典型的な3部作の2部
2016/03/05 17:23
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投稿者:kinetix - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の「パインズ」で明かされた世界観の中で一味違う展開が読者の興味を引きつける。本作の所所に入っている過去と現在の回想シーンはより物語を豊かにするように働くが結局、この「ウェイワード」は3部の「ラストタウン」へのつながり役になるしかない2部の宿命からは逃れません。
それでも読者に最終編を手に取らせる宿命は見事に果たせるでしょう。
いいところで・・・
2016/02/13 21:36
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投稿者:やきとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
衝撃のラストから本作では主人公のイーサンが保安官になっており、町で起こった殺人事件の捜査に乗り出すところから話は始まる。殺人事件と言ってもミステリーという程のものでもなく犯人もあっさりわかってしまうのだが、この事件を軸に町の管理側とその裏をかく背反者側との対立を描くためのキッカケとなっているのでその意味では非常に重要。さらに今回は前作ではあまり描かれなかった町の管理側の内情や支配者ビルチャーやパムの過去エピソードがいろいろと出てくるのでなかなか面白い。
また意外な旧来の、いや新たなる重要な役どころの人物が登場して来るので最終巻でどう絡んでくるのかがかなり楽しみ。本作もメチャクチャいいところで終わっているので最終巻も即読みだ!
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「パインズ」の続編。終末後の世界で人間が生活している唯一の村で起きた殺人事件を追う話。主人公は今では保安官となり家族一緒に生活している。村を造った人物から殺人事件の捜査を指示された主人公は、反乱軍たちの存在を知る。支配する側とされる側の間にはさまれ悩む主人公の様子がよく描かれていてよかった。まだ続くのかな。先も読みたい。気になる。
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前作で驚天動地のラストを提示したが故に、次で「何を魅せる?」のか
が非常に心配された続編を文庫にて。
・・・いやぁ、見事。本当に見事としか言いようの無いすばらしい展開。
文庫を手に取るとそのボリュームにかなりびっくりするのだが、
とにかく先が気になってしょうがない。約2日で完読したのだが、余韻が
全く消えない。
ドラマ化を前提に考えるのなら、シーズン2はバッチリ、という感じか?
(しかし、シーズン1が前作1冊を前提にしてるかどうかは知らない^^;)
翻訳モノでここまで夢中になったのは、クライトンのジュラシック・パ
ークシリーズ以来。このシリーズは三部作らしいが、もうすぐにでも次
が読みたい!もちろんドラマも超楽しみ。原作先読みの僕でもハッキリ
そう言えます、うん。
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パインズ3部作の第2部。
あらすじは,第1部のネタバレになるので書けませんが,今回も怒涛の展開で,次作でどう決着つけるのか期待です。
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パインズに続いて、読み進めた。
こちらもドラマと異なる展開。登場人物からして違う。
ラストは続編を出すための布石でしか無い。
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『ウェイワード』読了。『パインズ』のドキドキに比べ、半ばダレ気味に読み進めてたものの、後半にさしかかったあたりから、ツッコミどころ満載ながらもラストがどうしても気になりだしてしまって一気に読みあげたのに、更に続きがあると訳者あとがきで知った。確かにこのラストじゃ続いてもらわんと困る!しかし、シャラマン監督のドラマ化もスタートしたというし、早いとこ三部作完結編“The Last Town”の翻訳頼みます!
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「パインズ」の続編。「祭り」から逃れ、外の世界を知ってしまったイーサン。彼は村の保安官になる。すべての秘密を妻にも黙って。ところが、初めての殺人事件が起こる。女性の死体は拷問の跡があった。調べてみると、彼女は管理者側の人間で、町での背反者たちの潜入捜査をしていたことがわかる。・・・・
世界最後の人類なのに、「自分らしい生き方」を強く求めて行動するイーサン夫婦。自由だな。それよりも実はマッドサイエンティストだったピルチャー。自分の理想の町のためなら妻子を手に掛ける。自分は「創始者」だと思い込む。町の造反によって追い詰められてアビーに町を開放する。一方、イーサンの妻、テレサは一時期イーサンの上司アダム・ハスラーと夫婦だったらしい・・・。
SFってあんまり読んだこと無いけど、単に設定の面白さだけを書いているのではなく、登場人物の気持ちが細かく書いてあって、生き生きと読める。
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内容(「BOOK」データベースより)
山間にたたずむ小さな町、ウェイワード・パインズ。絵に描いたように美しいこの町には、ある秘密が…。そんな町で初めての殺人事件が起こる。全裸で打ち捨てられていた女性の死体には、血が一滴もない上に、ひどい拷問を受けた形跡があった。保安官イーサンが捜査を始めると、そこには被害者の意外な正体と、偽りの町に潜む闇が浮かびあがるのだった。M・ナイト・シャマラン監督ドラマ化!衝撃作『パインズ』続篇。
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面白かった!パインズの続編!一作目の衝撃から続編ってどうすんだよ?と興味津々で読み進め、そりゃないわぁ〜驚愕(笑)のラスト!早く三作目(完結編?)出版してくれぇ!!
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ねえ、ちょっと、待って。これ面白すぎるよ。
この作者のストーリーテリングのテクニック凄すぎ。
本書は『パインズ』の続編で「ウェイワード・パインズ」三部作の2作目なんだけどさ。
ふつう、三部作の2作目ってだれるし「なんかなぁ」って思っちゃうの多いけど、この『ウェイワード』はマジでヤバイね。面白すぎる。
『三部作の2作目が面白い本コンテスト』を開催したら間違いなく上位に食い込みます(笑)。
本書はあの1作目『パインズ』の衝撃のラストの2週間後から始まるんだけど、町の秘密を知った主人公のイーサンの行動がまた読者に迫ってくるものがあるんだよね。
この町の存在意義も分かるし、絶望的な状況であることも理解している。
それでも、イーサンにとっては「これは納得できない。間違っている」と思うこと、もう信念って言ってもいいかも知れないけど、それに基づいて行動する。これがカッコいい。
本書ではかなりの伏線が張られているし、さらに最後の『ラスト・タウン』でこの町がどうなってしまうのか?
のんびり読もうかなって思ったけど、もう待てません。すぐに『ラスト・タウン』読みます。
何かいてもネタバレになってしまうので訳の分からないレビューでスイマセン。
詳しく知りたい方はまず『パインズ』読んでね☆
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ウェイワード・パインズはどこにでもある田舎町とはちがう。フェンスの反対側には想像と絶する悪夢の世界が広がっている。ウェイワード・パインズで保安官に任命されたイーサン・バーグ。
ピルチャーのもとで働いていた女性アリッサが殺された。背反者たちが彼女を拷問して殺したとの情報が入る。
パインズの町での”祭り”以外の殺人は初めてだった。
過去に背反者だったイーサンが逆に背反者を取り締まることになる。かつての同僚であり愛人でもあったケイトに接触して調べるように命じられる。
そしてケイトとその夫が次の”祭り”の犠牲者となるのか。
ピルチャーは言う「ぜひとも楽しんでくれたまえ、私自身”祭り”は苦手だが、あれには抗しがたい魅力があるのはたしかだ」イーサンは、住民すべての家に電話を鳴らして呼びかけるが…。
それを”祭り”と呼ぶ、気のふれた神、ピクチャーらの世界。
イーサンはどうやって、この世界を救うのか。
そしてイーサンの妻テレサには、イーサンの知らないパインズで暮らした5年間の過去に何があったのか…。
続きが知りたくてレビューする前に『ラスト・タウン』を読みましたが、このシリーズを紹介してくださった、フォロワーの方もレビューされていましたが、全3作のうち2作目がやっぱり面白くかんじました。
起承転結でいうと承の終わりから転にかけてでしょうか。1作だけ読んだら、やめようとも思っていましたが、この話は3作全部読まないと終わらなかったと思います。