投稿元:
レビューを見る
営業の技術本はたくさん出ていると思いますが、これほど分かりやすく整理された本はないと思います。
お客さまの「真の声」をいかにして聞くか?とても大事なテーマです。この本の中に書かれていることを1つずつ実戦していければ、仕事の進行とあわせて、クライアントとの関係づくりも、より深いものになっていくと思います。
投稿元:
レビューを見る
○SPINの神髄=「しゃべるな、しゃべらせろ」「自分のしゃべりたいことを、相手にしゃべらせる」(人は相手の言葉より、自分の言葉によって説得される)
○SPIN:4つの質問
・状況質問(Situation Questions):顧客を理解(顧客の現状を把握)
・客観的事実を聞く質問。
・前置き「いくつか教えていただきたいのですが、お尋ねしてもよろしいでしょうか?」も必要。
・質問の数を絞る
・事前に調べられることは調べる
・問題質問(Problem Questions):潜在ニーズを明確化(顧客の問題に気付かせる)
・不完全な状況(問題・障害)や不満を聴く質問。現状に対して「あなたはどう思いますか?」
・示唆質問(Implication Questions):問題の重要性を認識させる(放置することの影響、他に与える影響など、問題の大きさを認識させる)
・ニーズ顕在化のための第一ステップ。潜在ニーズの段階では顧客の購入意欲はほとんど無い。
・時間(遅れ、迷惑をかける)、労力(無駄な仕事、二重作業)、経費(コスト、無駄な出費)、責任・立場(あなたの立場、会社の責任)、他社・他部門(迷惑、顧客の信頼、CS)という観点から
・解決質問(Need-Payoff Questions):ニーズを自覚するようになる(ニーズの顕在化、理想のあるべき状態をイメージさせる)
・買い手が気付いた問題が解決したときに得られる、望ましい状態を確認する質問
・より大きな付加価値に気付かせる。顕在ニーズを繰り返し、その内容を確認する。顕在ニーズを買い手自ら表明してもらいその内容や重要性を明確化する。
・顧客に利益を語らせる。解決質問の中に解答を入れない。
○お客様の系遺影課題を解決するためのコンピテンシー(competency/高業績者の行動特性)
・情報収集を的確に行うこと
・集められた情報を分析する能力
・分析された結果からソリューションの絵柄を描く企画力
・多くの予見をしっかりと見極める洞察力
・複数の選択肢からターゲットをフォーカスする場合に必要な決断力
・コミュニケーション能力
○自分のニーズを確信するのは、繰り返される質問によって潜在ニーズが顕在化したときである。
○人間関係における最も効果的なコミュニケーションの原則=「まず相手を理解しようとすること。その後、自分を理解してもらうこと。」
○顧客満足→「顧客の要求を100%満足」は当たり前。顧客の感動を得ること、「顧客の要求を100%以上の付加価値」で対応することが重要。
○販売成功の行動様式
・顧客の方が、営業よりも多く話している。
・営業は多く質問している。
・商品説明は、商談プロセスの最終段階になってから。
○顧客サイドの求める営業パーソン像
・プロである以上、専門知識は求める
・顧客との信頼関係を築くためにコミュニケーション能力が求められる。
・タイミングの良い、先見性のある提案力
・パーソナリティも重要(マナー、明るい人柄、人間的魅力、責任感、倫理観、など)
○商品説明:F(Features),A(Advantages),B(Benefits)で、Bが重要。
・F:特長:事実
・A:利点:一般��な解決策、メリット。セリングポイント。
・B:利益:顕在ニーズに合った解決策。すべてを数値化して説明。バイイングポイント。
○反論も、spinの質問で自己解決させることが可能。
これらを踏まえて、
・「自分のしゃべりたいことを、相手にしゃべらせる」
・ 事前に調べられることはしっかり調べる
・ 顧客の使った単語を使って会話する。オープンな質問を短くする。
・ その他、SPINの手順を採用してみる。
・ 「利点」ではなく具体的な「利益」の説明を重視する。
決済権者に会うことができない場合や顧客の社内会議に参加できない場合、先方担当者の社内説得の力量に左右されてしまう。これを助けるためにも、担当者自身が腑に落ちやすくするために、SPINを活用して担当者が自分自身で説得(納得)するようにすることは重要であると感じた。(P.83参考)
見てわかりやすいツール(資料)と合わせて担当者にSPINを活用。
投稿元:
レビューを見る
■概要
「人は自分の言葉に説得される!」と帯がついております。
その通り、あるフレームワークに沿ってオープンクエスチョンをすることで、お客様は自ら考え、答える。
他の人から言われて理解するよりも、納得感が違うそうです。
あるフレームワークとは、「SPINモデル」というもの。
S:Situation Questions(状況質問)
P:Probrem Questions(問題質問)
I:Implication Questions(示唆質問)
N:Need pay off Questions(解決質問)
まず状況を知って、問題を探り、潜在ニーズを把握し、示唆質問で潜在ニーズを問題化し、解決質問によりニーズを顕在化する、という流れです。
ソリューション提案研修の内容と似ているのですが、一番の違いは全て「提案」するのではなく、まずは「質問」によりお客様に答えさせるというところフォーカスしている点にあります。
■仕事に活かせる〜♪
ソリューション提案、してますか?
もっとソリューション提案力を伸ばしたい!というそこのあなた。
ぜひSPINフレームワークに沿って質問しまくってください。
とはいえ、上記SPINのフレームワークを活かす上で、一番イメージが沸きづらいのは「示唆質問」ではないでしょうか。
ここらへんにまだまだ問題あるんじゃないの?ということをほのめかすための質問になるのですが、いきあたりばったりだと中々思いつきません。
そこで、こんなフレームワークがあります。
<示唆質問の内訳。>
1.時間 (遅れ、間に合わなくなる、迷惑をかける)
2.労力 (無駄な仕事、二重作業)
3.経費 (コストアップ、無駄な出費)
4.,立場 (お客様の立場、会社の責任)
5他部門、他者 (迷惑、顧客の信頼、CS)
状況に関する質問で、担当者の立ち居地を把握した後は、現状に対する担当者の意思、考え、評価(不平・不満)を質問。そこで潜在ニーズを把握。
その「潜在ニーズ」が他にどんな影響を与えるか?を示唆質問によって膨らませていく。
「研修運営にかかる時間が負担とおっしゃっていましたが、結果人材開発部の皆様の本来業務をするための時間の圧迫になっていませんか?」
「その結果、いずれ着手したいと考えていらっしゃる人材育成体系の整理をする新規プロジェクトのスタートが送れ、結果、メンバーのモチベーションも低下していませんか?」
など。
新サービスを導入するにあたり「かかるコスト」よりも、「今後起こりうる問題」の解決の方に意識を向けるようにするのです。
なんだか大げさに不安をあおってるみたいで闇っぽい雰囲気になりそうですが、そこは「あなたを心から助けたいと思っている」という正義感を動機にしてください。
ここが揺らぐと単なる嫌味になるのでご注意、とのこと。
そうして質問を集めた後は提案です。
?サービスの特徴と、?サービスの利点と、?サービスによって得られるお客様の利益に絞ってご提案。
「特徴」ばかり説明されるとお客様は逃げてしまいがちだそうですので、特に「��益」に焦点を当てる形で提案してみてください。
また提案書もそれに従うといいそうです。
更に言うと、クロージングは回数が多くなればなるほど成約率が下がるそうです。
ほどほどのタイミングで、1回きりのクロージング台詞を。
これでバリバリソリューション提案〜!
eno
投稿元:
レビューを見る
最初の80数ページにわたり、今までの営業とSPINの違いがくどくどと説かれていて、じゃそのSPINってなんなんだよとおもったところで、やっと本題に入る。そのやっとたどり着いた本題はというと、すごく具体的で「使える」ものばかり。自分が使っている営業ツールの中身を「分解」でき、より理解が深まったかに思う。何度も読みたい本、何度も読まなきゃならない本になると思う。
投稿元:
レビューを見る
今の自分は相手の話を聞く事は少しはできているかもしれないが、相手への良い質問はできていない。
潜在ニーズの段階で絶対に商品説明をしない事を徹底する事!
2010.07.19 完読
投稿元:
レビューを見る
営業における質問技術、SPINの紹介・解説本。
是永英治著『新しい営業の教科書』で取り上げられていた手法で、本書がSPINの原理原則を解説した元ネタ本の一つ。
SPINの技法はどういう商品の場合に有効なのか、なぜ有効なのか、どのような大系なのか、非常に分かりやすく書かれており、理念をしっかり理解できる。
と、基本の理屈の解説としては十分だが、具体的にSPINの技法の修得に関しては殆ど紙幅を割いておらず、「本気で修得したかったらうちの研修受講してね」という本音がぷんぷん漂ってくる。
研修受講したいのは山々だが、公開セミナーは殆どやっておらず、企業向けの研修が主体のようなので、これを受講するには社内をまず説得して回らなければならないのが骨w
SPINの技法そのもの、およびその理解という意味では本書は優れているが、これ一冊で実践に移そうとするにはなかなかツラいところが多い、ということで★3つ。
是永氏の著書のほうが、具体的に自分でSPINを実践に移すことに配慮していてくれている。
投稿元:
レビューを見る
【きっかけ】
7月13日の333営業塾メルマガで紹介されていた『相手が思わず本音をしゃべり出す「3つの質問」』をブクログで登録したところ、関連する本として出てきたので興味を持った。
投稿元:
レビューを見る
ソリューション営業を狙うなら、営業は、しゃべるよりも
顧客にしゃべらせなければダメ!という話。
顧客の心理をハートフルに動かす「4つの質問(SPIN)」
という技法が紹介されています。
状況質問(Situation Questions)
問題質問(Problem Questions)
示唆質問(Implication Questions)
解決質問(Need-Payoff Questions)
恋愛でたとえると、、、
「今、彼氏いるの?」
「いないんだー、じゃあ週末寂しくない?」
「このままだと、クリスマスも一人だよね?」
「よかったら、ボクと付き合わない?」
みたいな流れで、質問形式で顧客の潜在ニーズを
引き出す手法です。
あまり意識はしていませんでしたが、確かに、
自分が営業だった時、こんな話法を使うことも
あったような気がします。
判り易く、具体的なテクニックが紹介されています
ので、カタログ販売的なアプローチから脱却したい
営業の方には、おススメ本です。
投稿元:
レビューを見る
研修の講師であるコンサルタントの推薦図書を読了。
SPIN という技術には大して感銘はうけなかったが
お客様の話をよく聴く、うまく聴くという事の重要性を再認識した。
実生活の中でも、相手の話をよく聴くだけでご満足頂ける場面は非常に多い。
人間は誰しも
「俺の話を聞け~~♪ 5分だけでもいい~~♪」
と思ってるんですな、きっと。
投稿元:
レビューを見る
状況質問
問題質問
示唆質問
解決質問
この4つの質問を入れながら、
相手にして欲しいことを、いかに相手に自分で言わせるかが大事。
すぐカタログを広げる営業はナンセンスで、とにかく、相手の心理として、完全にこちらに傾くまでは喋り出さない。
なかなか示唆質問まで持って行くのは難しいけど、自分の意見は絶対言わない!と決め込んで商談に臨もう。
投稿元:
レビューを見る
若手の営業研修の参考に読みました。
営業の基本スキルについてわかりやすく書かれていて、非常に参考になりました。
私は、20年前に当時の会社でSPINの研修を受けました。
これまでの法人営業の経験を振り返ると、本の内容がよくあてはまります。
法人営業されている若手の方は、読むべきだと思います。
投稿元:
レビューを見る
大学時代に読んだ本です。
顧客との交渉には4つの質問ステップがあるという本です。
しかし実際に試してみると3つめの示唆質問ステップが難しいです。仕事で活かすには繰り返し練習する必要がありそうです。