紙の本
彼ららしい
2018/05/10 14:53
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
え、なんで三四郎助かったの?そのあたりは疑問。
色々とはっきりしない点はあるけど三四郎がちゃんとカイの元に戻ってきた。だから全て良しとします。
サーシャについて大嫌いなグイドに助言したり、三四郎も大人になったなあ(感慨深い)
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久しぶりの新刊!…内容をかなり忘れていましたが(爆)
シリーズはこれで完結と知りかなりビックリしました。
昔みたいに好きな作品は絶対終わらないで欲しい!!とは思わなくなりましたが、
“なんでどうしてどうやって”と登場人物と一緒になって混乱したままの終わり方は…
まあ、このあと番外編やファンブックなどが予定されているそうなので
全部ではなくても疑問が解消されることを期待してます♪
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購入。
とりあえず終わってよかったなと。
ジュール・ベルヌに戻って終わり、というラストを想像していたしそこは想像通りだったけど、まさか最後の最後で三四郎があんなことになるとは思わなかった。
最終章のタイトルでラストが読めてしまったのが残念。
感動の再会とかその後とかもっと読みたいから番外編があるなら楽しみだけど、ファンブックは正直微妙。
左目に傷を負った三四郎は絵で見たかった。
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作戦が本格的に動き出してからは読むのを止められない疾走感。カイに涙した。最後の最後までハラハラさせられてサクッと爽やかに終わった。のに、後を引く。
とても楽しめたシリーズでした。あとがきの番外編という文字が気になって仕方がない。
<ちょっとネタバレ要注意!>
ルナンで、良かった というカイのセリフでグラッときた。やっとそこにたどり着いてくれたのかと嬉しかった。最後まであきらめないカイに骨抜きにされた。
ケイコさんの存在は前回から怪しいと思っていたけど、ああやられちゃったという感じ。三四郎の無邪気さは、相手にしてみれば残酷なのも事実なのでどーしようもないかな。でも、そこが三四郎らしい良さでもあるなぁと。
まだまだ気になる所もあるので、また読める時が来る事を願ってます。
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青の軌跡シリーズ最終巻。遂に終わっちゃいました。なんかまだ続きを読みたい作品です。
<シリーズ紹介>
青の軌跡 上・下
カタルシススペル
クリスタル・クラウン 上・下
バロック・パール
ペルソナ ノングラータ
ファントムペイン
タイトロープ・ダンサー STAGE1~5
元傭兵×月人
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ついに終わってしまった…!
あんなにかたくなだったカイがようやく…!
と思ったら、またアクシデント!
最後まで安穏としていられません。
まさかここで終わってしまうとは…!
意外でしたが、この二人の話だと考えると納得です。
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グイドを救うため、サマル中継基地に潜入していた三四郎は、「心の死」を自らの力で乗り越えたカイと再会し、改めて司令官奪還とグイド救出のための作戦を決行する。
しかしそれは、人も足りない、武器も足りない、時間も足りない……中での非常に危険な作戦だった。
カイの立てた作戦により、司令官を奪還する組とグイドを救出する組の二つに分かれ、全層警告とともに、それぞれが作戦を開始する。グイド救出組に入ったカイと三四郎は幾多の困難を乗り越え、グイドを救い出したものの、司令官を救出する方の組は困難を極めていた。
三四郎とカイは、すぐに司令官救出組へと応援に向かうが、そこで待ち受けていたのは残酷な決断を迫る状況だった。
「俺しか出来ないからやる」
自分の命を落とすであろう決断をあっさり下した三四郎を、カイは必死に名前を呼び、すがり、思いとどまらせようとするが、三四郎は行ってしまう。
そんな感じで、素直なカイさんにかなりびっくりさせられるこの巻。
でも、ようやく見つけた安定は、三四郎なしではきっと成り立たない安定だから、それで本当によかったのかどうかはよくわからない。そして、何よりも、この巻が「あれ」なシーンから始まってることにとってもびっくりしました。いや、本当に。
こんなラブラブな話じゃなかったと思うんだけど……? と、首をひねってしまいましたが、作戦は苛烈で、作戦が始まっちゃったらもう、こんなことする余裕なんてまったくないから、最初だったのか……と、今はちょっと納得してます。
これで、ついに長く長かった「青の軌跡」シリーズが完結してしまいました。
もう、今は呆然とするしかないのですが、いい本は、好きな本はずっと続いてほしいと願ってしまうものなんですよね。でも、どんなものにも終わりが必ずあって、こんなに長いこと、投げ出さずにピリオドをちゃんと打ってくださった作者さんにはちゃんと自信の手でピリオドを打ってくれたことを感謝しないといけない……とは、思うんですが。
最後に納得しないわけじゃないんです。とってもこの二人らしい終わり方で、いい終わり方だったと思います。
ただ、まだ続きを書ける余地がある気がして、どうしてもそこの二人を知りたくて、是非、続きが欲しい! と、思ってしまいます。
まだ、カイに成長する余地はちゃんと残ってると思うし、二人の関係を前進させる余地もあると思うんですよね。要するに、続きを書く余地が十分にあるので、是非続きを! と、思ってしまうような、そんな名作でした。
今までみたいに、レッドアラートも何にもなくてもいい、普通に幸せな二人が見たいです。
と、思わせてくれるような小説です。
最後まで成長過程であると思わせるような二人が、二人の関係を構築して行く話。不器用だけど、まっすぐ。ついでにSF要素もちゃんとハラハラドキドキ。しっかりした舞台構成の上に立っているので、そちらの面でも十分に楽しめると思います。
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この本のレビューと言うか、このシリーズについての感想。
イクリプスで購入し始めたこのシリーズ、途中の『ファントム・ペイン』まで
読了後に生活環境の変化等から新刊をチェックしなくなり、続きを読んで
いないまま2014年を迎えた。
たまたま本屋で番外編である『カデンツァ』を見掛け、懐かしさと共に
シリーズが続行していた事にとても驚いた。
そして改めて『青の軌跡(上)』から読み返し、『タイトロープダンサー』
最終巻まで読了。
シリーズ開始時に理解出来なかった部分の多かったカイの心理描写は
今読むと素直に受け止める事が出来た。
徐々に変化した部分、変わらなかった部分、カイも周りもひっくるめて
人間が人間らしく描かれている作品だと思う。
全てが生々しく愛おしいキャラクター達。
分類的にはBL小説だが、実際にはかなりの比率で人間ドラマであり、
サイエンス・フィクションである。
それでいてBLで無ければならない。
シチュエーション恋愛BLでは物足りない人に、是非読んでもらいたい
作品。
きっと脳内で一大ロードショーが繰り広げられ、ラストはエンドロールが
流れる事になるだろう。