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もう、圧倒されました。
眼からウロコの後宮物語です。
後宮を描いたラノベは正直、多いです。毎月、たくさんのレーベルから無数の後宮小説が出ています。
私、好きなジャンルなので、これまでにたくさん読みました。
でも、こんな後宮小説は初めてです。
後宮というと、皇帝や国王が出てきて、儚げで美しいヒロインがいて、二人の恋愛を描くのが定石です。ヒロインの性格は時により、お転婆だったり負けず嫌いだったりしますが、基本の「可憐な美少女」というのはどの小説も変わらない。
そういう小説しか知らない私には、これはとても斬新かつ新鮮で、驚きの連続でした。
そして、こういう後宮の描き方もあるのかという気づきと、男女の恋愛―この皇帝と皇后のあり様が恋愛と呼べるのかどうかも疑問ですが―には、こういう形もあるのだと納得しました。
敢えて恋愛という言い方をするなら、まさに「究極の大人の愛」かもしれませんね。
後宮小説というよりは、歴史的小説―ファンタジーだとしても―の色合いが濃いと思います。
なので、TLっぽい、いわゆるトキメキ要素を強く望む方には、あまりオススメではないかもしれません。
限りなく硬派な後宮小説です。
ただ、その点がこの作品の強みにも弱みにもなり得るかと思います。
私自身、この凛々しい皇后様の行く末を知りたいという思いと、その一方で、やはり恋愛ものの方が読んでいて面白いなという正直な気持ちがあるからです。
たまに読むなら新鮮で良いのですが、続けて読みたいかというと、そうでもない。そんな感じです。
ラストの数ページは作者の歴史観がよく表れていて、とても共感できます。
「千年先まで名を残す皇后の、最初の一年が終わる。」
最後の一行が深い余韻を残し、これから始まる新たな歴史を想像させてくれます。
素晴らしい作品でした。
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主人公や周りの登場人物の設定がおいしいのに、話が盛り上がりに欠ける。続巻が数巻あるようなので本当に物語の始まりの部分なのかも。今後の展開に期待。
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はーかっこいい女性好きだな~
強くて勉強家とか最強
なんか年齢と立場のせいにしてへんな優しさとか使ってしまう大家は良くないなあ
仕方ないけど
梅花がいてよかったね娘子
コバルト読みの好みに合うお話っぽくてうれしい
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図書館で。なんかなろうっぽい作品だな~と思ったらネットで発表されていたらしい。うん、なんかわかる気がする。ノリが独特で。
ヒロインの好感度がほぼ全方位にマックスでちょっと怖いレベル。ある意味男性向けラノベの可愛い女の子にモテモテハーレムと同じ現象なんだけどこのヒロインもモテてるのが主に女子供ってのが面白い。というわけで彼女にツンケンしているナントカ妃ってのにちょっと興味がわきました。一人残った長男の嫁もあまり懐柔されないで頂きたい。
皇帝さまは今の所あまり良い所ナシなのでどうなのかな~とは思いますがまあパセリみたいなものと考えればそれはそれなのか。続きも借りてみようかな。
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武人上がりの小玉が、元同僚で皇帝の文林の皇后に据えられる宮廷モノ。教科書に載るような人物が抱いていた生々しい感情を取り上げる、というコンセプトで作られた作品らしく、立場に苦労する話と常識を引っくり返しながら進む話が交互に展開する。ロマンスもあるが、これは薄味。そもそも主人公の小玉が良い意味で枯れている。文章は口語調で小気味良い。あまり細かいことを考えず、展開だけ追う方が楽しめるかも。
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元はネットで読んでいた小説なので、内容は知ってはいたけれど。この作者さんの文章が好きなので、購入。
元々は皇后となった小玉の一生が描かれていたお話が、今回書籍化されるにあたり、ほぼ書き下ろしの後宮編となり、ある意味一番辛い時代だなぁ、と。
この物語の結末は知っていても、後宮でどのように過ごしていたのか。興味深いです。
内容がシリアスであろうと、けして深刻にはならない文章。好みが分かれそうだな、と思いますが、私は大好きです。
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物語の序章みたい。
キャラも設定も好みだし
文も読みやすい。
これから大きく動き出したら〜と
期待して続巻も読もう♩
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う〜ん、なんか思ってたのと違うなぁ…という感じ。
さらっと読めるせいか、色んな事件もサラッと進んでしまったので、設定が面白いのにもったいない…と思ってしまいました。とりあえず3巻まで買ってしまったので続きを読んでみます。
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主人公は元軍人の皇后!その気風の良さでグイグイ読ませます。
そこに後宮ならではの政治的味付けも。
いやあ後宮ものって流行っていたんだねえ。
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稀代の女将軍(30歳超)が皇后になる?
設定がおもしろいので読んでみた。
いい歳して(いい歳だから?)ほんのり相思相愛からなかなか進展しない(笑)
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腕一本で将軍まで上り詰めた関小玉は、皇帝になった上官から皇后に指名される。この小玉はとんでもない玉で、後宮に様々な波紋を及ぼす。結構、痛快な話なのだが、皇帝との関係や敵対勢力との戦いの結末など、一筋縄ではいかないところも出てくる。単なるあっけらかんとした明るい話ばかりでないところがいい。
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庶民的?なお妃さま
妃になるより軍人でいたいと思ってて
それを文林に言っちゃったり
文林の文林さんに想いを馳せたり
真面目系かと思ったら
思ったより笑える
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軍の女将軍・関小玉はかつての相棒にして現・大宸国皇帝である文林から後宮入りを頼まれる。
妃嬪が兵を率いて禁軍を動かすことが出来るようになると言われ、渋々引き受けた小玉だが。
後宮入りして一年。文林の都合で、とんとんと後宮の頂点である皇后となってしまい、戸惑いながらも文林の腹の中を探る日々。
そんな中、小玉の寝所の前に豚のあたまが置かれるという嫌がらせが。
煮て美味しくいただく小玉だったが。
田舎の貧乏農家から15歳で徴兵、類稀なる武術の才能で若き女性ながら、将軍職までのぼりつめる、小玉。
文林の頼みをうっかり引き受けて30過ぎての後宮入り。
皇帝と気心は知れている仲のようだけど、主従というか戦友というかな関係だし。
いろいろと今まで読んだ後宮ものとは違っていて、
後宮なので、もちろん女のドロドロな争いはあるものの、あっさり、さっぱり。
小玉が皇后として、養母となって育ててる、赤ちゃんの描写も可愛い。
もう少しあまーい空気も期待したいけど。
男前でいつの間にか彼女に絆されている後宮の女性陣たちにニヤニヤして。
テンポよく読めて、これからどうなっていくのか楽しみ。
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貧農の出で一兵卒から実力だけで将軍に成り上がり、皇帝になった元部下に望まれて後宮に入り、皇后にまで上りつめた関小玉33歳。
歳を重ねたが故の経験と慎重さ。立場が変わり年月が過ぎ、人が変わったようにめ思えるけど、重ねる服が増えただけで本質は変わらないという言葉を受け入れる小玉。
軍人として生きていく覚悟を決めていた小玉が、皇后としてどう生きていくのか。そして夫である文林との関係がどう変わっていくのか、先が楽しみだ。
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表現など全体が薄っぺらく感じ、リズムも合わないのか、読み進めるのが少々苦痛でした。
文体のせいか、読書目線を揺さぶられるように感じて落ち着かない。
はじめましての作家さんなので致し方ないところも多々あるよね、と読んでいくと(わたしもだいぶオトナになったもんです)慣れてきたのかそこまで気にならなくなり、あとはラストまでどどんと駆け抜けられました。
良くも悪くもラノベらしい作品といえる、続きはまぁ読んでもいいかな〜と思うレベル。
作者ご自身が書き物に慣れてきたら、もっと面白くなってくるのかも。
今までにないタイプの皇后さまだし、小玉の性格は嫌いじゃない。
続編もだいぶ出ているみたいなので、もう少しお付き合いしてみます。