投稿元:
レビューを見る
夏目漱石と正岡子規…この親友同士の手紙は読んでてニヤニヤが止まらない。センスあふれるユーモアや、情愛こまやかな交流のようすがほほえましいです。
投稿元:
レビューを見る
資料というより趣味で楽しむために買っちゃいました。帝大生時代から正岡子規の死まで続いた筆まめなふたりの文通は、途中から涙無しでは居れません。
投稿元:
レビューを見る
喧嘩とかしちゃって、かわいいの。
俳句の添削のあたりは、とても勉強になる。
しかし、漢詩のやりとり、あこがれるなあ。
投稿元:
レビューを見る
内容が学生友達の身辺連絡から始まるのもあって正岡常規くんと夏目金之助くん往復書簡と書きたい雰囲気があり。ソコを楽しむ。手紙中の単語の解説はあるものの状況その他は年表のみという男前な作りで読む人を選びそうな感はある。マニアな自分にはむしろごくシンプルで使いやすいが。こんな感じで『子規虚子碧梧桐往来書簡集』があればいい(きっと売れないが)。カバー折返し(表紙写真の解説)年代が間違っていたりと微妙な部分で間違えがあったりする。
投稿元:
レビューを見る
こんな手紙のやりとりに、心から憧れる。
真剣な文学談義から洒脱な笑いまで、さすが漱石と子規!と思わずにはいられない。レベルが高い。
今まで読んだ書簡集の中でも一、二を争うお気に入り。
帝大生時代に始まる前半は、互いに歯に衣着せぬ議論の応酬にちょっとびっくりした。そこまでキツく言うか、と読んでいるこちらがたじたじとなるほど。私だったら相手との関係が壊れるのが怖くて、なかなかこうまではっきり言えないだろうと思う。本当の友達だからこそできることだなんだなぁ、としみじみ。
後半は、本当に涙なしには読めない。
ちなみに漱石先生は手紙を捨てる人だったそうで、子規宛の書簡に比して漱石宛の書簡が半分ほどしか残っていないのが残念。
投稿元:
レビューを見る
もはや聖書。
『墨汁一滴』『病床六尺』を読み乍らも、じわじわと明治35年9月に近付く毎に辛くなり、中座してこちらを読み始めました。結局一気に読んでしまった…
当時から既に評価ある立場で活躍し乍ら、奢る事の無い明治の青年2人の、屈託の無い遣り取りがたまらなく新鮮でリアルで…燃えます(笑)
コンパクトな文庫でありながらこれだけ濃厚な内容と、ちょいちょい挟まれる貴重な絵や写真があるのも、非常にありがたい一冊です。
改めて思う事は、リアル学生の時分に何故もっとこういう楽しみ方が出来なかったんだろうかと。純文学のハードルをやたら上げて詰まらなくしている教科書が恨めしい、等と自業自得と知り乍らもぼやいてしまう…。
投稿元:
レビューを見る
手紙や日記、小説は読んでもそこまでは、そんなふうにお考えになっている人たちに是非!普通の青年であった漱石と子規がここにいますよ。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201907290000/
投稿元:
レビューを見る
漱石・子規往復書簡集
(和書)2009年09月21日 20:57
2002 岩波書店 和田 茂樹
出会ってから子規が死んでしまうまでの往復書簡。紛失してしまっているのもあるから完全というわけではないけど二人の関係が人間が多分逃れられないだろう死というものを背景にしながら続いている。
子規晩年の書簡がとても興味深い。病床六尺・仰臥慢録の文章を
思い出させる。それに対する漱石の書簡もそれを書くことが理解できるように感じる。
読んで良かった。
投稿元:
レビューを見る
夏目漱石と正岡子規の手紙のやり取り。
子規が物を残しておく性格だったこともありこうして物凄い情報を私たちは読むことができる。漱石ももうちょっと残しておいてくれたら…いや彼は残している方かもしれないな。病気を気遣ったり、英文載せたり俳句批評したり手紙だからこそ伝わるものがある。しかし今の時代に置き換えても二人の友情はあったに違いない。