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前巻で重要人物として登場しておきながら、その背景が語られなかった陰陽師の背景が語られたため、やっとそれぞれの登場人物達の立ち位置がわかるようになった。話はこれからだろう。
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拝み屋・播磨遼太郎の過去が明らかになる。
人と妖怪の境界に生きる、百目や相良、忌島。
人よ妖怪の境界にある真朱の街。
妖怪をも食い尽くす「濁」の出現により、人と妖怪の関係はどう変化していくのか?
すこーし違和感を感じながらも、物語の展開を期待している。
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妖怪探偵・百目シリーズの二作目。前作で意味深に登場した拝み屋播磨遼太郎の話と、妖怪や人間を喰う妖怪”濁”のエピソードが中心となります。
このシリーズが始まった当初は百の目を持つ美女の妖怪の百目と人間の助手が事件を解決していく連作短編ものかな、と思っていたのですが、全巻の終盤あたりからそうした雰囲気は薄れ、
濁によって引き起こされる妖怪と人間の世界の危機や関係性を描いたスケールの大きな物語になってきました。
妖怪と人間の関係性の描き方や対立の構図や妖怪楼閣など、このシリーズだからこそ読める世界観も面白く、そこにSF的設定や哲学観が付加されることで、上田さんでしか書きえないシリーズになっています。
播磨の過去や決意のエピソードが非常に印象的。主人公の座を交換してもいいレベルの過去の濃さです(笑)。
次作がいよいよ濁との対決になりそうな感じです。人間たち、妖怪たちと思惑も観念もバラバラな彼らが濁とどう向かい合うのか、とても楽しみです。
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警戒すべき相手は、一体何のために
すべての妖怪を土に返そうとするのか。
どうすべきか、どうしたらいいのか。
そんな事を悩んでいれば、そっちの人は板挟み。
相手の人は目標に向かってがんがん突き進み。
半分から、相手の過去が…どうしてこう思うのか、の
掘り下げ話が始まりました。
確かにこれは殴り倒したい。
しかしこの道を選ぶという事は、同じ境遇の子供に
ぶつかってしまう可能性…とかないのでしょうか?
友人を失う事は、恐ろしいほど傷になります。
最後には2人で話し合ってましたけど
次には新たなる人が。
思いっきり出てきてた人ですが、切り離したと言うのに
自分からその道進みまくってます。
努力が泡…。
これ、次で終わるのでしょうか?
もうちょっと苦悩して終了するのでしょうか?
『友人』の記憶、気になります。
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◎拝み屋の過去は味わい深く3巻目が楽しみになる。この作家さんの描く、価値観の異なる者たちの交流と対立は逸品。
◎井上雅彦氏のファンは読むとにやにやできる
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百目より播磨が主役になってる。邦雄の出る幕があるか不安だけどスケールどんどん大きくなって次がやっと対決なので続き読みます。
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「探偵」小説じゃなくなっちゃった伝奇の2巻。いつの間にか主人公になった播磨の沖縄でのエピソードが沁みました。早く最終3巻読まねば。
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読み出したら止まらないですね。
いま強制的に3巻途中で止めました。
人の評価はともかくも、自分には合ってるなあ。必要以上に性的描写をするわけでもないし、
エンタメだ。
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これはこれでおもしろいと思うんだけど、タイトルから予想してたのとかなり印象が違うので、2巻になってもまだ戸惑っている。敵役かと思われた播磨遼太郎はほぼ主役、主人公かと思われたナントカくん(名前が出てこない)は空気。とりあえず内容はおもしろいので、3巻でどう完結するのか楽しみ
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ただの妖怪戦争ではない。
人間ドラマの方が強い小説です。
主人公が百目より播磨遼太郎ですね。
でもおもしろい、次が最終巻なのが残念だと思えるくらいの傑作です。