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おかざき先生の新境地。
最澄と空海の同じ時代に生きた天才2人の
生きざまを書いた内容。
最澄、空海の幼少期~少年期、青年期
天才2人が本来行だろうレールの上を自らドロップアウトし、それぞれがそれぞれがもがき続けて辿りつくのはどこなのか?
道を究めるまでのその過程を躍動的に興味をそそるように描いてくれてます。
この手の話は得意不得意あるにせよ、私としはなかなか面白く読めました。
1巻はまだまだ空海なんかはまだ空海ともなってず、自分の精神部分を満たしてくれる何かを求めもがき続けてるんですが、最澄と空海が出会いどう影響しているのかなんかもこの先楽しみなところです。
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おかざきさんのタッチの力強さが魅せます。
話は好き嫌いありそうだけど、私は好きな方。
最澄と、空海のフィクション。
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おかざき先生の、こういうのが読みたかったのだなあ。
読むまではわからなかったけど。
絵的な表現がとても好きだ、と思いながら「&」が読めなかったのは、人の情念のような暗い感情の描かれるレベルが高すぎて、恋愛もので見るのはもう辛かったのだなあ。
と、これを読んだ後なら思える。
「あの人も、救われなくてはならないよ。」
今作は人間の業と戦うひとたちの話でもあるわけだから、全開で描かれても爽快に読んでいけそう。
野生の空海が素敵だけど、泣き虫最澄も可愛いなー。
怨念の文字を吐き出す悪霊のくだり、鬼気迫るものとユーモアが絶妙に同居している。
こんな表現方法があるのかー。すごいなー。
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ひとの気持ちや情念、業のような目には見えないものをビジュアル化できるおかざきセンセの才が堪能できる作品でした。
長く読んでいる作家さんで「いつの間にか凄いところに到達していた!」と雷に撃たれたような思いをさせられる作品がある。これはまさにそんな感じ。
以前、トークイベントで拝見した、かわいらしい声でころころ明るく喋る快活な感じの実体のおかざきセンセが描いたと思うと、そのギャップにある種の凄みすら感じる。
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藤原京も平安京も長岡京もあの辺好きだったけど、この二人は注目したことなかったなぁ。おかざき真里さんの、普段そっと蓋を被せているところにグイッとくる感じが、都や人々の直接的で不安定さとあいまって、浮き彫りになってくる。この頃の、お偉い方の兄弟争い忘れてしまったなー復習したいけど、自分が読んだのなんの作品だったかな。この作品を機に仏教とかと合わせて知りたいなぁ!
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これはすごく好きかもなー。
空海も最澄もどちらも興味ある人物なだけに、静と動の全く反する二つの魂が重なる瞬間と別離がこの先読めるのかと思うと、凄く楽しみ。
耽美な絵柄ではないのに、凄く魅力溢れる生きた人間を描くおかざき真理氏も、この題材に合っていて最高かも。
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初めて読むおかざき真里作品。クセのある現代的な絵柄だが、繊細で美しい。面白かったのは、呪いや怨霊の表現。絵と文字がぐねぐねと蠢き、躍動するアプローチが新しくて面白かった。
ストーリーはまだまだ序盤の助走段階という感じ。1巻は出世街道をみずからドロップアウトした最澄と空海の出会いで終わっているが、これから大きく物語が動き出しそうで期待が膨らむ。
実直で内省的な最澄とエキセントリックな天才・空海の対比が鮮やか。三白眼で見るからに我の強そうな空海、この不遜な佇まいは好きだ。
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おかざきさん、どこへ行こうとしてるんでしょう(笑)
手塚治虫になるおつもり?(たとえばブッダ・・・みたいな)
作品としては命を削って描かれてるんだろうと思います。
ただ。
私が今、このテのジャンルを読みたいと思わないだけで。
絵はすばらしいです。
迫力もあります。
文句なしに。
ただ、私が欲してないだけなのです。残念。
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15/3/14 購入-読了
女も男も色っぽい。
最澄も空海もセクシーで、面白い。
1巻は空海(真魚・貴物)が最澄(広野)を見つけるところまで。
ついつい平安京時代と思ってしまいそうだけど、舞台はまだ奈良。
国分寺や東大寺とか。
これから物語がもっと進んでいくんだろう。楽しみ!
一気に読みたいなぁ。
仏教世界とか、抽象的・観念的な世界だから、
ちょっとわかりにくいんだけど、なんか面白い。
共感するところは全然ない話なのだけどなあ。それが逆に良いのかな。
・阿刀大足(あとのおおたり)学者・空海叔父
・羽取
・勤操和尚
・智泉(後の空海十大弟子)・空海甥
・泰範(後の最澄一番弟子)
・行表
・徳一
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戦、飢饉、疫病に天変地異。仏は人を救えるのか?念仏さえ唱えれば、苦しみから逃れることができるのか? 平安初期、権力を持ち腐敗していた仏教を革新した最澄と空海。まだ何者でもない若かりし頃の彼らは、僧侶の堕落を知り、官僚に嫌気がさし、周囲の期待を裏切って、それぞれのエリートコースから外れる選択をすることになります。
重厚な歴史ものも描くんですね。『サプリ』は主観が強すぎるとか、ナルシスティックだとかいう感想があって、好みじゃないかな〜なんて、読んでなかったのですが。
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&を読んで以来、好きな漫画家さんです。
相変わらず画力がすごい。
最澄と空海、教科書で読んだえらいお坊さんくらいの知識しかありません。
が、「あの人も、救われなくては『ならないよ』」という言葉が印象的でした。
「私が救う」でもないんだ、と思いました。
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空海と最澄の物語。宗教家のなかには、学ぶべき生き方や優れた業績を残した人も少なくありません。しかし、知らない人が多いのが現状です。コミックがそこに挑戦するという意気込みを買います。まだ、プロローグですので、今後の成功を期待します。ただ、カット割りはゴチャゴチャしていて分かりづらいところがありました。
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最澄と空海の事なんぞ、中学で習って以来考えたんじゃないか、って感じだけど、おかざき真里さんの『阿・吽』面白い!!!!!最澄のトラウマ、空海の渇望、共に生き生きと描かれている。
後の最澄一番弟子の泰範の闇が深く昏く、なのに軽い。泰範の立ち位置と言うか、背景が什造?『摩利と新吾』の篝?タイプと言うか、上手く言い得てないが、暴力を誘発する見た目なのに、それを退ける為に使うのも見た目に付随する笑顔と言う、何とも言えん昏さがいい!!最澄の弟子になった後の彼がどうなるのか見たい…そう言う気持ちにさせる人物(外見が女の子みたいに可愛い為に父親に姉の着物着せられて売られてしまう、その先に待っていたのは恐らく「暴力の的になる」と言う役目だったと思われるが、そこからどうやって僧侶になったのかを知りたい…)。
乱丈さんの『ペット』読んだ時の衝撃に似ている!!
その漫画にハマる瞬間ってあるかないかだと思うんだ…読み始めは無論初見な訳だから作品に対する期待と不安がないまぜになった気持ちで、そこにひと波が押し寄せて、でもまだ解らない、って時に最初の波が大波になって覆い被さって来る瞬間。おかざき真里さん『阿・吽』1巻目は羽取の袂を嗅ぐこのコマだった。幼少期、広野(後の最澄)は泣くと母親の袂の匂いを嗅いで落ち着く子供、と言う描写があって、これが史実に基づく描写なのかな、どうなのかな、とか思ってる内に、大きくなった広野がまだ「人の袂を嗅ぐ」と言う幼児行動を行っている…で、史実とかどうでもよくなる。人物設定として引き寄せられる。最澄の繊細さに震えるんだよなー。そして、空海は天性の知識への渇望が物凄くて、それを湛える身が「美少年」として描かれているから溜まったもんじゃない、と言う面白さ。お気に入りの毛布がないと寝られない、と言う子供時代を過ごした人には心臓射貫かれる一コマ。ライナスの毛布ってやつ。
‟正しい力”を持つことは‟正しい”…
「正しさ」が人を救わないのだとしたら—————?
最澄が心の中で自問し、ぞっとするこの場面。
亜門も同じ考えに至ったのではないか、カネキくんが初めて自分の前に立ち塞がり、止めようとした後に。東京喰種好きな人には特にお勧めしておく。
頭使って読める漫画に捕まって、捕まったが自分はまだ未熟であると言う事に喜びを見出すのが楽しい人には最適だよ。頭使うよー、だけど「犀の角のごとくただひとりゆけ。」の一文読んだ時に、稀代の天才の生き様を見届けたい気持ちと、こういう心境で現在を生きている名もなき人もいると思うと読める!
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最澄と空海。むかし歴史の教科書で見た名前だけで、全く知識も興味もなかったけど…これはヤバイ。画の迫力や見せ方に圧倒される。まだまだ序盤だけどこれから壮大になっていくであろうストーリーにドキドキわくわく感が止まりません。所々にある解説を辿れば歴史が苦手で仏教の知識がなくても充分ついていける
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流れがつかめきれてないけれどすごい迫力でした。権謀術数渦巻く場所にいるところから始まる最澄と真理の究明を切望して突っ走る空海が出会ったところで1巻終わり