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新人作家による中華風ファンタジー。ちまたで結構話題になっているキャラクター文芸(≒ラノベ)作品であり、中華帝国風の皇室を擬した物語と言うことで興味があって手にとってみた。恋愛感情を一切持たず、政略結婚でもなく、「軍事的盟友関係」にある皇帝・皇后(どちらも元軍人)という設定と、彼らの軽妙な会話には高いセンスを感じた。ただ、全体的に物語の記述が淡泊で、皇帝暗殺未遂や反乱軍との戦いなどの力が入るシーンでは、もっとページ数を割いて粘り強く描いて欲しかった。この辺は、たぶん根本的な技量が足りていないのだと思うが…。
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中華風王朝と後宮の物語でした。
武官としてたたき上げの小玉がいきなり皇后として後宮入りするところから始まります。
本来なら後ろ盾のしっかりした裕福な女性が後宮入りして、子どもを産んでようやく皇后として立后するはずですが、いろいろ訳あり。
そもそも皇帝はかつての部下。皇帝の遠い血筋とは言え、庶民からいきなり皇帝になった変わり種。
当然後宮も含めて権謀術数渦巻く後継争いも。
そんな世界観の割に読みやすく、若干漫画風味の作風のせいでしょうか。
ある意味大雑把で男らしい小玉は、(皇帝も含め)人たらしが上手くて後宮においても徐々にその人気を高めていく様は、女子高のノリ。
あまりにも皇帝への気持ちがさっぱりしすぎて、一人相撲の皇帝がちょっとかわいそう。しかも床を共にしたのが上司部下時代の泥酔一夜の過ちだけだなんて(笑)。
導入として読むなら納得ですが、まだまだもったいない他キャラがいて、物足りないくらいです。
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彩雲国物語を読んだ後だからか、話に奥行きがないというか、軽く感じました。でもその分サクサク読みやすかったです。個人的には、もう少し恋愛要素があってほしいけど…
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Tさんのお勧め。
えーっと、この感じ、なんだっけ。
会話が軽妙で細かい描写はすっ飛ばして、
軽くて面白い。若い子向け。
ああ、赤川次郎だ。
時代がさがるにつれて、どんどん作品は軽いものになっていくのか。
夏目漱石でさえ、その頃は軟派な読み物だと思われていたぐらいだから。
今の子には赤川次郎でも重すぎるんだろう。
ライトノベル、そういう意味では期待を裏切らない。
戦乱の世の後、思いもよらず皇帝になった男とその上司で皇后となった女。
元職場は軍隊。皇帝の暗殺事件。
ねじれてはいるがドロドロしていない恋愛関係が人気なんだろう。
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かなり面白かった。軽い文体で読みやすい。もう少し甘い展開が欲しい。
カテゴリをラノベにするか時代ものにするか迷って一応時代ものに。中華カテつくるかなあ。
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思いの外ラブ要素が薄く、あっさりとした読み物でした。でも続きを読もうと思うくらいに主人公は好ましかった。
207.5.16
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もう、圧倒されました。
眼からウロコの後宮物語です。
後宮を描いたラノベは正直、多いです。毎月、たくさんのレーベルから無数の後宮小説が出ています。
私、好きなジャンルなので、これまでにたくさん読みました。
でも、こんな後宮小説は初めてです。
後宮というと、皇帝や国王が出てきて、儚げで美しいヒロインがいて、二人の恋愛を描くのが定石です。ヒロインの性格は時により、お転婆だったり負けず嫌いだったりしますが、基本の「可憐な美少女」というのはどの小説も変わらない。
そういう小説しか知らない私には、これはとても斬新かつ新鮮で、驚きの連続でした。
そして、こういう後宮の描き方もあるのかという気づきと、男女の恋愛―この皇帝と皇后のあり様が恋愛と呼べるのかどうかも疑問ですが―には、こういう形もあるのだと納得しました。
敢えて恋愛という言い方をするなら、まさに「究極の大人の愛」かもしれませんね。
後宮小説というよりは、歴史的小説―ファンタジーだとしても―の色合いが濃いと思います。
なので、TLっぽい、いわゆるトキメキ要素を強く望む方には、あまりオススメではないかもしれません。
限りなく硬派な後宮小説です。
ただ、その点がこの作品の強みにも弱みにもなり得るかと思います。
私自身、この凛々しい皇后様の行く末を知りたいという思いと、その一方で、やはり恋愛ものの方が読んでいて面白いなという正直な気持ちがあるからです。
たまに読むなら新鮮で良いのですが、続けて読みたいかというと、そうでもない。そんな感じです。
ラストの数ページは作者の歴史観がよく表れていて、とても共感できます。
「千年先まで名を残す皇后の、最初の一年が終わる。」
最後の一行が深い余韻を残し、これから始まる新たな歴史を想像させてくれます。
素晴らしい作品でした。
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主人公や周りの登場人物の設定がおいしいのに、話が盛り上がりに欠ける。続巻が数巻あるようなので本当に物語の始まりの部分なのかも。今後の展開に期待。
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はーかっこいい女性好きだな~
強くて勉強家とか最強
なんか年齢と立場のせいにしてへんな優しさとか使ってしまう大家は良くないなあ
仕方ないけど
梅花がいてよかったね娘子
コバルト読みの好みに合うお話っぽくてうれしい
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図書館で。なんかなろうっぽい作品だな~と思ったらネットで発表されていたらしい。うん、なんかわかる気がする。ノリが独特で。
ヒロインの好感度がほぼ全方位にマックスでちょっと怖いレベル。ある意味男性向けラノベの可愛い女の子にモテモテハーレムと同じ現象なんだけどこのヒロインもモテてるのが主に女子供ってのが面白い。というわけで彼女にツンケンしているナントカ妃ってのにちょっと興味がわきました。一人残った長男の嫁もあまり懐柔されないで頂きたい。
皇帝さまは今の所あまり良い所ナシなのでどうなのかな~とは思いますがまあパセリみたいなものと考えればそれはそれなのか。続きも借りてみようかな。
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武人上がりの小玉が、元同僚で皇帝の文林の皇后に据えられる宮廷モノ。教科書に載るような人物が抱いていた生々しい感情を取り上げる、というコンセプトで作られた作品らしく、立場に苦労する話と常識を引っくり返しながら進む話が交互に展開する。ロマンスもあるが、これは薄味。そもそも主人公の小玉が良い意味で枯れている。文章は口語調で小気味良い。あまり細かいことを考えず、展開だけ追う方が楽しめるかも。
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元はネットで読んでいた小説なので、内容は知ってはいたけれど。この作者さんの文章が好きなので、購入。
元々は皇后となった小玉の一生が描かれていたお話が、今回書籍化されるにあたり、ほぼ書き下ろしの後宮編となり、ある意味一番辛い時代だなぁ、と。
この物語の結末は知っていても、後宮でどのように過ごしていたのか。興味深いです。
内容がシリアスであろうと、けして深刻にはならない文章。好みが分かれそうだな、と思いますが、私は大好きです。
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物語の序章みたい。
キャラも設定も好みだし
文も読みやすい。
これから大きく動き出したら〜と
期待して続巻も読もう♩
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う〜ん、なんか思ってたのと違うなぁ…という感じ。
さらっと読めるせいか、色んな事件もサラッと進んでしまったので、設定が面白いのにもったいない…と思ってしまいました。とりあえず3巻まで買ってしまったので続きを読んでみます。
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主人公は元軍人の皇后!その気風の良さでグイグイ読ませます。
そこに後宮ならではの政治的味付けも。
いやあ後宮ものって流行っていたんだねえ。