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ブラック企業に勤める入社6ヶ月の男性が主人公。死にたいと思うほど追い詰められる自分の前に突如現れた同級生と名乗る男・・・
終わりよければすべてよし!というのが読み終えてまず思ったこと。彼らの行動ではなくこの小説自体がね。途中は主人公にいらいらしたり、主人公にいらいらしている自分にいらいらしたり。。。かなりかるーく読めたが読了感はすごくいい。仕事に悩んでいる友人に勧めてみたいが、本当に悩んでいる人に勧めたらキレられそう。。。
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両親との電話の件では涙を堪えきれなかった。
逃げてもいいんだって。
生きているだけでいいんだって。
伝えられる日は来るのだろうか。
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ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。同級生を自称する隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。なぜ赤の他人をここまで? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で自殺した男のニュースだった--。スカッとできて最後は泣ける、第21回電撃小説大賞〈メディアワークス文学賞〉受賞作。
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サザエさんシンドローム 日曜日の終わり なんてちっぽけな自信だったのか ヤマモト 青山隆 野田さん チョコ 四葉物産 五十嵐先輩 屋上の南京錠 東京のおいしーいケーキ 愛する人を助けられなかった、無念と後悔 俺の人生に口だしできるのは、本気で俺のことを心配してくれる人だけだ。 彼は僕に "思いだし笑い"という小さな幸せを残してくれた。 アンニュイ=倦怠感 臨床心理士
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サザエさんシンドロームにかかっっている人にお薦めの作品です。
ブラック企業で働く男を、同級生が救う話なのですが、「ランチのアッコちゃん」が働く女性を応援する小説だとしたら、この作品は「働き、そして自分一人で悩む男性への助けになる小説」なのではないでしょうか。
第21回電撃小説大賞のメディアワークス文庫賞受賞作品です。コンパクトにまとまって、文体も読みやすく、次の作品も楽しみの方です。
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勢いよく読み切れた。著者の伝えたいことは明確だった。伝えたいという熱量を感じる作品だった。ただ改行も多く軽い。そして若干薄い。
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さらっと読めるけど、深く考えさせられた。
人によっては、この本によって助けられるのではないだろうか。
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仕事柄,ブラックに勤める人と仕事することが多い.そしてその多くは自分がブラックに勤めていることを理解していない.何が一番大切なのか.何より自分を大切にしてほしいといつも思う.良い作品でした.ちなみに読んでる最中にタイトルを盗み見した妻から・・・・「止めてよね」って言われた.
以下あらすじ(裏表紙より)
ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。なぜ赤の他人をここまで?気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で自殺した男のニュースだった―。スカっとできて最後は泣ける、第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞作。
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第21回電撃小説大賞〈メディアワークス文学賞〉受賞作。この話題、気にならない人はいないハズ。サザエさんシンドロームに共感する方へ特にオススメします。
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直球。
ひどい職場環境に悩む人も多いだろう今日この頃、表紙もタイトルもかなりのインパクトだ。
その、ちょっと気の抜けた、ネット世代っぽいノリが、却って目を引く。
会社がつらくなったとき、もうひと頑張り、とビジネス書をひもとくのも良いが、この本を読むのも良いかもしれない。
“ヤマモト”のキャラが魅力的。
読み終わって裏表紙を見たら紹介文が盛大にネタバレしてるんですけどいいんですか?
ここから先の展開が重要ってことなのかな?
後日譚、所謂“Cパート”も良かった。
末長く仲良しでいて下さい。
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着眼点がいいなと思った。あとは物語の型をきちんと踏んでいるというか、こういった作品が受賞するんだと感じた。
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仕事が上手くいかず、上司に怒鳴られてばかり。
大きな失敗もしてしまった。
絶望している時に現れたのが、元同級生だという「ヤマモト」。
全く覚えがないけれど、彼と話すと仕事の嫌なことが忘れられた。
しかし、彼には秘密が…
仕事や人生について、考えさせられる一冊。
2018.10.21
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本屋で平積みの最後の1冊として売られていた本。
内容は、著者の処女作である。
だから、幾分致し方無いものの、「本当に」仕事を辞めた主人公はその後救われたのだろうか・・・?
そこをもう少し描いて欲しかった。
辞めた、それで現状からは救われたが、その後まで保証されない。
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今までの会社での辛かったことが、一気に蘇ってきた。辛くて辛くて、でも仕事を辞める勇気が出ない。自分は何のために働いているのか、何かの役に立っているのか、本当は必要ない人間なんじゃないのか…。今でも毎日考えることが、とてもリアルに綴ってあり思わず涙。
最後の辺りの展開が慌ただしく、途中からラストが読めてしまったことで☆マイナス1。
ヤマモトの苦しみも、いつか晴れることを願う。
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面白かった。
ただ社会人になってミスして自分ダメダメな気分で、とかいうのに心当たりがある人は多かろう。途中つらい。
しかも今回は単純に自分が、ということでもなく会社の問題も含まれている。それこそどうしようもなくてつらい。
だが内容の割に文章は読みやすく、徐々に前向きになっていく主人公に思わず応援したくなる。
終わり口はさわやかでよかった。
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ブラック企業で働く隆はあ無意識に電車に飛び込もうとしたところを同級生を自称する「ヤマモト」という男に助けられる。意気投合した2人だが、本物の同級生のヤマモトは海外滞在中の上に、「ヤマモト」の本名をネット検索すると、三年前に激務で自殺した男のニュースだった-。
全体的に読みやすく、感情移入もしやすい内容だと思う。ラストの描写はとてもいいなと思った。