
友だち、女子会、つながり、絆とか…
たった一人では生きていけないけれど、誰かにつながることはとても難しい。
これは、女だけではないのかもしれないよ。
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女友達ができず大人になったキャリアウーマンが、ふとしたことから好ましく思っていた専業主婦女性ブロガーと知り合い、友達→親友へとなるべく盛り上がっていく。
これは女友達に限らず、そもそも他者との距離感をつかめない人で、ずいぶん極端なキャラだな…と思いつつ読む。
病的に自分の世界と他者に拘泥するというところで『ミザリー』を連想した。
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女じゃないから共感は出来ないけど…いつも誰かに肯定されたいって感じはいつも感じる。にしてもこれは怖すぎる…
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2015.5.15読了女友達ができなくて苦労してきた栄利子が、人気主婦ブロガーに夢中になり、友達になろうとすべてを捨ててのめりこんでいく話。栄利子の最初のはちゃめちゃぶりが面白く、また、タイトルのセンスもすごく良かったのに、だんだん道徳の教科書みたいになっていったのが残念。
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ナイルパーチという魚は一つの生態系を壊してしまうほどの凶暴性をもっているそうです。
→http://bukupe.com/summary/13794
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柚木さんの幅の広さにノックアウト。あまからカルテットを書いた人とは思えないどろどろ模様。伊藤くん系。女子にしか分かち合えないであろう、この微妙な心理描写が素晴らしい。当初はほぼホラーな展開で、どんな後味の悪い結末が待っているのかと思ったが、そこはさすが柚木さん。ほろ苦ながらも爽やかさを感じさせる結末であり、リーダビリティも素晴らしい。ネットを通じて共感を得る快楽を知っているから、わたしもこのレビューをアップしまうのだろう。やっぱり怖いけどね。
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楽しかった事をSNSにアップするのがいつの間にか、アップするために何かをしてる…ってすごく分かる。今はやってないからよく分かる。
でもこういうストーカーっぽい人ってどんなになっても気づかなそうだけどなぁ。
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栄利子の変貌がとにかく怖かった!
テーマとして女友達がクローズアップされていますが、家族に関しての描写も少なからずあります。
読後、いろいろと考えてしまうお話でした。
圭子と真織のキャラ設定はちょいと無理があるような気も。栄利子に立ちはだかる重要な役どころではあるんだけど。
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図書館で借りた本。
美人で、国内最大手の商社に勤める栄利子は、「おひょう」という名のお気に入りの主婦ブロガーがいた。
ある日、おひょうが喫茶店で取材を受けているところに遭遇した栄利子は、取材後におひょうに声をかけ、友達になる。
ともに、同性が苦手で、友達を作れない二人の、イタくて見ていられない話。
途中、真織とのやりとりでは、見ていられないほど嫌悪感があったが、無事に最後まで読みました。
おひょうと栄利子は、このあときっと持ち直して幸せになっていくんだろうな。杉下と真織は・・・。子の跡がとても気になります。きっと反撃、してね。
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人との距離感が上手くつかめず
ふとした言葉に、軽い気持ちで始めたブログに
どんどん依存し重心を預けてしまう女たち。
極端ではあるけれど、その心情はわかってしまう。
それだけに痛々しいが読む手を停められない。
【図書館・初読・5/21読了】
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柚木麻子さんの作品で”女子会”といったら、女子の明るい雰囲気を想像してしまうが、これは全く逆。そういう小説を読みたければ、この作品は読まないほうがよいかもしれない。
だんだんと、ホラーを読んでいるような気分にさえさせる。ただ、女子付き合いの末期の形はこんななのかもしれない。
誰かに認めてほしいのに、誰のことも信用できない。ただ認めてくれるのが誰でもいいのかというと、そういうわけでもない。
女性とひとくくりされがちだけれど、いろんな種類がいるということがよくわかるし、誰でもこうなってしまう危険性をはらんでいるともいえる。
エスカレートしすぎって本当に怖い。
2015.5.21読了
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内容(「BOOK」データベースより)
ブログがきっかけで偶然出会った大手商社につとめる栄利子と専業主婦の翔子。互いによい友達になれそうと思ったふたりだったが、あることが原因でその関係は思いもよらぬ方向に―。女同士の関係の極北を描く、傑作長編小説。
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2015.5.24読了
タイトルと表紙から想像した内容とは全く違う、SNSや女の友情の怖い部分の描写が刺さりました。
今の自分にも重なる部分があり、目を逸らしたくなるような。そこまでえぐれる柚木麻子さん、すごい。
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女のドロドロが怖かった。栄利子がどんどん異常になってきてどうなるのか気になった。友達同士でも距離間って大事だと思う。
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友達の存在、友情とは何かを考えさせる作品。作中に出てくる人物皆、ダークな部分が存分に発揮されていることや女同士の関係の難しさを身を以て感じた印象を受ける。女同士だけでなく、ご近所付き合いなどもズケズケと踏み込みすぎるのも破綻させる要因になるので、距離の取り方は難しい物だと感じる。栄利子と翔子の関係が崩壊していき、心が壊れていく様子などに引き込まれた。些細なことがきっかけで関係が壊れてしまう経験や、二人や圭子の様な悩みを抱えている人は多いだろう。栄利子の母が言った友達は家族ではないの一言が印象に残った。