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NRIの未来創発センター2030研究室の『革新者たち』
に記載されている”ダイアログインザダーク”の代表者
が書いた本。
最初にDID(ダイアログインザダーク)の話を聞いた時は
とても驚き、感銘をうけました。こんなことを考える
人がいるのか!!とてもおもしろい(言葉が正しいか
わかりませんが)サービスがあるのか!!という驚き
を覚えました。
本の内容としては、やはり熱意。正義とは何か。
ということが伝わってくる内容だったと思います。
ぜひ、一度アトラクションを体験したいと思って
いますが、私は閉所恐怖症で、少しパニック障害に
なりやすいのでこのアトラクションを体験できるか
どうかは不安ですが。。。
気になった言葉。。おわりにに記載されている
著者(DIDの日本代表)の奥さんの言葉
手動の高速の料金所で不機嫌な顔をしている著者に
対して
『ありがとうって言ってみて。あなたのその一言があることで、次に何が起こるか想像してみて、相手は嬉しい気持ちになるかもしれない。自分の仕事にもっとやりがいを感じ、もしかしたら、眼そうなドライバーに言葉をかけてくれるかもしれない。たった一言で幸せをつくるチャンスがあることを意識しないともったいないよ。』
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これはもともとドイツから始まった。ドイツの創始者は、母親がユダヤ人でホロコーストで家族を虐殺され、父親がナチスの支援者だったという複雑な家族環境に生まれた人だった。
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DIDを日本で常設で実施するプロジェクトの主宰者による苦労話。予想外の波及効果があることなどを含めて、プロジェクトマネジメントの好例。私的なエピソードも率直に語られている。
私は2001年のせんだいメディアテークでの回に参加したことがあるが、その後の常設化にはたいへんなストーリーがあったのだなと知る。
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真の暗闇を体験するドイツ発祥のイベント、ダイアログインザダーク(DID)の日本版を主催した人の手記。
☆3の評価をつけたけど、この評価は本当はふさわしくない。
すごくよくて、すごくわるい。可もなく不可もない☆3ではなく、相殺の☆3。
良いのはイベント自体への興味がわくこと。
行きたいな。もっと知りたい。
悪いのは著者のマジョリティぶり。
『累犯障害者』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4103029315から、かっこつけを抜いたような印象。
日本版のDIDは「ダーク」より「ダイアログ」に比重をおいて、ソーシャルビジネスとして成功をおさめているらしい。
普段目に頼った生活をしている人が暗闇に入ると無力になる。
他の感覚にたより、他者に頼り、目から入る情報に惑わされずにフラットな関係をつくる経験が、あらたな価値観につながる。
体験する人達をサポートするのは全盲の視覚障害者たち。
DIDは体験した晴眼者だけではなく、アテンドの視覚障害者、関係する晴眼者、街の雰囲気にまで変化をもたらす。
著者もしかり。視覚障害者と実際に接していろんなことに気づいていく。
ただ、その気づきが遅いし当たり前だしですごくイライラする。
視覚障害者も人間だなんて当たり前すぎる発見だ。
そもそも「視覚障害者」という言葉でアテンドをくくるのがおかしい。
暗闇で動き回れるのは「全盲」の人であって、全盲は視覚障害だけど視覚障害=全盲ではない。
しかもアテンドは全盲のなかでも「動き回れる」「イベントに参加するくらい積極的で自立した」人たちだ。
それを理解していないから、「視覚障害者の持つ高い能力」などという薄っぺらいステレオタイプな表現になる。
「日本人の繊細な感覚」「私たちが忘れてしまっている~」というステレオタイプも頻出する。
ただどうもこれは著者の性質にもそうとう原因があるようだ。
一心不乱につっぱしれる半面、一度にたくさん考えるのは苦手なタイプっぽい。
鈍さにいらいらするけれど、そういう人がアテンドたちとかかわるうちに、この人たちはシカクショウガイシャという生き物ではなく目が見えないだけのただの人なんだと気づいていくようすは、どっぷりマジョリティにつかった人が目を開いていく過程そのものだ。
変われるのは希望。でもまだまだ「対等」じゃない。
イベントを続けるうちに全盲スタッフと晴眼スタッフの関係が、被保護者と保護者のようにゆがんできた、という話も「普通の会社ではありえない」とあった。
いやいやありますがな性別やら年齢やらで。
「女の子はむりしなくていいから」みたいなパターナリズムはむしろ一般的でしょうや。
『マルコムX自伝』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4309901042に、黒人集団のなかに白人がいると黒人がダメになる。とあった。
女子校の女の子たちはなんでも自分でやるけれど共学の女の子は積極性が抑制されるという話にも通じる。
抑圧されているがわは他人をおしのけてまでリーダーになる自信や習慣がないから、マジョリティがでばってくると後ろにさがってしまう。
これは双方とも気をつけなきゃいけないことだ。
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ダイアログ・イン・ザ・ダーク。大好きなイベントが、どのように日本で作られていったのか、興味深く読みました。著者は必ずしも器用な人間ではなく、失敗も赤裸々に語られています。この本は、正にそこが魅力です。
不器用でも、周囲の助けを得ながら、ひとつのプロジェクトを進めていくことができる。とても励みになる一冊です。
著者の姓が、金井から志村に変わっていたのがびっくりで……。季世恵さんと再婚されたのですね。驚きました!
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2005年まだ常設されていなかった時期に体験したDialogue in the Darkが日本に導入され根付いていく背景にどんなストーリーがあったのか、を初めて知った。志村さんの人間臭さというか不器用さも隠さずに書かれていて、なんだか親しみを感じる。改めて、暗闇を通してのコミュニケーションのパワーについて考えて、久しぶりにDiDを体験したくなってきた。
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感想を述べる前にダイアログ・イン・ザ・ダークというイベントがあることを初めて知った。
何人かの暗闇の中でアテンドというガイドの案内を受けながら、中にある障害物やらを体験して、終わったら感想とかを発表し、共有することらしい。
新しい体験だなあと思う。普段視覚障がい者の方がアテンドを務めるので、彼らにとっても体験する人々も普段の生活とは逆の立場になる。
日本って障がい者の立場がなんとなく対等ではないと指摘していた。
昔からその点について疑問だったので、とても納得できた。
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DIDというコンセプトも素晴らしいと思いますし、新規プロジェクトをまとめるリーダーがどれだけ大変か、どこまで腹を決めて取り組まなければいけないか、明確で単純な表現で説明されており、真摯に受け止めなければいけないと思いました。
DIDは是非体験させて頂きたいと思います。
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ダイアログインザダークが好きだから読める。経験した人ならわかるストーリー。
いろんな苦労があったこと。続けてくれてありがたい。
また暗闇に行きたい。
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以前から気になっていたイベントの本を書店でたまたま見かけて購入しました。
もちろんスグ読み。
ダイアログ・イン・ザ・ダークとは、
暗闇を知らない人どおしで視覚に障害のある方に先導されて、
90分間歩いたりして過ごすイベント、といってしまうとあまりに単純ですが、
その単純な仕組みがいかに人の考え方、
とくに周囲との関わり方に影響があるかがよくわかりました。
本書にはおもに立ち上げから常設化までのさまざまな出来事が綴られていました。
著者はマーケティングを仕事としていたかただそうですが、
たしかに警戒心はもって付き合いたいタイプに読んでて思えました。
なによりも自分に似たところがあるのが読んでてツライところか。
でもこれだけのことをやり遂げるのはすごいとおもう。
あまり先入観なく毛嫌いせずにさっそく予約しよっと。
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自分がやりたいことは、自分で作らなければいけないのだと気づいた後に読んだせいか、とても参考になった。本の交換で譲ってくれた友だちに感謝。
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DID自体は体験してみたい。
気になった言葉
ありがとうって言ってみて。
あなたのその一言があることで、次に何が起きるか想像してみて。
たった一言で幸せをつくるチャンスがあることを意識しないともったいないよ。
本当はみんな繋がっているんだもの。
自分に関係のない人だなんて思わないで。
奥さんがすごい。
サンドウィッチマンの東北魂に出演した時も独特の雰囲気出ていたな。
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真っ暗闇を体験するエキサイティングなイベントの、起こりと関わりに、あの茂木さんが脳科学的に斬り込んだ本。
凄く充実した素晴らしい素敵な、スリーSな体験でしたが、この著書の展開で更に奥深さ増しました。